カラーリングの後はどんなお手入れ・ヘアケアをしたらいいんでしょう?

カラーリングした髪は、そのままでは痛んでしまうのでヘアケアが大切です。 お手入れをしていないと、パサパサした艶のない髪になってしまい、せっかくカラーリングをしても、印象が良くありませんね。

カラーリングの仕組み

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★どうやって色をつけているの?
カラー剤に含まれるアルカリ剤が、髪の表面を覆っているキューティクルを開いて、髪の内部に染料を浸透させることで髪に色をつけます。

★カラーリングの「褪色」って何故おこるの?
カラーリングの色落ちのことを「褪色」(たいしょく)といいます。褪色するのは、せっかく浸透した染料が髪の内部にとどまらず外に流れ出てしまうからです。

★「褪色」を防ぐにはどうしたらいいの?
褪色しないようにするためには、ダメージをできるだけなくして、キューティクルや髪の内部に隙間を作らないことがポイント。ウロコのようなキューティクルが開いているとそこから色素がでてしまうし、髪の内部がスカスカだったら、色素をしっかりキャッチできなくてやっぱり出て行ってしまいますからね。

退色の原因

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色落ちをすることを「退色(たいしょく)」といいます。

個人差によって落ちにくいカラーはありますが 髪の内部に浸透した染料が、髪の内部にとどまらずに外に流れ出てしまうために起こることが主な原因です。

まずは髪のダメージ。 カラー剤に含まれるアルカリ剤が、髪の表面を覆っているキューティクルを開いて 髪の内部に染料を浸透させることで髪に色をつけます。 そのときにキューティクルを開きっぱなしにしていることで髪の内部にとどまらず外に流れ出てしまいます。

そしてつぎは紫外線。 紫外線はカラーの構造を破壊し退色させます 夏は持ちが悪かったりするのはそのせいでもあります。

こんな行為がカラーリングをどんどん退色させている!

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ヘアスプレーやワックスの使い過ぎ

スプレーやワックスの使い過ぎ自体が原因なのではなく、たくさんつけることによってシャンプーで洗い流す回数や時間が長くなることが問題。また、整髪料が落とし切れないことで髪が傷み、結果ヘアカラーが落ちやすい髪質になってしまいますので、スプレーやワックスの使い過ぎには気をつけましょう。

怖いのは髪よりも頭皮へのダメージ

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髪へのダメージよりも、怖いのは頭皮へのダメージ。

「髪のコシ・ハリが失われている」「髪が細くなった」「抜け毛が増えた」「薄毛になった」「クセ毛、白髪が増えた」など、髪の悩みが増えたという女性の方は、若いころからカラーリングを続けてきたことで頭皮へのダメージが蓄積し、頭皮そのものが弱っている可能性が高いでしょう。

カラーリング後のお手入れ方法

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カラーリングしたその日のケア
髪の内部に浸透させた染料をとどめておくためには、入った染料が外に出て行かないように、髪を熱や水、アルカリなどで膨潤させないことが大切です。

1 その日にシャンプーはしない。(=水を避ける)
2 その日になるべくドライヤーを当てない。(=熱を避ける)
3 その日に海やプールに入らない。(=アルカリを避ける)

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ヘアカラー後の髪はアルカリ性に傾き、キューティクルが開いた状態になっています。この為、洗髪等により、髪内部の蛋白質や色が流れやすくなっています。

これを防ぐには、キューティクルをひきしめ、閉じさせることが重要です。この為、酸性タイプのシャンプー、リンス、トリートメント等をするのがお勧めです。また、すすぎは必ず、ぬるま湯でしてください。

カラーリングケアのお手入れ方法

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シャンプーやリンスの他に、さらにヘアパックをすることで、カラーリングで痛んでしまった髪のたんぱく質やキューティクルを補修することができます。

カラーリングした髪は、メラニン色素が減少しているために、紫外線にとても弱いという特性があります。
髪をドライヤーでセットする時に、紫外線対策に、UVカット効果のあるスタイリング剤を使用することで、紫外線による髪のダメージを守ることができます。

毎日きちんとヘアケアしていれば、カラーリングも長持ちして、髪も艶やハリが出て、キレイに見えます。

カラーリング、でもツヤツヤ・なめらか…それって可能?

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・保湿する:ココナッツオイル、オリーブオイル、またはオートミルクといった自然の物を使って、週に一回保湿のためのマッサージを行いましょう。市販されている専用のクリームを使っても大丈夫です。15分から20分おいたら、水で流していつものように髪を洗います。ただし乾燥がひどい場合は、水で流すだけにします。

・洗う:カラーリング後の髪に一番良いシャンプー・コンディショナーは、ホホバオイルやココナッツオイルを使用したものです。出来るだけナチュラル志向の商品を選び、短期間でより効果を上げたいときは、自分でナチュラルシャンプーを作ることもできます。

・守る:日光、プールのカルキ、海水、風などは、特にカラーリング後の髪には恐ろしい敵です。夏の間は、スプレーやクリーム、帽子やハンカチなどを使って、髪の保護にさらに気を配る必要があります。こうすることで、まず太陽光がヘアカラーを褪せてしまうことを防ぐバリアを作ります。

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