かゆみの原因菌はカビ!?原因と対策

かゆみが強く、フケが多いという方はご用心。もしかしたらその原因はカビかもしれません。

頭皮にカビ!どうしてそんなことに・・・

カビと聞いて驚く人は多いはず。
普通にシャンプーして不潔にしていなければ、カビなんて発生するわけない!と思っていませんか?
でも、カビって意外と身近なことなんですよ。
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頭皮に発生するカビの正体は・・・

「フケ原因菌」は皮脂を食べて生きるカビの一種で、誰の頭皮にも住んでいます。癜風菌(でんぷうきん)ともいわれ、皮脂腺が多い頭皮はもちろん、顔、胸、背中などにも好んで住みつきます。
癜風菌というカビが原因です。ただこの菌は元々は皮膚の常在菌で毛孔・皮表に存在します。成人ではほぼ100%検出できるとも言われ、弱い菌であまり病原性はありません。
頭部や顔面に発症する場合では、脂漏性皮膚炎との関連があると言われています。
誰の皮膚にもある菌なのに、どうして繁殖してしまうのでししょうか?

癜風菌を増やさない方法

①体質的に皮膚が菌に弱い、②汗をかきやすい、③皮膚が脂っぽい等があげられる。従ってスキンケアとしては清潔・乾燥が重要。
フケが出るから」といってむやみに何回もシャンプーするのはかえって逆効果。必要以上に皮脂を落としてしまい、かえって皮脂が増える要因に。清潔にすることは大切ですが、”適度に優しくシャンプー”を心がけましょう。

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シャンプーを見直してみましょう

皮脂が菌の栄養になってしまうとわかっても、とりすぎはかえって脂を増やす原因になってしまいます。シャンプー選びや正しいやり方を紹介します。

・フケがある痒みのとき

フケを伴うかゆみには薬用シャンプーを使います。薬用シャンプーは、炎症やかゆみを抑える成分を含んでいます。乾燥したフケの場合は低刺激性の抗菌シャンプー、脂っぽい脂漏性のフケの場合は、洗浄力と抗菌作用のあるシャンプーをそれぞれ選ぶと良いでしょう。

特にベタベタしたフケの場合は、「フケ原因菌」の増殖を抑える成分が配合されているものをおススメします。
シャンプーのすすぎ残しがあると、頭皮や毛根を痛めてしまいます。かと言って、頭皮の皮質をすべて洗い流すと皮脂が過剰分泌してしまいます。
つまり、皮脂がある程度残っているのが好ましいのです。そこで、低刺激で皮脂をある程度残した状態で汚れを洗い流せる洗髪力のあるシャンプーがよいでしょう。
水だけでも髪や頭皮の表面の汚れはほとんど取ることができます。
シャンプーに頼る前にまずはしっかりとすすぎをしましょう。
では、どのくらいの時間で頭皮の汚れは落ちるのでしょうか。
乾性フケは3~5分、ぬるめのお湯で汚れのみ落とす
乾性フケは頭皮の乾燥が原因の為、必要な皮脂をなるべく落とさないことが最も重要です。
必要な皮脂を落とさない方法は、熱すぎるお湯で洗髪しない
頭皮マッサージをする場合、絶対に強く揉まない
洗髪時間をなるべく短くする。
フケがひどい場合はシャンプーなし、あるいは、洗髪そのものの回数を減らす

洗髪前に3~5分程度シャワーだけで、頭皮を洗い流して下さい。
もし、乾性フケがひどい場合には、洗髪自体の回数を減らして下さい。
また、シャンプーを使わずに洗髪だけで済ますと治る場合があります。

脂性フケは5~10分程度、しっかり頭皮マッサージをする
脂性フケの原因はマラセチア菌の栄養となる皮脂です。
特に洗髪では余分な皮脂を落とすことが最も重要です。

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