カラーリングが身体にもたらす悪影響と対処法

近年では多くの人が当たり前のようにカラーリングをしていますが、カラーリングに使っている薬品には、身体に悪影響を与える成分が入っています。なるべく影響を抑えてカラーリングする方法を紹介します。

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美容院や自宅で出来る市販のカラーリング剤を含めると、最近のカラーリング愛用者は1000万人を超えていると言われます。一方でカラーリング剤に使用されている成分についての知識はあまり持っていない方が多いです。
ヘアカラーには、

・永久染毛剤 … ヘアダイ、白髪染め、おしゃれ染め
・半永久染毛剤 … ヘアマニキュア、カラーリンス
・一時染毛剤 … カラースプレー、カラースティック

などがあります。

なかでも永久染毛剤は、アレルギー反応を起こす確率が
最も高いと言えます。

永久染毛剤も第一液と第二液に分かれていて、
第一液に使用されているパラフェニレンジアミンは、
頭皮から吸収されて体内に蓄積されます。

この蓄積量が一定量を超えると、湿疹、紅斑、浮腫などの
アレルギー反応が現れるようになるだけでなく、
接触性皮膚炎や気管支喘息、アナフィラキシーショックや
発がん性なども報告されています。

ではどうすれば?

1.生理中のカラーリングは避ける

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ホルモンの影響で敏感肌になりダメージを受けやすくなるからです。
そのことで頭皮に炎症が起こって髪質が悪化すると考えられますし、
場合によっては抜け毛が増えることもありますから要注意です。

ですから、なるべくならば生理が終わってから次の排卵までの
期間にカラーリングを行った方がヘアケアとしては理想的です。
また、普段から頭皮環境をいい状態にしておくことも大切です。

生理中は吹き出物やニキビが出たり、ちょっとしたことで肌が赤くなったり痒くなったりします。

この頭皮やお肌が敏感な時期にカラーリングやパーマをしてしまうと、毛根に液が浸透して炎症を起こしてしまうという可能性があるため、生理中はカラーリングやパーマを避けるように言われているのです。

生理中は普段と違い皮膚や身体が過敏になっていますので、今まで使っていて大丈夫だったカラーリング剤やパーマ剤であってもアレルギーやかぶれなどを引き起こす可能性があるからです。

2.セルフカラーよりも美容室でカラーリングをする

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美容室では、新たに伸びてきた根本部分はしっかり染まるよう強めのカラーリング剤を、既に染まっている部分は髪が傷まないよう弱めのカラーリング剤を使うなど、個々の髪質に合わせたカラーリングを行っています。

セルフカラーではこの薬剤の使い分けができないので、既に染まっている部分にも強いカラーリング剤を使うことになり、どんどん髪のダメージが進行してしまいます。

市販のカラーリング剤は一般的に強いものが多いようです。しっかり染まることを重要視しているからですね。

でも髪の部分によっては色の濃さを調整する必要があり、それほど強く薬を塗らなくてもいい部分というのがあるのですが、薬を変えることはなく同じ薬で同じように塗るので、必要以上に髪を傷めてしまう、ということのようです。

一方、美容室のカラーリング剤は強さもいろいろあるので、髪の状態や部分によって分けて使うことができ、できるだけ、髪を傷めない方法で行うことができるのです。

3.カラーリングの頻度を減らす

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カラーリングをすると、髪の毛には必ずダメージがあります。
ですから、なるべく頻度は少ないほうがいいと思います。
理想的なカラーリングの頻度は諸説ありますが、2か月程度と言われています。
髪の毛のダメージが大きいひとは、3か月くらいは間をあけたほうがいいようです。
普通のシャンプーの代わりにカラーケアシャンプーを使うとすごくいいです。

カラーケアシャンプーは色を入れるための薬剤が配合されたシャンプーです。
白髪染めシャンプーというのが流行したことがありましたが、
白髪ではなく、ふつうの髪に使うものも今は発売されています。

使い方はカンタンで、いつものシャンプーをカラーケアシャンプーに置き換えるだけです。

そうすると少しずつ色を上乗せしてくれるので、いい髪色が長続きします。

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