パーマをあてると髪の毛が痛んじゃうってコテを使っている若い子はたくさんいます。みんな上手に負けていてびっくり何ですが意外に知らないコテの正しい温度。髪を傷めないために必要な知識なんですよ。
コテを使うと髪にはどんなことが起こっているの?
たんぱく質は熱を加えると固まる性質があります(タンパク変性)。
肉や魚を焼いた時に身が固くなるのを想像してください。
それと同じように、髪は熱を加えると硬くなります。髪のタンパク変性が起こり始めるのは、90℃以上に熱した時です。
コテやヘアアイロンを使うと
表から見えない部分に変化が起きています。タンパク変性がひどくなると、水分をキープする力がダウンして髪がパサつきます。
これを放っておくと、巻き髪だけでなく
パーマや縮毛矯正も失敗しやすくなってしまいます。
過剰に熱を加えすぎるとパサつきが増したり切れ毛などのダメージが進んでしまうのは何故でしょうか?それは、髪の毛の主成分がタンパク質で構成されている事に原因があるそうです。タンパク質は熱にとても弱く、髪の毛が高温状態になると変性という現象が起こるんだとか。
すると、髪の潤いを守っている表面のキューティクルが剥がれたり、水分が奪われて極度の乾燥状態になってしまいます。
コテの最適な温度って?
巻き髪を作る時に頭を悩ませるのがコテの温度。
何度で巻くのが髪のダメージが少なくなるのでしょうか。
では美容師さんは何度くらいで巻き髪を作ってるのでしょうか?
・
答えは、コテの温度は140度以下。
あてる時間は5秒くらい。
これが理想だそうです。想像よりだいぶ低い温度ではないでしょうか?
しかし140℃でも、髪が確実に傷んでます。
いくら低い温度でやっても、時間をかけて巻いたり、何度も何度も、アイロンを当ててしまうのも、ダメージが進んでしまいます。
髪質にもよるのですが、温度の適正は、温度高めだいたい、160~180度ぐらいに設定し、一発で仕上げるのが、一番理想的です(^^♪
低い温度でも巻き髪を長持ちさせるポイント。
コテの温度が低いとカールがゆるめに仕上がりますが、
ある一手間で巻き髪が長持ちします。髪を巻いたら、すぐ次の毛束を巻かず、
巻いた髪の形を手のひらでキープしたまま髪を冷まします。
時間は10秒くらいでしょうか。そうするとカールがついてくれます。特に傷んでいる髪には5秒以上コテを当てるのは絶対にNGです。
コテの温度を上げる・時間を長くするのではなく、
巻いた髪をしっかり冷ます方がダメージが少ないです。
そして洗い流さないトリートメントで髪を熱から保護するのも忘れずに。
コテは必要!でもコテのダメージから髪を守るには?
巻き髪で傷んだ髪をケアするには、
★傷んだ髪に優しいシャンプーを使う
★毛先のヘアケアを重点的に行う
この2つを同時にすることが大事です。熱対策は、髪を巻く時だけ気をつけるのでは不充分です。 髪の乾燥防止・枝毛や切れ毛防止には
毎日使うシャンプーとトリートメント選びも大切です。
やりがちだけどやってはいけないこと!
巻き髪用ミストなどのスタイリング剤を使ってるなら
改めて熱から髪を守るトリートメントをつける必要はありません。ただし髪を巻くのはミストの水分を乾かした後にします。
水分で湿った髪を巻くと、髪のたんぱく質が傷むからです。
ストレートアイロンとコテの違い。
・カールアイロン巻きつけるタイプのカールアイロンは、髪をアイロンに巻き付けて保持するまでの時間が約10~15秒と長いため、130度以下がオススメな温度。135度を超えた状態で長時間熱を当ててしまうと髪ダメージが現れてしまうため気をつける必要があるそうです。
・ストレートアイロン
挟んでサッと滑らせるストレートアイロンは、一ヶ所に熱が加わる時間が約2~3秒と短いので170度以下がオススメの温度。180度以上で使用すると高温によってキューティクルが剥がれしまう恐れがあるそうです。このアイロンは特に同じ場所に長時間あてる事は避けて、上から下に流すように使用する事がポイントです。
ちょっと気をつけてほしいこと。
・一ヶ所に長い時間あてない
設定温度を守り、同じ場所には長時間あてずに“数秒ほどあてたら離す”、この工程を繰り返しながらスタイリングを作って行く事がポイントだそうです。・ダメージによって温度設定を変える
ちょっと髪の傷みが激しいかも?・・・そう感じた時は前述したMAX温度でもNGです。 少し時間をかけてでも。さらに低温で使用するようにしましょう。
その方がしっかりカールがつくと思ってやってしまっていました・・・