やわらかく、健康な頭皮を保つことが髪の毛には大切な事です。ここでは、頭皮の血行をよくするため、マッサージで刺激したいツボについてお伝えします。
揉む・押すを意識してマッサージすることが大切です。
頭皮マッサージは、頭皮を揉みほぐして血行を促進するとともに、頭にある育毛のツボを刺激して、抜け毛を防ぎ、発毛を促進につながりますので、積極的に対策に取り入れましょう。
東洋医学のツボ療法には、白髪や薄毛を解消する効果もあります。頭皮にも全身の器官と対応する「反応点」があり、体の不調がある器官に対応した部分に白髪や薄毛が起こるということがあります。
顔のたるみの予防にもなります
顔と頭皮は、一枚の皮膚でつながっています。では、頭皮がカチカチに凝っていると、顔にはどんな影響があるのでしょうか? 凝り固まって血行が悪くなった頭皮は、筋肉が弾力を失って垂れ下がった状態となり、下へと引っ張られます。それが、顔のたるみとなってあらわれるのです
人体には体の不調を治すツボが365個あります。体の器官になんらかの不調があるとき、それぞれの器官と対応する皮膚上の一点を押すと痛いという反応が起こります。それによって、体のどの部分に不調をきたしているかがわかるのです。
両手のひらで包むようにして頭をもみほぐします。マッサージに使うのは小指以外の計8本。小指は角度的に頭皮に爪が当たってしまいやすいので使わないようにすると頭皮を傷つけてしまうリスクが減ります。そして8本の指の腹で、優しく下から上に持ち上げる感じでマッサージしましょう。頭皮は敏感なので強く押したりしてはいけません。ゆっくりと力を入れて気持ちがいい程度がいいでしょう。
頭をブラシなどでたたくのも効果的です。ただし力を入れすぎるのはよくありません。ツボマッサージは力まかせに押すのではなく、気持ちがいいと感じる強さで行うようにします。
頭のてっぺん、眉間から頭頂部にかけてのラインと、左右の耳から頭頂部にかけてのラインを結んだところにあるツボです。この部分への刺激は、血行をよくして、自律神経のはたらきを安定させる作用があります。指の腹を使い、まっすぐ体の芯に向かって力を入れるように刺激しましょう。
抜け毛予防、血行促進、ストレス緩和、頭痛や不眠の改善など
頭頂部の中心にあるツボです。健康のツボとして有名です。探し方は両耳からまっすぐ頭頂部に向かってなぞり、眉間から頭頂部に向かった線が交差する所です。両手の中指を重ねて、ゆっくりと押し込みましょう。
首の後ろ、髪の生え際にある2本の太い筋の外側にあるくぼみです。首や肩のコリをやわらげ、むくみを抑えます。また、イライラをしずめる作用もあります。親指を使って、気持ちいいと感じるくらいの痛さで刺激しましょう。
頭痛、肩こり、抜け毛、疲れ目、ストレスなどの改善など
百会と並んで万能ツボで有名。探し方は、首筋の中央で、うなじの生え際のくぼんだ位置を見つけます。そこからうなじに沿って外に向かって指をずらすと太い筋肉がありますので、その外側です。手のひらで頭を包むようにして親指で指圧しましょう。
天柱から、指2本分外側にずらした部分にあるツボです。血行を促進して、肩こりや頭痛の症状をやわらげるのに役立ちます。天柱と同じように、親指で痛気持ちいい程度に刺激しましょう。
血行促進、頭痛緩和など
天柱からさらに外側に指1本分。こちらも天柱と同じく親指で押し込みます。
耳の上の髪の生え際にあるツボです。耳をふさぐように折った時に、先端がくる部分にあります。このツボは、頭部の血流をよくする作用があるといわれています。頭全体を包み込むようにして、親指を角孫に当て、頭の中心に向かってゆっくりと押しましょう。
頭痛、血行促進、抜け毛予防、目や耳の病気予防など耳のすぐ上の生え際のくぼんだ位置にあるツボです。
テレビを見ている時や、オフィスでの休憩時間に、リフレッシュをかねて軽くマッサージするのもオススメです。今日からできるたるみ対策として、ツボを刺激する頭皮マッサージを習慣にしてみませんか?