マラセチア菌は、頭皮の皮脂を栄養素にしている菌です。菌がいるのは特に問題がないのですがそれが増えすぎるとフケやにきびの原因になるんです。きれいな髪は頭皮環境からきちんと整えていきましょう。
知ってる?マラセチア菌。
マラセチア菌は、頭皮の皮脂を栄養素にしている菌です。そのため、皮脂の分泌量は、生活サイクルや体質、食生活などのさまざまな要因で増減しますので、過剰に皮脂が分泌されると、その菌が異常に繁殖してしまいます。また、マラセチア菌は、脂肪酸という肌に刺激を与える酸を排出します。そのため、マラセチア菌が異常に繁殖すると、肌への刺激が強くなり、新陳代謝のサイクルが崩れる要因になります。
もちろん、同じような生活をしていても、フケが増える人とそうではない人がいます。これは、元々の皮脂の分泌量やマラセチア菌の量、肌質の脂肪酸の刺激を受けやすさが影響しているのです。
マラセチア菌はアクネ菌等と同様に日頃から皮膚に住みついている常在菌の1つです。アクネ菌と同じく皮脂分解酵素のリパーゼを分泌し、皮脂を遊離脂肪酸とグリセリンに分解、遊離脂肪酸が酸化されると毒性のある過酸化脂質に変化し、炎症へと発展するのです。
マラセチア菌にはマラセチア・ダーマティス、マラセチア・シンポディアリス、マラセチア・グロボーサ、マラセチア・ファーファー、マラセチア・レストリクタの5種が存在します。
このうちマラセチア・ファーファーは毛穴に侵入した時点で異物と認識される性質があり、すぐに免疫反応による炎症が発生します。
頭皮の湿度に気をつける(ぬらしたまま放っておかない)
ストレスをためすぎない。
偏った食生活を送らない
上記のことに気をつけましょう。