頭がかゆい!そんな時ありますよね。皮膚炎かもしれないしシャンプーがあってないのかもしれません。単にお風呂に入れなかっただけかもしれません。原因はいろいろあれど、「今」かゆい!そんな時に頭皮を傷つけずに紛らわす方法を知っておきましょう!
頭皮のかゆみの原因は皮脂と乾燥と言われていますが、かゆみが止まらなくなったり、酷くなると湿疹が起きたり、抜け毛が増えたりします。またフケのようなものが出てくることもありますので注意が必要です。
原因についてはいろいろあります。
頭皮が炎症を起こしていたり、乾燥していたり。シャンプーが頭皮に残っていたりするのもかゆみの原因になります。
正しいシャンプーのやり方を学んだり、食生活を見直したりすることで改善できる場合もあります。
でも。そんな長期的対策じゃなくて今のこのかゆみをどうにかして!って時ありますよね?
頭皮が傷つくから爪を立ててかいたらダメだとわかっていても、かゆさのあまりかきむしりたいときありますよね?
どうしてかいたらいけないの?
かゆみがあると、ついつい掻いてしまいます。掻くと気持ちが良いし、ひりひりするまで掻いてしまえば、しつこいかゆみから一時的にでも逃のがれることが出来るからです。
ひどく掻くと皮膚の細胞さいぼうなどからさまざまな炎症を促す物質やかゆみ神経を刺激する物質が出て、結果的に皮膚炎が悪化したり、かゆみが増したりするのです。
いったん掻き始めると、不思議なことにそのまわりの皮膚もかゆくなったりします。そうすると、もともとかゆかった場所よりもずっと広い範囲はんいを掻いてしまい、皮膚のダメージは広がります。
頭がかゆくてついつい掻いているうちに、治りにくい脱毛症だつもうしょうになることもあります。
「わかってる。でも、かゆい。」……ですよね。
かいちゃだめだとわかっていても、かゆいものはかゆいんです!
そんな「今」の悩みを解決できる対処法をピックアップしました!
・患部を冷やす
爪でボリボリ引っ掻くのではなく、氷や保冷剤などがあれば冷やしてみます。
かゆみが和らぎます。
アトピー性皮膚炎の患者さんに、「かゆい時にどうしているか」というアンケート調査ちょうさをすると、最も多い回答が「冷やす」です。冷やすと確かにかゆみはやわらぎます。冷たいという感覚がかゆみ神経の活動を抑えるからです。
冷たいおしぼりやアイスノンをやわらかい布に包んで患部にあてる、冷房を強くする、冬なら暖房を切るなどの工夫も必要です。
頭皮が乾燥肌の原因で痒くなっている場合はお使いの化粧水、乳液を使ってみるとかゆみを抑えることが出来ます。頭皮を保湿することでかゆみを抑えることが出来ます。
・たたく
痒い部分の中心部を引っ掻くのではなく、ペチペチ叩きます。
痒みを「叩く」刺激で、「紛らわす」方は時々おられます。
掻くと、どうしても掻き傷ができるため、特に顔のように人目につく部分を叩く場合が多く見られます。
叩くことで痒みは紛れますが、これは「叩く」刺激が掻く代わりになっていることと、「痛み」は痒みよりも先に伝わりやすく、痒みの感覚が減るためです。
叩くと皮膚下の細かな毛細血管は破れたりダメージを受け、そのダメージを受けた毛細血管を修復するために「炎症」が生じることになります。
炎症が生じれば、赤みが強くなりますし、叩いたことによる、一種のマヒ感覚が終われば、再び痒みが現れますし、その場合は最初の痒みよりも強くなることがあります。
強くたたくことは却って髪に悪影響な場合があるのです。
軽く刺激を与える程度に留めておきましょう!
かゆみを紛らわす方法ですが、爪は決して立てずに、
指のお腹でやさしく「ぽんっ、ぽんっ」と叩くのが良いです。
手を清潔にし、頭を揉むようにマッサージします。このとき頭皮を動かしながらマッサージすることが重要です。頭皮を洗う前に塩をつけてマッサージして、かゆみを抑えることを出来た人もいるので、こちらも実践してみては。
血行改善のためにできるお手軽な対処法としては、頭皮マッサージがあります。ただし、頭皮を傷つけるようなマッサージは逆効果になりますので、優しく行うようにしましょう。
余裕があれば、ローションやヘアオイルを指先につけてマッサージすると頭皮のためにもなお良いです!
回さずとも左右にスライドさせるだけでも結構効果的です。イメージとしては、痒みを中心に頭蓋骨と頭皮をずらすように動かすことです。
痒みを感じているところに、血液を循環させることで痒みを緩和するということでした。
いかがでしたでしょうか?
これでひとまず、その場はしのげると思います。
個人的には、ブラッシングがおすすめです。頭皮への刺激になるのでちょっとスッキリします。
その場のかゆみが治まったら、あとは原因を突き止めて長期的な対策をしましょうね!