「心の問題がどうして髪の毛に?」そう疑問に思うこともあるかもしれません。たとえば、ストレスでお腹が痛くなったり、手に汗をかいたり、心臓がドキドキすることってありますよね。このように「あなたの感情」と「体の状態」は、しっかりと連携をしています。でも安心してください。ストレスによる白髪は治るんです。原因とケアの仕方をまとめてみました。
先に結論を言ってしまうと、ストレスと白髪はとても深いつながりがあります。あなた自身の白髪も、もしかしたら「ストレス」が原因になっているかもしれません。
ストレスを感じると白髪は増える。
「心の問題がどうして髪の毛に?」そう疑問に思うこともあるかもしれません。たとえば、ストレスでお腹が痛くなったり、手に汗をかいたり、心臓がドキドキすることってありますよね。このように「あなたの感情」と「体の状態」は、しっかりと連携をしています。あなたがストレスを感じている時、体はあなたのことを守ろうとして、体をギュッと緊張させます。すると、血管も細く縮まってしまい、血流が悪くなってしまうのです。
もともと髪の毛は白髪をしているのですが、頭皮にある「メラノサイト」という色素工場があなたの髪を黒く染色してくれています。けれど、ストレスで血流が悪くなっていると、メラノサイトに栄養が届かなくなってしまい、だんだんと働きが弱くなり、髪に色味をつけることができなくなってしまうのです。
髪の毛が黒いのは、メラニン色素によるものです。
メラニン色素を作るメラノサイト(色素細胞)は、もともと人間の神経細胞から分化したもの。だから、メラノサイトは神経細胞と同様に、精神的な影響をとても受けやすいのです。
そのため、心労やストレスが多い生活を続けていると、メラノサイトの機能が低下して、白髪になりやすくなります。
普通の白髪と違ってストレスによる白髪は治せるんです。
「まだ若いのに、このまま白髪がのこってしまったらどうしよう。」そんな不安もあるかもしれません。けれど、ストレスが影響して白髪になったものは、ストレスを解消することで、黒髪に戻すことができます。ストレスによる白髪は、一時的にメラノサイトがとまっているだけ。ストレスによって滞っている血流を元に戻してあげれば、再びメラノサイトに栄養が届くようになり、再び髪に色味をつけることができます。
夜更かしは髪に最もダメージを与える!?ストレスには自分で感じられるものもありますが、今の時代は、自分で気づかないストレスに蝕まれていることも。
その中でも、髪に最も大きなダメージを与えるのが「夜更かし」によるストレスです。というと、「私は夜型人間だから、夜更かししても大丈夫。
睡眠時間も足りてるし…」などと思う方がいらっしゃるかも知れません。でも、問題は睡眠時間にあるのではなく、夜遅い時間帯に起きていることにあるのです。
なぜならば、人間はそもそも夜行性ではなく、昼行性の生き物だからです。
この時間帯には眠っているのが理想的です。10時は無理でも、12時には寝たいものですね。
ストレスがあっても白髪になる人とならない人がいる?
「いやいや、そうは言っても、私よりストレスを抱えている人が白髪になっていないのはどうして?」そんな不満を抱えているかもしれません。けれど、ストレスによって、血流が悪くなるということは、みんな平等です。白髪にならない人は、もしかしたら生理不順になっているかもしれないですし、冷え性になっているかもしれません。もっと進行していれば、ガンや命に関わる体の不調として表れているかもしれません。
このように、体の血流が悪くなっている時は、あなたの命とは関係のない場所(髪の毛・生殖機能)から、栄養を回すのをストップします。ストレスによって影響が出る部分は人によってさまざま。けれど、共通しているのは、必ず命とは関係のない部分に不調を出して、体はあなたに合図を送っているのです。
受験勉強、就職活動など、「一時期限定」のストレスは、睡眠がとても有効です。毎日の「考え事」は、すべて寝ているあいだに、脳の中で整理整頓をしています。様々な感情や、たくさんの情報をは、寝ている間に、「必要なもの」と「いらないもの」に、脳が振り分けて、きれいに整理整頓をしてくれているのです。
7時間以内の短い睡眠が続いていると、心の中の片付けがうまくいかずに、たくさんの感情でぐちゃぐちゃになってしまい、気持ちもマイナスに傾きがちです。そんなときは、7時間ほどのしっかりとした睡眠時間を確保することで、自然と心の中が整理され、ストレスを軽減しやすくなります。
ストレスを改善して黒髪に復活する為の3つの秘訣
1.「ストレスをなくそう」と思うことを辞める
2.7時間睡眠を意識して、心の中をキレイに片づける
3.日記を書いて、自分の一番の相談相手になる
恐怖体験で一夜にして白髪になることなんてあるの?
黒髪が、一日で白髪になることって、本当にあるの?王妃マリーアントワネットが死刑を宣告された時、
ショックのあまり、一夜で白髪になったという有名な逸話があります。また、江戸川乱歩の小説『白髪鬼』にも、一夜にして白髪になった男が登場します。
こうした話は、現実にありえるのでしょうか?
結論から言うと、黒髪が一夜で白髪になるのは、科学的にはありない話。一夜にしてメラニン色素が破壊されることは、理論的にはありえません。
白髪予防に役立つ食べ物あります。
白髪の原因はいろいろありますが、ストレスなどで血行が悪くなると白髪になりやすくなります。
そのため、“体を温める食べ物”は、血行を良くするので、白髪の予防に役立ちます。その代表選手は、冬に自然環境の中で収穫できる作物──
たとえば、根菜類、柿、ニンニク、栗、サツマイモなどが挙げられます。一方、南方で採れるマンゴー、パパイヤなどのトロピカルフルーツは、体を冷やすので、摂取しすぎは避けたほうがいいでしょう。
また、体を温める食べ物でも、唐辛子は注意が必要です。刺激物なので、合う体質の人と合わない体質の人がいるためです。
もうひとつ、白髪予防には、黒ごま、黒豆、ひじきなど、“黒い食べ物”もオススメです。こうした“黒い食べ物”は、腎臓系を強くすると言われています。