大人女子にうれしい効果たっぷりのゼラニウムは頭皮にも効果抜群なんです。夏のダメージでパサついた頭皮と髪を野菜しい香りで癒してくれます。
ゼラニウムってどんな花？
ゼラニウムは「Pelargonium graveolens」という学名のフウロソウ科の植物。ピンクや白、赤色の花を咲かせる、南アフリカ原産の常緑の多年草です。精油は、主に葉から水蒸気蒸留法により抽出されます。香りはフローラル系に分類されますが、“少しミントが混ざったような香り”や“グリーンフローラル”と表されることもあります。ノートはミドルで香りの立ち上がりはゆっくりと、2～6時間ほど香りが続きます。
主な産地は、フランス、スペイン、モロッコ、エジプト、イタリアなどです。
ヨーロッパでは古くから治癒力に優れた薬草として用いられてきたゼラニウム。昔から家の周りに植えて、魔除けとしていました。今でもヨーロッパの家の窓辺にはゼラニウムの鉢植えがよく見られ、この伝統が現代も受け継がれていることを感じられます。
皮脂バランスや女性ホルモンのバランスを整えてくれる女性の味方。
ゼラニウムには、植物としての効果と、アロマテラピーに用いる場合の効能があります。植物としてのゼラニウムには虫除けの効果があり、ゼラニウム油は殺虫剤として使われます。一方でアロマオイルとしては、女性に嬉しい様々な作用があります。心と体のバランスを整えてくれる調整作用があるため、更年期障害の改善も期待できます。
女性の月経を整えてくれたり、体のむくみが改善され、体内の毒素が排出されていくことによって、美肌効果にも繋がるのです。
気持ちを明るく高揚させる作用もあるので、不安を感じたり、ストレスが溜まっていると感じた時には、香りをかいでみるのもおすすめです。
ゼラニウムの代表的な成分は、バラの香りでもあるシトロネロール、ゲラニオール、リナロールです。これらの成分は自律神経を調整する働きがあり、精神と肉体のバランスを整えます。ストレスに起因する緊張を緩め、不安やイライラなどを鎮めて心身を安定させてくれます。また、ホルモン分泌の調整作用もあるので、生理不順や月経前症候群(PMS)、月経痛、更年期障害など女性の悩みを改善する効果が期待できます。
ゼラニウムは癒しだけではなくて肌にもいい。
皮脂バランスを調整する作用があり、乾燥肌と脂性肌のどちらとも使え、肌に潤いを与えるのに効果があります。また、シミやシワの予防や、肌の若返り効果など、スキンケアにむいている精油です。血行を促進し、顔色が良くなる効果も。
その他、抗菌、抗真菌、抗ウイルス、細胞促進、止血、防虫作用などもあります。
“さっぱり癒される”頭皮クレンジングの仕方。
頭皮クレンジングのやりかた１.ヘアブラシで頭皮と髪を軽くとかす
２.髪や頭皮は濡らさないまま、オイルを頭皮につける
３.クレンジングオイルを、500円玉大くらい手に取る
４.脂が多く出る頭頂部を中心に、髪ではなく頭皮につける
５.指のはらで経絡を流しながらマッサージをする。
●マッサージの方法は「香り＆傷みケアで美人髪を手に入れる」参照
６.お湯でよく洗い流す
７.いつも通りにシャンプー・リンスする週に1～2回行うと頭皮の状態もよくなり、新しく生えてくる毛がイキイキとするばかりでなく、髪全体のつやもよくなってきます。髪を洗う前の頭皮クレンジングをプラスして、美しくつややかな髪を手に入れましょう。
ゼラニウムと相性のいい香りは。
精油をブレンドして使いたい場合は、ゼラニウムと同様に甘い香りがするラベンダー、フレッシュな柑橘系の香りのグレープフルーツやベルガモット、ウッディなサイプレスなどは相性が良いのでオススメです。女性ホルモンを整える効果を期待したい場合には、クラリセージと合わせると良いでしょう。
抗炎症・皮膚弾力回復効果がありスキンケアに効果抜群。
洗面器に熱いお湯をはって、ゼラニウムを数滴たらし、その上に頭からバスタオルを被り、蒸気を顔にあてる！！
美容効果もありますからね♪
必ず目を閉じて行ってください
洗面器でなくても、大きめの鍋でも大丈夫です。
これ以上手軽にと言われても、逆にこれ以上手軽なのが他にあるのか…という感じです(;^_^A
あとは精製水とエタノールとゼラニウムを混ぜて手作り化粧水とかですね
バラと共通の香りを含んでいるため、他のハーブに香り付けにブレンドされます。ゼラニウムは、精神を高揚させる効果があり、アロマバスやバスソルトとして、またコンディショナーとして髪に使用します。抗菌、抗炎症、皮膚弾力回復効果があり、スキンケアとして利用できますが、著しい効果があるため、アトピーの方や敏感肌の方はごく少量を塗布してテストをしてから使うことをおすすめします。いずれの使用方法にせよ、摂取量は表示されている量をきちんと守るようにします。