湿気が高くなる季節に！炭酸ヘアケアで頭皮をすっきり！！

炭酸の効能の専門的なおはなし

・炭酸ガスには、毛細血管の血流を増加させ、新陳代謝を促進させる効果がある

・お湯に溶けた炭酸ガスは、皮膚を通り抜けて皮下の毛細血管に入って行き、血中に浸透する

・ヘモグロビンが、より多くの酸素を切り離し、毛細血管に流れ込む血液の量を増やす

・炭酸に浸かっている部分の血行が促進され、酸素、水分、栄養が大量に供給され、併せて炭酸ガスを含む老廃物を引き取る量も増える

炭酸水に含まれる二酸化炭素（炭酸ガス）は分子が小さいため、頭皮から真皮や血管に浸透して吸収されます。すると、二酸化炭素の働きで毛細血管中から血管を広げる物質が分泌され、血行が促進されて酸素や栄養素の巡りもよくなります。
さらに、二酸化炭素には油脂を溶かす性質があるため、毛穴や毛根に詰まった皮脂汚れや整髪料のシリコンなどを取り除いてくれます。炭酸水の気泡にも皮脂のクレンジング効果や、毛穴を引き締める効果があるといわれています。
これら二酸化炭素のさまざまな作用から、より健康的な頭皮環境を整えてくれるというわけです。

シャンプー前の予洗いに炭酸水を使う

乾いた状態の髪および頭皮に、まんべんなく炭酸水を振りかけて濡らしていきます。スプレーボトルを使うのもよいでしょう。髪全体を炭酸水で濡らしたら、指の腹を使って、頭皮をマッサージします。これによって浮き上がった汚れをシャワーで洗い流します。炭酸には、皮脂などのタンパク汚れを吸着する作用があり、シャンプーだけでは落としきれない、毛穴の汚れを落としてくれます。

シャンプーに炭酸水を混ぜる

材料／・炭酸水／50ml　・シャンプー剤／2～3プッシュ　・500mlのペットボトル
炭酸水はお酒を割るときなどに使う市販の炭酸水（甘味や香料が入っていないもの）でOK。500mlの空のペットボトルに炭酸水を50mlほど入れ、そこにいつも使っているシャンプー剤を2～3プッシュ加え、ペットボトルに蓋をして泡立つまでよく振ります。これで炭酸シャンプーの出来上がり！

頭皮の状態が悪いのは、毛穴に詰まる角栓や酸化した皮脂、頭皮と毛髪の根元に残るヘアケア剤などが原因。炭酸の汚れ落とし効果でこれらを取り除けば、臭いも消え、自然な立ち上がりも戻る。「トリートメントの有効成分も染みこみやすく、効果が高まる」（和野さん）。

　また、「3日に1回くらい行うと、頭皮のコンディションが改善される」と和野さん。炭酸濃度を高いまま使うには、やや冷たいものか、常温で。マッサージを加えて、血行を促進するのもポイントだ。健康な頭皮は白～青白い。黄色っぽい場合は血行が悪い可能性が高い。頭皮の血行の悪さは白髪や抜け毛などの原因ともされるので、予防のためにも炭酸水を活用してみよう。

全ての生え際（おでこ・こめかみ・えりあし）から頭頂部に向かって、マッサージしていきます。
この時、指の腹を使って、“こする“のではなく、”揉む“ことを意識しましょう。
指を頭皮に当てて、グッグッと押すことが重要です。
こすってしまうと、髪や頭皮がこすれて、抜け毛やダメージヘアを引き起こしかねないので、“揉む”ことを忘れずに！！

シャンプー前に炭酸水で流すことで皮脂などの汚れがよく落ちるのか、普段と同じシャンプーなのに泡立ちが良かったです。洗った後、地肌に風が通るというか、スッキリ・サッパリ感が得られました。

もともと、夜になると頭皮が脂っぽくなって髪が寝やすかったのですが、炭酸水を使うと、ドライヤー後の髪は普段よりふんわり。時間が経っても頭皮がサラっとしていたようです。額は上を向いて流す方がいいかも。

実践した人の話を聞くと、「水道水で洗った時と比べて、すすいだ水のにごり方が全然違う！」という驚きの結果になった人ばかり。その濁った水は、とても見せられないほどだという人までいました。知らないうちに余分な皮脂や老廃物などの汚れがたまっていた、というわけですね。また、洗髪中は、炭酸のシュワシュワ感が気持ちいい、洗い終わった後に爽快感があるなどの声も上がっていました。

材料

・水：250ｍｌ
・クエン酸：小さじ1/2（約2ｇ）
・重曹：小さじ1/2（約2g）