レバーは女性にうれしくて、髪に必要な成分がたっぷり入っています。

中国では髪は「血の余り」そして「腎」の華といいます。健やかな髪は健やかな体内で作られます。同じレバーでも豚と牛と鶏ではどう違うのでしょうか。レバーの効能をまとめました。

レバーって何?

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レバーは一言でいえば、ウシやブタの肝臓のことです。栄養素が豊富で、育毛効果が期待できる食材・素材の1つであることは間違いないでしょう。
レバーは生で食べることはできなくなりましたが、焼いても生でも栄養素はほとんど変わらないんですよ。

レバーの薬効。

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薬効:肝機能強化 疲労回復 眼精疲労緩和 貧血予防 皮膚病・アレルギー予防
レバーには、様々な栄養素が含まれていますが、特に育毛の分野で欠かせない、亜鉛と必須アミノ酸、そしてビタミンが豊富に含まれていることが特徴です。亜鉛はタンパク質が、髪の毛などの体の組織となるために必要な物質です。またある種の脱毛は男性ホルモンに原因があると理解されていますが、この男性ホルモンの過剰生成を抑制する作用があります。
ビタミンAは、抗酸化作用に優れ、粘膜の新陳代謝を促し、免疫力を高める働きがあります。また、ビタミンB2には、細胞の再生を促して、動脈硬化を防ぐ働きがあります。推奨量は、ビタミンAが成人男性850µg、成人女性650µgとなっており、ビタミンB2では成人男性が1.6mg、成人女性が1.2mgとなっています

牛・豚・鶏のレバーの栄養素などの違い。

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髪のために同じだけレバーを食べるなら

《豚レバー》

が一番効果的です。

牛の場合は他の栄養素に加えて、抗酸化のあるビタミン様成分のパンガミン酸(ビタミンB15)を含み、豚レバーではビタミンAと鉄分の量が牛・鶏を大きく上回るなど、種類ごとの特質があります。
また3つのなかでは鶏レバーが最も低カロリーです。

共通するのは、いずれもビタミンAがたっぷりという点ですが、動物性食品に豊富なレチノールは野菜などのβ-カロテンと違い、極端に取りすぎると体に蓄積され吐き気や頭痛、下痢などの過剰症を起こすことがありますので、適量を心がけて取るようにしましょう。

レバーをはじめ動物性食品に豊富な鉄分は、筋肉中の赤い色素・ミオグロビンに含まれ、ヘム鉄といって大変吸収の良いのが特長です。
その吸収率は、野菜などの非ヘム鉄の4~7倍ともいわれています。

たんぱく質と亜鉛ともに「豚>牛>鶏」の順番で含有量が多いです。

レバーのすばらしさは効果に即効性があること。

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焼いたレバーが苦手な方には

レバーパテはいかがでしょう。

パンにつけて食べると少し食べやすいかもしれません。

レバーの素晴らしさは栄養価の高さのみならず、その「即効性」にあります。よく、「ビタミンAを摂るために緑黄色野菜を食べなさい」といわれますが、緑黄色野菜に含まれているのは、ビタミンAではなくベータカロチンです。

ベータカロチンは体内に入ると、ビタミンAに変換されて利用されます。一方、レバーに含まれているのはビタミンAそのものです。このため、体内で栄養素を変換する必要がなく、ビタミンAをダイレクトに吸収することができるのです。

抜け毛予防に効果的なビタミンB2

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レバーは、ビタミンB群が豊富に含まれています。その中でも特にビタミンB2とB12が豊富に含まれています。

特に、ビタミンB2は髪の毛の再生に関与する栄養であり、皮膚の健康維持のためにも必要な栄養であるため抜け毛の予防に効果的です。

細胞分裂を促し、髪の成長も助ける葉酸。

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レバーには「葉酸」という栄養が豊富に含まれています。この栄養は、特に女性にとって重要な意味を持つ栄養です。

葉酸には「細胞分裂を促す」という特徴があり、髪の毛もまた細胞分裂によって成長しているため重要な意味を持ちます。

亜鉛によって抜け毛が減り髪が育つ可能性が大。

レバーには、タンパク質と亜鉛が含まれています。特に亜鉛は、全食材の中でも上位に食い込めるほどの含有量を誇ります。

タンパク質に関しては他の部位に比べると含有量は少なくなりますが、それでも全食材の中では上位の方にランクインできる含有量です。この両者を同時に摂取できるという点が優れているのです。なぜなら、髪の原料となるタンパク質と、それを加工して髪の毛にできる亜鉛は、どちらが欠けていても髪の毛の成長を促すことができないからです。