片方の髪の毛ばかりハネてしまう・・・それって実は自分だけの問題ではなく日本人の半数が悩む課題だったんです。ハネにはちゃんと理由があったんですよ。理由さえ分かればマスターしやすい!
片側の髪だけハネる。こんな悩みありませんか?
私はなぜかいつも右側の髪の毛だけ外側にはねています。
左側はしっかり内側に向いていています。
前から少し気になっていたのですが、最近になってものすごく気になり始めました。
この間美容院にいったのですが、「直せますか」と聞いたところ、「つむじが関係しているからあまり変わらないかもしれない」と言われました。
ですが美容院に行って2日は、綺麗に右も左も内側向きだったので、かなりテンション上がっていました。
だけどその日髪の毛を洗ったら、また戻ってしまいました。。
夜ドライヤーで時間をかけて直していますが、朝起きるとまた戻ってしまっています。
これって実は日本人の2人に1人が悩んでいる問題だった・・・!
あなたの髪はどちら側にクセがつきやすいですか?片方はいつもきれいな内巻きなのに、なぜかいつも右側だけクセがついてしまう…という人はいませんか?実は日本人の約半分以上の人が「髪の右側にクセがつきやすい」のです。 その理由は、一体何なのでしょうか。
右側がハネるのには明確な理由があった!
この髪の片方だけにクセがついてしまう原因は「つむじ」にあります。 日本人のつむじの約60%もの人が「右巻き」になっているというのです。髪の毛は、頭頂部は前向きに生え、それ以外の部分は下向きに生えています。つむじから毛の流れが始まり、この流れが毛先の向きを決定づけます。
右回りに生えていると、左側の根本は立ち上がりやすく、逆に右側の根本はつぶれがちに。根本が潰れると毛先がはねやすくなるのです。
このくせは、パーマにも悪影響を与える?
このつむじからの毛流の影響はハネだけでなく、パーマにも影響します。 どちらか片側だけとれやすい、という人は美容師の失敗がなければつむじからの生えクセのせいと考えてもよいでしょう。きついパーマの場合はそれほど影響はありませんが、ゆるいパーマ、ふわっとしたパーマだとクセの影響からセットが難しくなってしまいます。
パーマのかけなおしはお金がかかってしまうので、クセがひどい人は施術前に相談するようにしましょう。
つむじってなんのためにあるの?
髪の毛が毛穴から真っ直ぐに生えてしまうと、直射日光を頭皮に浴びてしまったり、衝撃から頭皮を守りにくくなってしまいます。そのため、つむじを中心に一定の方向に毛を生やすことで、頭全体を毛で覆い、ものにぶつかっても毛で滑りやすくして怪我を防いでいると考えられています。また、毛に流れがあると雨水や埃を落としやすく、人体にとってとても合理的な仕組みとなっているのです。
ハネを抑える方法は??
ハネをおさえるためのスタイリングのコツは「ドライヤー」にあります。 ハネるのが嫌だからと前からドライヤーを当て続けるのは実はNG!まずは、後ろから前、下から上へ髪を引っ張るように持ち上げながら髪の根元から繰り返し風を当てます。
自分ひとりだと後ろからドライヤーを当てるのが難しい、という場合はおじぎをするように頭を下にしてドライヤーをかけてください。
髪の根本が乾けば、あとは顔周りを丸く囲むようにして髪の中間から下を乾かします。 髪のハネをなおそうと毛先ばかりにドライヤーを当てたり、乾いたあとにコテだけで何とかしようとしてしまいがちですが、毛の流れがクセを作っているのでこの方法は意味がありません。
同じように、くるくると毛先を巻きながら乾かしても結局毛はハネてしまいます。
空気を送り込むように手ぐしで地肌の近くに指を入れながら乾かしてください。
すると、生え際の毛がしっかりと立って、内巻きになりますよ。
ドライヤーのかけ方のポイント。
まずは毛先ではなく、髪の根元を濡らします。
毛先だけ濡らしてもハネは直らないので注意!
寝ぐせ直し用ミスト、なければ普通のお水でOKです♡
たくさん濡らしすぎると乾かすのが大変なので、ミストがない場合は、霧吹きで根元にだけ吹きかけるといいですよ♪
ドライヤーで乾かすときは、髪の根元を立ち上げるようにして温風を当てるのがポイント!特に、ハネるということは、髪の根元が逆方向につぶれてしまっているということなので、ドライヤーを逆さから当てて、しっかり正しい方向にクセ付けしましょう。
根元の処理をしないで、コテなどで毛先を直してしまうと、そのときはいいけど、あとからくるんっと反対方向になってしまう可能性もあるので気をつけて。
「一言で表すと、『後ろから前に乾かす』ようにしてください。ドライヤーを前から後ろへ、風を顔に向けるように髪にあてていませんか? そうではなく、首のほうから前に向かって風をあてましょう。髪が顔へかかりますが、それでOK。
右手でドライヤーを持つときは左手で後頭部の左側を乾かします。このとき左手で、後頭部から顔に向かって軽く指ですくようにスタイリングすると、よりまとまりやすくなります。逆側も同じように。
続いてサイドの髪を乾かします。左手でドライヤーを持ち、そのまま左サイドを乾かします。右側も同様に。髪が顔にかぶるようなイメージで乾かしましょう」
つむじなんてなかったらいいのに。なんて思ってしまいましたが人体に無駄なものがないって本当ですね。
ちゃんとつむじにはつむじの理由がありました。