増えすぎだろ!!ヘアカラーで皮膚障害の報告が多すぎる。

黒髪の人が少し珍しいと思うくらい、現在はヘアカラーはよくあることです。自宅でヘアカラーが出来たり、身近だからこそトラブルが急増しているんです。思っている以上に深刻な皮膚トラブル。

ヘアカラー皮膚トラブル 5年で1000件も!

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カラーリング剤などで髪の毛の色を明るくしたり、白髪を染めたりする「毛染め」によって、「ただれ」などの皮膚障害が5年間で約1000件寄せられていることがわかった。皮膚トラブルを防ぐためにはどうすればいいのだろうか。
よしき皮膚科クリニック銀座・吉木伸子院長は「ヘアカラーによるトラブルは、大きく分けて2種類ある。1つはアレルギーによるもの。もう1つはアレルギーではなく、単に刺激によるかぶれのようなもの。アレルギーの場合は非常に強い反応が起こるんですが、顔の方まで目が開かないぐらいまではれたり、非常に激しいアレルギーを引き起こすことがあります」と話す。

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目が開かないくらいのアレルギーを引き起こすことがあるんですね。

黒髪の人が珍しいと思うほど、ヘアカラーは定着しています。

自宅で出来るヘアカラーをしている人も多いですよね。

みんなやっているから・・・と安易に考えないでしっかり注意する必要があります。

意外と知られていない?カラーリング剤には2種類ある。

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カラーリング剤は大きく2つに分けられる。一つは「化粧品」に分類されるもの。ヘアマニキュアに代表される「染毛料」。髪の表面だけが染まるので色落ちはしやすいが、アレルギー性の皮膚炎は少ないとされている。

 もう一つは「医薬部外品」に分類されるもので、主に「ヘアカラー」「白髪染め」と呼ばれる「酸化染毛剤」。髪内部の色素を分解し中まで染めるので色持ちが良いのが特徴だが、染料にはアレルギー性の皮膚炎を引き起こしやすい物質も含まれている。カラーリングによる皮膚トラブルの多くは、「酸化染毛剤」を使った事例で寄せられているという。

皮膚トラブルの報告が多いのはヘアマニキュアではなく「酸化染毛剤」を使ったヘアカラーや白髪染めだそうです。

酸化染毛剤とはどんな成分?

酸化染毛剤

酸化染毛剤:酸化染料がコルテックス内で、過酸化水素水による酸化重合反応を起こし、色素を発生させる。

特徴
・色は2~3か月持続する。
・黒色の毛髪も明るく染毛できる。
・人によってはかぶれることもある。(そのためパッチテストが必要。)
・紫外線による退色がある。
俺たちがよく使っているのがこの酸化染毛剤です。通常ヘアカラーというと、酸化染毛剤を指します。

パッチテストの必要性。

この場合、以前使ってたことがある化粧品だから大丈夫だろうと思っても、その体調によってかぶれることもあります。

女性は生理の前後など、ホルモンバランスで肌が敏感になったりする場合もあります。
やはり一度化粧品でかぶれた経験のある人は、パッチテストを行う方が安心ですね。

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かぶれの原因を調べるために行う検査です。

アレルギーには1~4型があります。そのうち皮ふに関与するアレルギーは主に1型と4型です。1型は即時型アレルギー、4型は遅延型アレルギーと呼ばれます。簡単に言うと、じんま疹は1型アレルギー、接触皮膚炎(かぶれ)は4型アレルギー、アトピー性皮膚炎は1型+4型アレルギーと考えられています。
このうち4型アレルギーの診断に必要な検査がパッチテストです。皮ふに原因と考えられる物質(かぶれるもの)を貼付して、皮ふの反応を調べる検査です。

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以前使っていたことのあるものでも体調やホルモンバランスによって

かぶれが出たり、アレルギーあ出たりすることがあります。

パッチテストは自分を守るために必要な検査です。

パッチテストの正しい方法。

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背中、二の腕内側の正常な皮ふに、かぶれを起こしていると考えられる物質(例:化粧品、植物、石けんなど)を付けた試験紙付きのフィルム(パッチテスター)を貼ります。
このまま48時間は貼り付けたままにします。 2日目(48時間後)に再診してもらい、パッチテスターを剥がします。テスターの刺激反応が消えるまで30分待ち、結果を判定します。
判定は2日目(48時間後)と3日目(72時間後)に行います。可能であれば1週間後にも判定を行います。
判定は反応の強さに応じて5段階で行います。