天然パーマに悩まされる男性・女性は多いのではないでしょうか。小さい頃からくるくるの天パーだった人もいるでしょう。縮毛矯正などをして髪の毛をストレートにする方もいます。しかし、天然パーマになった原因を知ることも大事です。また、天然パーマが改善される方法を紹介します。
くるんくるんの天然パーマの原因
(1)毛根のゆがみ
毛根(髪の毛の頭皮の中に埋もれた部分)が曲がっていると、毛穴が斜めにカーブした状態になります。そして、髪がそこを通って伸びてくるときに曲がってしまい、天然パーマになります。毛根の形状は、遺伝的な影響が大きいといわれています。(2)タンパク質の分布の偏り
髪の内部を構成する線維状のタンパク質(ケラチンタンパク質)には、硬いタンパク質線維とやわらかいタンパク質線維があり、この2つの線維が均一に分布していれば直毛に、分布に偏りがあると天然パーマになります。(3)シスチン結合のずれ
ケラチンタンパク質は、複数のアミノ酸の複雑な結合法則によって結びついていますが、その中の1つである「シスチン結合」が、ぴったりと結合していれば直毛に、ずれた状態のまま結合していると、天然パーマになります。そして、このずれが大きくなるほど、くせが強く出るといわれています。
毛根がゆがんでいると、ゆがんでいる部分から髪がカーブしてくるくるの髪の毛が生えてきます。
毛穴が汚れてある場合でも、髪がゆがむことがあります。
髪はタンパク質でできているといっても過言ではありません。
結合に不具合があると、髪の毛がうねうねしてしまいます。
天然パーマを悪化させる事していませんか?
アイロンを使用するスタイリング
てっとり早く、クセを目立たなくするのがアイロンを使ってのスタイリングです。
最初は確かに真っ直ぐになった!でも毎回繰り返すうちに・・・。経験者の方は、お気づきだと思いますが、最初のサラサラから、キシキシ・パサパサといったような「傷み」が酷くなっているはずです。
おまけに「最初よりくせ毛がきつくなってるかも?」と思ったことはないですか?
髪の表面のでこぼこを、高温で伸ばすことで、くせ毛はまっすくぱたんこになりますが、しかし伸ばした髪はキューティクルもどんどん溶けてなくなっていくのです。
するとキューティクルのなくなった髪はタンパク質が流れ出てパサパサした乾燥毛や、どんどんくせ毛がきつくなってしまうのです。
そしてタンパク質の少ない傷んだ髪は、ツヤもなくなり、枝毛・切れ毛が増えていくのです。
ちゃんと段階を踏めば、髪は傷みにくくすることができます。
保湿ケアを意識することで天然パーマは抑えられる
保湿ケアをすることで、髪に潤いを与えることができます。
天然パーマは直毛の髪と比べて乾燥しやすいという性質があります。つまり水分を保湿しにくい髪質といえます。そして髪は乾燥するとクセ毛に限らず、うねりやすくなる性質があります。そのため髪の保湿ケアを意識することが天然パーマを抑えるのに効果的なヘアケアといえます。髪の保湿に有効なのはトリートメントです。トリートメントはヘアサロンのメニューだけでなく市販のトリートメント剤もあるので自宅でもシャンプー後にトリートメントをするといいでしょう。
トリートメント剤の中でも「アボガドオイル」を配合したものが特に保湿力が高く、オススメです。
毛先が暴れてしまい、整いにくいです。
保湿ケアというのは、シャンプー、トリートメント、ドライヤ―です。
この3つをしっかりやれば、天然パーマは治まります。
特にトリートメントは、保湿効果が得られます。
天然パーマのためのブラッシング法
そうすれば、髪の汚れをきちんと洗い流すことができます。
トリートメントの浸透性も高まることでしょう。
くせ毛は摩擦が大キライ。ブラッシング時にはまとまりやツヤ感が出るローションやスプレーなどを使いましょう。ブラッシングするときのブラシも摩擦の起こりやすい天然毛のブラシ(※静電気の起きにくい天然毛ブラシもあります)よりもポリエチレン製の目が詰まっていないものがおすすめ。
静電気も起こりにくいですし、くせ毛をやさしくブラッシングできます。
あまり力を入れると頭皮に負担がかかりますので、力加減もすこし気をつかいましょう。
また、シャンプー後のぬれた髪をブラシでとかすのはタブーですよ~。
目の粗いコームでほぐす程度にしましょう。
毎日続けていくことで、天然パーマが改善されることもあります。