アメリカで2001年に登場し一気に注目を集めた、“no poo”(ノープー)という言葉を知っていますか?これは「シャンプーをしない」という意味のスラングです。ハリウッドセレブもハマっているノープー生活、あなたも始めてみませんか。
◆ミランダもやっている♡ノープーってなぁに?
アメリカで2001年より造語として登場し一気に注目を集めた言葉、“no poo”(ノープー)という言葉を知っていますか? これは「シャンプーをしない」というスラングです。この言葉が誕生したのはシャンプー成分が体に有害だと多くのアメリカ人女性が気付き始めた背景があったからでしょう。そして現在に至るまで、知る人ぞ知るノープー族が結構アメリカにもいるということがわかります。
◆なんでノープーがいいの?
食品は無農薬や添加物のないものを選んで食べているあなたでもスキンケアー用品に関してはCMやボトルのデザインだけで選んでしまう、はたまたナチュラルという言葉を信じて購入している等、宣伝文句を鵜呑(うの)みにして使っていませんか?そんな方にあえて言いたいのです。あなたの今使っているシャンプーを飲むことができますか?…と。食品もスキンケアー用品も体内に入ることは同じです。食べることができないものを、皮膚を通してなぜ体内に入れることができるのでしょうか?
◆汚れは落ちるの?
汚れは落ちるの?お湯そのものにも洗浄力があります。また、もっとも落とす必要がある皮脂などは水でほとんど落とすことができます。お湯の温度が高くなるほど洗浄力が上がり、40度以上になるとシャンプーと同じレベルの洗浄力を発揮します。そのため、湯シャンを実践するときは皮脂を落とし過ぎないよう、温度を低めに設定する必要があります。
◆続けるとごんな効果があるの?
この方法を続けると、頭皮や髪に必要な皮脂や保湿成分が洗い流されずに残ります。すると、以前なら皮脂分泌のために消費していた栄養などが髪に供給され、頭皮が活性化します。また、丈夫な髪は健康な頭皮に生えるといわれています。湯シャンの効果で活性化された頭皮から丈夫な太い髪の毛が生えやすくなります。そのため、抜け毛や薄毛予防にも期待できます。
◆日本人の黒髪にあったノープーのポイントは?
日本人にあったマイルドな方法をご紹介します。
ノープーもいきなりするとべたべた&ごわごわになるので要注意!
マイルドな”ノープー”とは?まず、重曹小さじ1杯をお湯1カップによく混ぜ、洗髪します。その後、お湯2カップにりんご酢1/4カップを入れた“リンゴ酢湯”でリンスします。りんご酢の量は、お好みで調整してみて下さい。
重曹を使うと髪がアルカリ性になり、キューティクルが開くので髪に“きしみ”が生じるのですが、それを中和するために酸性のりんご酢を使うことが必要。キューティクルが閉じ、髪の毛がなめらかになります。
これならば実践できそうですね。とはいえ、普段シャンプーとリンスをしている方にとっては、なんとも物足りない髪の仕上がりに。その上、本来備わった自然の頭皮へ正常化するのに数週間かかるので、本当にノープーのよさを理解するには、しばらく我慢が必要かもしれません。
いくら髪と頭皮が健康になっても、毎日整髪料を使う方にはこの方法をオススメできません。お湯で皮脂は十分に取れますが、髪につくヘアムースやワックスは落ちないからです。整髪剤を使う方や、もともとオイリー頭の方は、ノープーを実践すると“かゆみ”、“ベタつき”、“ゴワゴワ感”などに悩まされると聞きます。
◆洗髪に関する実は・・な真実。
その後はテレビを利用したキャンペーンが行われ、シャンプーは毎日するものというPRがなされました。1970年代ファラ・フォーセットが出演したシャンプーのコマーシャルなどがそれにあたります。
そう思うと毎日洗髪するほうが不自然?
カーリーなヘアの女性たちは、もともとシャンプーの回数が少ないと言われていました。ストレートヘアに比べ、乾燥しやすい髪質の彼女たちは、毎日シャンプーしてしまうと髪の毛が爆発してしまうため、毎日シャンプーはしていなかったのです。また、シャンプーに含まれる化学薬品を避けたいと望む自然派コスメファン、プラスチック容器に含まれる製品をなるべく買わないようにしようとするエコ・フレンドリーな人たち、シャンプーを買わないことで、シャンプー代を節約しようとする人々もいます。アメリカも最近不景気続きなので、そういう人も少なくはないのです。
◆ジェシカシンプソンもノープー。
ジェシカ・シンプソンは、ヘアドレッサーの「髪の毛を洗いすぎないように」とのアドバイスをうけて、ノー・プー生活をスタート。今ではジェシカがシャンプーを使うのは月に1,2度で、あとはずっとノー・プーだそうです。このことが報じられた時は、「ジェシカの髪は汚いのでは」と話題になったのですが、ジェシカは、シャンプーをしていない期間には、帽子を被ったり、香水を付けたりするなどして、見苦しくなることを防いでいると言われています。
◆ノープーな日本人。
髪色の明るいモデルさんなんかに多いみたいです。
皆さんもご自分に合った頻度でノープー生活始めてみませんか?