毎日のシャンプーの後にするトリートメント。自分以外の人がどんな風にしているのか意外と知りませんよね。自己流の方が多いと思います。実は、シャンプーの後にタオルドライをするというヘアケア常識知っていました?意外と知らないことも多いトリートメントの仕方をまとめてみました。
白髪、細毛や薄毛・・・40代に入った頃よりこんな悩みを持つ女性がふえています。
白髪を隠すためのヘアカラー、ボリュームアップ目的のパーマ等を施すことにより、髪はダメージを受けパサパサになり、さらに老けた印象になってしまいます。また、間違ったトリートメントの使い方で、抜け毛や薄毛の原因になることもあるので、髪のトラブルのメカニズムを理解し、状態に合ったトリートメントを行い、ツヤ髪を育みましょう。
トリートメントの意味。
トリートメントの一番の目的は、「水分と油分を補う」こと。毛髪の理想的な水分量は12~13%なので、シャンプーしながら髪に水分をしっかりと含ませ、油分でコーティングしてあげます。
ドライヤーの熱などからの乾燥を防ぎ、同時に枝毛・切れ毛も防ぎます。
トリートメントの選び方。
トリートメントは自分の髪の状態で選ぶのが一番です。髪が細く、ボリューム感が出にくい場合は、ハリやコシの出て、サラサラになるトリートメントを選びましょう。また、カラーリングを繰り返してごわついてまとまらない髪は、保湿力があってまとまった仕上がりになるトリートメントをお勧めします。
ヘアケア製品には、「さらさら」「しっとり」「カラーリング用」「パーマ用」「ふけ・かゆみ用」など、さまざまな効果をうたったものがあります。基本的には、シャンプーとトリートメントは、同じシリーズを選んだ方がよいでしょう。商品を開発する際、その効果はセットで使うことを前提に考えられているからです。また、香りや毛髪の仕上がりのイメージはもちろん、頭皮や毛髪の状態によって選んでください。頭皮の脂分が多いようであれば、「さらさら」効果が高いものを、脂分が少なく毛髪がパサパサしているようであれば、「しっとり」効果が高いものを選ぶとよいでしょう。
選んではいけないトリートメント。
髪を補修するトリートメントでも髪や頭皮に悪影響のある成分が配合されている場合があります。低分子性カチオン界面活性剤・合成界面活性剤、そして酸化防止剤やタール色素といった毒性の添加物が配合されているトリートメントはなるべく選ばないようにしましょう。
噂のノンシリコンタイプのトリートメントも販売されていますが、ノンシリコンでもこれらの成分が配合されている場合があるので注意が必要です。
市販のトリートメントであれば裏面の成分表記を見ることができるので、ぜひチェックしてみてください。
トリートメントの効果的な仕方。
ヘアケアに生かしてください。
ここでいうトリートメントはリンス・コンディショナー・トリートメント・ヘアパックなど
どれでもやり方は一緒です。
実は、成分的に見ると、これらは基本的に同類なのです。
というわけで、今回の記事でお話する「トリートメント」は、リンス、コンディショナーに
置き換えていただいても結構です。
シャンプー後、軽くタオルドライする。
トリートメントの吸着を良くするために、軽くタオルドライをします。これは、トリートメントの力を最大限に活かすテクニックです。
トリートメント剤をちゃんと手のひらに広げる。
髪の準備ができたら、ここで、ようやく、トリートメントを手に取ります。頭皮になるべく付かないように、両手の平で髪を軽くポンポンとたたくようにして、トリートメントを馴染ませます。
つけ方にもポイントが。
内側からたたくようにして、トリートメント剤を髪につける。この際、トリートメント剤を頭皮につけないように注意してください。
せっかく頭皮をきれいに洗った後に、毛穴をふさいでしまうことになるので、頭皮に細菌が繁殖したり、炎症の原因になったりします
特にダメージがひどいときは。
特にダメージがひどい方は、トリートメント剤を髪につけた後、シャワーキャップをかぶり、5~10分ほどおきます。そのまま湯船につかってもよいでしょう。毛髪があたたまることでタンパク質の結合がゆるみ、トリートメント剤がより内部に浸透します。週に2回くらい行うと効果的です。それでも回復が見られない方は、残念ながら傷んだ髪を切るしかありません。新しく伸びた髪を大切にしてあげましょう。
トリートメント剤はたくさんつけたからといって、効果があがるわけではありません。
油分が多すぎると、日焼け(油焼け)しやすくなり、毛髪が赤くなるなど退色する原因となってしまいます。製品ごとに決められた用量を守り、正しく使いましょう。
たくさんつければ効果がより出るものではありません。
たくさんつけたくなる気持ちも分かりますが容量はしっかり守ってしっかり流してくださいね。