肥満と薄毛のダメダメな関係。

肥満とは、体脂肪が過剰に蓄積した状態を指します。

体重が重くても、筋肉によって体重が増えている方は肥満とは言いませんし、体重が軽くても体脂肪が多い場合は肥満といえます。

肥満は、糖尿病や子血圧、動脈硬化や睡眠時無呼吸症候群、癌など様々な病気を引き起こすとされています。

一般的に肥満は普通BMIで判定されます。

BMIは身長(M）×身長(M)÷体重(kg)で計算され、最も病気にかかりにくいBMI２２を標準とし、２５以上を肥満とされます。

ちなみにBMI１８以下は低体重とされ、これまた問題となりますので、ご注意ください。

日本人女性の約１０人に一人が薄毛に悩み、約６人に１人が肥満だとされています。

薄毛の原因として考えられるのが、『ホルモンバランスの乱れ』『過度なヘアケア』『ストレス』『睡眠不足』『運動不足』『偏った食事』『油っこい食事』などが挙げられます。

髪の毛や頭皮に必要な栄養素は食事から取り入れますから、食事や生活習慣が薄毛や抜け毛の原因になることがわかります。

また、肥満も同様に食事や生活習慣が原因で引き起こされるのです。

食べ物を食べ過ぎることで内蔵の負担が多くなり
活性酸素も血糖値もどんどん増えていきます。

髪の毛は頭皮の血行をよくすりゃ生えるものではなく、
体全体の健康状態がよくなることで成長が加速されます。

よく薬を使ってるのに髪が生えないと悩んでいる人が多くいますが
それは体質改善を行っていない証拠といえるでしょう。

肥満者はその典型例なのです。

いつも暑がってるから血行がいいという事ではありません。

暑くなるのは皮下脂肪のせいで放熱しづらいためで、
コレステロール値も高いので血流は悪くなります。

太った人たちでは頭皮も汚れやすくイヤなニオイも発するということなのです。

髪のためにももちろん影響して、皮脂が毛穴の周辺で固まってしまうということがありますよ。

それで、毛根の働きを邪魔してしまうということが多いのです。
「髪の成長」ということでも遅くなって、髪は細くなる傾向にあるということですね。

そしてやがては抜け落ちていってしまうということですね。

女性には「肥満による薄毛」ということは多いということですが、年齢的に言えば３０代の女性にもっと多いということです。
しかも特定の部分に多いのではなく、全体的に薄くなってくるので初期ではとても気がつきにくいということがありますよ。

「肥満による薄毛の症状」としては、まず「スタイリングがうまく思ったように決まらない」ということがあります。また、「側頭部や後頭部の薄毛に気が付く」ということもあるということですね。

通常女性の体脂肪率は、18％だとされていますが、肥満は体脂肪率が30％を超えると「肥満」と呼ばれるということですよ。

メタボリックシンドロームになるということは
それなりに食べ物をたくさん食べているということ。

肥満になると皮脂が多く分泌されるようになるので、
とうぜん頭皮はベトベトしていることが多くなる。

皮脂量の過剰は脂漏性皮膚炎や
粃糠性脱毛症を引き起こす原因になってしまいます。

現代社会では、ジャンクフード店や飲食店が溢れているので、食べ物には困らない生活が出来ます。

特に肥満傾向の方は、ジャンクフードを好んで食べることが多く、バランスの良い食事を取ることが出来ていないのが、薄毛・抜け毛の原因として考えられます。

健康な頭皮や髪の毛のためには栄養バランスのとれた食事が不可欠です。

バランスのとれた栄養素を摂取することによって毛髪の成長が促進されるのです。

肥満体型になってくると、血圧が上がり、高血圧になります。

これは、全身の末梢血管が圧迫されることで、太い血管の血圧が上がることが理由です。

高血圧は抜け毛の原因となると考えられており、事実、高血圧の薬で薄毛を治療することができます。

また、太ると脂肪に血液が回るようになり、髪には栄養が届きづらくなるため、毛根はどうしても退化してしまうでしよう。

日常において運動をしていなかったり、不規則な生活を送っていたりしていることが肥満になる理由ですが、それは髪に悪影響を与えることと重なる部分が多くあります。

肥満と薄毛の関係について、医学的根拠を示した正式な研究は今のところありませんから、推察の域を出ないことは確かですが、薄毛対策の患者さんの統計にでも、やはり肥満体型の方が多いようです。