こどもが自分の髪の毛を無意識に抜いていたらストレスが原因です。
抜毛症の原因(髪を抜く癖)ってなに?
髪を無意識のうちに抜いてしまう病気、それが抜毛症です。
抜毛症の原因は医療界でもいまだによく解明されていません。
精神的・心理的なことが原因となっている、脳が関係している、というところまではわかっていますが、そういった分野の問題なだけに解明することが非常に難しい病気の1つなのです。
その中でも一番の有力な原因と言われている説が「強いストレス」です。
抜毛症は強いストレスが原因!
抜毛症は強いストレスが原因で髪を抜く癖は防衛本能。抜毛症の原因は、無意識に行われる人間の「ストレス解消」の行為なのです。
強いストレスは人間にとって「毒」です。ストレスによって人間はガンも発症してしまいます。人間は強いストレス下に置かれると、自己防衛本能として、そのストレスを解消しようとするのですが、抜毛症の人はその矛先が手に向かうのです。
手に向かった後、さらにそのストレス解消の矛先が「自分の髪を触る、そして抜く」という行為に繋がり、癖となり習慣化するのが抜毛症です。
子供を例に取って言えば、
子供の中には強い緊張下やストレス下に置かれると無意識に「自分の股間をぎゅっと握ってしまう」「爪を噛む」などの癖、症状が出る子供がいます。このように強いストレス下に置かれた時、それを解消しようとする行為を無意識に行う子供はよくいるものです。
かきむしりたくない。でもやめられない。どうしたらいいの?
2分待てると衝動が抑えられると言われています。
もし2分が長く感じたら、肩を耳につける感じですくめてみましょう。
また何か大切なものを持つといいと言われています。
ぬいぐるみや写真など、自分にとって大切な何かを探してみましょう。
私が抜毛症を克服し、髪を抜く癖を治せた方法は、代わりのものを与える、という方法でした。私の場合、決まって左手がイライラ、ムズムズ、ソワソワ、ウズウズしていました。
その左手が空いていると、無意識のうちに、その手は髪に向かってしまっていたのです。そこで私は持っていた手のひらサイズの「ヒヨコのぬいぐるみ」を家にいる時は常に握っているようにしました。
左手が髪を触りたくてウズウズしてきたら、そのヒヨコのぬいぐるみをぎゅーっと握りこむのです。
しばらく握っていると、髪を触りたい衝動はいつの間にか解消され、落ち着いたのでした。
もっとも、気持ちが落ち着かなったときに髪を1~2本抜く程度ならば、いわゆる癖のレベルなので心配は無用です。ただし、もしも髪の毛を数10分間以上抜き続けるような状態になっていたら、抜毛症に近くなっている可能性も出てきます。抜毛症に限らず、一般に心の病気の予後を良好にするポイントは、できるだけ早期に治療を開始すること。その際は精神科(神経科)を受診し、自身の心理的問題なども含めて相談をされることを、ぜひ検討してみて下さい。
こどもの場合は何も聞かずに抱きしめてあげよう。
ストレスでは?なにかあったのでは?なんて親が考えすぎるのはよくありません。
かきむしろうとしたときにそばにいて抱きしめてあげるだけでだいぶ改善されると私は思います。