赤ちゃんは産まれたてで敏感な肌をしています。だからこそ、毎日使うシャンプー選びは大切なものとなっていきます。どんなところに注目して選べば良いでしょうか。紹介していきたいと思います。
とにかく肌が敏感
赤ちゃんの皮ふの厚さは大人の1/2しかありません赤ちゃんの皮ふの厚さは約1mm、大人の約1/2しかありません。生後4ヶ月ころまでは、ママの黄体ホルモンの働きで多く分泌されていた皮脂量も、4ヶ月を過ぎると急に少なくなって、大人(20代のママ)の約1/3に。皮脂が少ないと肌のバリア機能が十分に働かないので、外からの刺激などを受けやすい状態になってしまいます。
乳児の肌は大人の肌と構造は同じですが、構成比が異なり、働きも万全ではありません。皮膚は大きく分けると外側から順に「表皮」、「真皮」、「皮下組織」から成り立っています。乳児では肌を構成する細胞自体がまだ小さい状態です。そのため乳児の表皮、真皮はその層が大変薄く、特に真皮の厚さは大人の半分から3分の1程しかありません。表皮はタンパク質と脂質からなり、肌を外的刺激から守るバリアの役割を果たしますが、乳児ではこの働きが不十分です。乾燥したり、ちょっとした外的刺激によって傷ついたりかぶれたりしやすいのです。紫外線に対する保護機能も不十分です。
そして、乳児の肌は水分量が多いと言いますが、角質層に多く保持されている水分量も生後3か月頃を境に減少に転じ、1歳くらいでは大人と同じくらいにまで減少します。また、赤ちゃん特有のむちむちの体躯は皮下組織に蓄えられた脂肪によるところが大きく、外部の圧力から保護する役割を果たしますが、生後1歳を過ぎると減少していきます。