二酸化炭素を溶け込ませた水が「炭酸水」。この炭酸水を肌や頭皮に使うと、うれしい効果があるとわかってきました。
美容サロンに導入されているヘッドスパ、実際のところどういった事をするのか知っている方は少ないですね。
ヘッドスパとは、インド式のアーユルヴェーダを起源とし、その思想を踏まえて生まれた日本独自の施術です。頭にはたくさんのツボが密集しており、マッサージする事で内臓が活性化されます。
頭の筋肉は顔の筋肉を引き上げる役割をしているので、頭皮をマッサージする事により頭の筋肉のコリをほぐせば、フェイスラインのリフトアップに繋がります。ヘッドスパとは、日常のストレスや身体の不調を抱える心と身体を癒してくれる究極のリラクゼーション＆アンチエイジングといえるでしょう。
一般的に知られているヘッドスパとは、『自分では普段落としきれていない頭皮の汚れを綺麗に洗浄してくれる』という事ではないでしょうか。しかし、ヘッドスパが与えてくれる効果は他にもたくさんあります。マッサージによる眼精疲労や肩こりの改善、リラクゼーション効果によるストレス解消、頭皮のクレンジングによる薄毛予防や美髪効果など。
そこで家庭でもペットボトルでＯＫ 100円炭酸水ヘッドスパで頭皮スッキリ ヘッドスパが出来ます
炭酸水の気泡に汚れを取り去る性質があることもわかってきました。皮脂や角質などの汚れを落とすのに活躍してくれる。これら二つの作用から、毛穴が引き締まったり、頭皮がスッキリします。
二酸化炭素は細胞にとっていわば“老廃物”。そのため、炭酸水に含まれる二酸化炭素が皮膚から吸収されると、二酸化炭素を排出しようと毛細血管中から血管を広げる物質が分泌され、血行が良くなります。
その結果、酸素や栄養素も積極的に細胞に供給されることになる。炭酸水に肌を浸して３～５分で血管が拡張すると考えられる。吸収された二酸化炭素は体内で発生した二酸化炭素と同じく、静脈で運ばれ、最終的には肺で交換され呼気から排出される訳です。
ペットボトルの炭酸水は、飽和状態を超えて二酸化炭素を水に溶け込ませたもの。開封して圧力が下がると、溶け込めなくなった二酸化炭素が一気に気泡になる。この気泡ができて水面へと浮かび上がる際、油汚れなどをスポイトで吸いとるように気泡に内包し、取り去る。皮脂や古い角質も取り除けます。
炭酸水を使った美容法は市販のペットボトル炭酸水でも実現できます。
シャンプー前にペットボトル炭酸水で頭皮を洗えば、頭皮の汚れをスッキリ落とせます。シャンプーしても頭から臭いがするという人や髪がペタッとしてボリュームがなくなってきたという人にお薦め。頭皮の状態が悪いのは、毛穴に詰まる角栓や酸化した皮脂、頭皮と毛髪の根元に残るヘアケア剤などが原因。炭酸の汚れ落とし効果でこれらを取り除けば、臭いも消え、自然な立ち上がりも戻ります。トリートメントの有効成分も染みこみやすく、効果が高まります。
3日に1回くらい行うと、頭皮のコンディションが改善。炭酸濃度を高いまま使うには、やや冷たいので、常温で。マッサージを加えて、血行を促進するのもポイント。健康な頭皮は白～青白い。黄色っぽい場合は血行が悪い可能性が高いです。頭皮の血行の悪さは白髪や抜け毛などの原因ともされるので、予防のためにも炭酸水を活用してみましょう。
via http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1100I_R11C12A0000000/?df=2
