女性の薄毛が話題になっていますが、その原因の一つに「産後の抜け毛」があります。産後の抜け毛は放っておけば治ると言われていますが、場合によっては改善しないままになることがあるのです。
「ハゲは男性がなるもの」
そんなイメージを持っているかもしれません。
でも、女性にも実は「薄毛」はあります。髪全体のボリュームが少なくなって、髪形が決まりにくくなるのです。
私たちの体のなかで様々な働きをしているホルモンは、加齢と閉経により作れる量が減っていきます。
ホルモンバランスが崩れることで、体のさまざまな部分の働きが乱れ不調をきたします。
女性ホルモンは30代から減少し始め、40代で急激に減少します。
毛髪と深い関わりがある女性ホルモンのエストロゲンには、毛髪を育て維持する働きがあるので、ホルモンバランスが崩れるとヘアサイクルに影響します。
ホルモンバランスの変化は加齢と共に誰にでも起こりますが、日々の生活習慣（過度なダイエットや睡眠不足）を改善することで抜け毛を減らし、キレイな髪を維持することは可能です。
加齢が進むと、エストロゲン分泌量が落ちてヘアサイクルが乱れ、ボリュームダウンしてしまうのです。
ところが、出産後は女性ホルモンの分泌量が一気に低下してしまいます。髪の毛の形成に役立つ女性ホルモンが一気に失われてしまうわけですから、当然大量の産後抜け毛が発生してしまうのです。
出産後はホルモンバランスが乱れてエストロゲンが減少してしまうため、ちょうど加齢による女性ホルモン減少と同じ状態になってしまいます。
そのため、急激な抜け毛が起こってしまうのです。
産後の抜け毛は、出産後2～3カ月後に始まることが最も多いです。ホルモンバランスの安定に伴い、出産後、6カ月～1年程度で抜け毛が収まることがほとんどです。産後、驚くほど髪が抜けても、時期がきたら抜け毛が減ったという方がほとんどです。
出産後の抜け毛は半年～1年程度続きますが、通常はだんだんと回復します。
しかし、場合によっては治らないケースもあります。
でも、それと出産後の抜け毛がどう関係しているのでしょうか？
抜け毛がとまりません！
産後三年ですが、子供を産んで数ヶ月後からずっと抜けます。
むしろ１歳４ヶ月で卒乳してからのほうが抜けるような・・
前髪や分け目などの前頭部がきついです
産後の回復は個人差もあるし、抜ける量も風呂場で20本くらい、１日でも50本いかないだろうからあまり気にしないでおこうと思って過ごしてきましたが、一向に減りません。
このように、出産後の抜け毛が3年以上続いてしまうケースもあるのです。
つまり、産後の抜け毛を放置した結果、抜け毛が改善することなく、薄毛のまま年を重ねてしまった女性が少なからずいるということなのです。
via top.dhc.co.jp
薄毛対策に必要不可欠な成分はビタミン・ミネラル・アミノ酸になります。それにいうまでもありませんが、薄毛のみならず他の疾患も遠ざけてくれるでしょう。
きちんとした食生活を送るのが難しいなら現在はサプリメントも多数あります。バランスのとれた食生活で頭皮や毛髪の環境をよくしてあげましょう。
女性ホルモンの乱れを改善する方法は、なんといっても食生活の見直しです。産後は授乳などもありますので、そういった意味でもビタミン・ミネラル類をしっかりと摂っていくことが産後の抜け毛早期改善にもつながるのです。