頭皮の皮脂って悪者扱いばかりされていませんか?実は皮脂も頭皮を守るために役立っているんです。問題は過剰に分泌されてしまった皮脂。適度な量の皮脂は必要なんです。
頭皮の皮脂と言えば悪いイメージを持つ人が多いのではないでしょうか?
頭皮のニオイの原因、髪のベタつきの原因、抜け毛の原因など。
でも皮脂だって役に立っていることがあるんです。
「皮脂」・・・根っからの悪者ではないようです。
皮脂は、脂腺細胞が合成する脂質成分で、主成分は中性脂肪(トリグリセリド)です。皮脂が大量に合成され、細胞内部に蓄積しきれなくなると、脂腺細胞が崩壊し皮脂が皮脂腺内腔に放出されます。毛穴を通って皮膚表面に分泌された皮脂は汗と混ざり、皮膚表面を覆う皮脂膜を作ります。
皮脂というのは頭皮の毛穴から分泌されるものですが、これは体内の中性脂肪を始めとする脂肪が多ければ多いほど体外に排出されます。
皮脂は脂肪細胞が集まった脂質成分で色々な成分が混じっているのですが、その中でもトリグリセリドという中性脂肪が多くを占めている油みたいな物です。
髪の毛がベタベタとするのは、頭から分泌された皮脂が原因。元々、頭には多くの皮脂線が集まっており、油っぽい皮脂をどんどん分泌しています。その量はなんと、Tゾーンの3倍。
髪や頭皮のベタつきは、皮脂が過剰分泌され髪の毛に付着することが原因です。
頭皮にびっしりついた皮脂こそ、毛穴を詰まらせて抜け毛を招く原因になります。抜け毛が気になるのであれば、頭皮を良く洗い清潔に保ちましょう。
毎日シャンプーをしているのに、髪がベタついたり、頭皮が脂っぽくなってしまったりすることはありませんか?抜け毛が多いという方は、その頭皮の脂っぽさが原因で、抜け毛が起こってしまっているのかもしれません。
一般に「皮脂=悪者」と思われがちですが、本来皮脂は皮膚の乾燥を防いで健康な状態を保つうえで欠かせない成分です。
適度な皮脂は頭皮を守るために必要なものです。その皮脂が不足すると頭皮が傷ついたり乾燥したりしてしまい、その結果、かえって過剰に皮脂が分泌されてベタつきや臭いが悪化するという悪循環になってしまいます。
皮脂も取れば補充されるし、いつも取り過ぎていると皮脂腺が肥大化して大量に皮脂を分泌するようになります。取ることで自ら皮脂の分泌を増やしているのです。
頭皮の皮脂は、悪いイメージを持たれがちです。
頭皮のニオイの原因、髪のベタつきの原因、抜け毛の原因として扱われています。
しかし適した量の皮脂は、頭皮を保護するために必要なものです。
過剰な皮脂が頭皮トラブルを招く原因なのです。