抜け毛ってどれくらいが普通なの?毎日抜け毛があるんだけど?そう不安に思うことありますよね。まずは、髪の毛のことについてちゃんと知っておきましょう!髪にはヘアサイクルがあって、抜けるタイミングもそのヘアサイクルによって決まるんです。髪の成長サイクルを知って、毎日の抜け毛に惑わされないようにしましょうね。
■髪の成長について知っておこう!
髪は、頭皮(地肌)から出ている「毛幹」と、頭皮(地肌)の中にある「毛根」とに分けることができます。
私たちがふだん「髪」と呼んでいるのは毛幹で、髪が成長するのは毛根の先のふくらんだ「毛球」のほう。毛球にある「毛乳頭」が、「毛母細胞」に対し、髪の成長を促したり、止めたりする指示を出しています。
の成長を促す指示が出ると、毛母細胞が分裂し、それが髪となって毛根から押し上げられるように成長します。
毛根は、胎児のときにつくられ、その数は生まれてから基本的に一生変わりません。
髪はこういう形で成長しますが、全ての髪の毛が同じように成長しているわけではありません。
次は、髪の状態について知りましょう!
次は、髪の状態について知りましょう!
■髪にはいろんな状態があります!
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髪の毛1本1本には寿命があります。伸びては抜け、また新しく生えることをくりかえしています。これをヘアサイクルと呼んでいます。
髪の毛は継続して伸び続けているわけではなく、一定期間ごとに生えかわり、この生えかわりの周期を「ヘアサイクル(毛周期)」といいます。
毛包は、成長期、退行期、休止期のいずれかの状態にあり、このうち成長期が一番長く通常2~6年間続きます。
1本の毛髪が成長しはじめてから抜け落ちるまでの周期を「ヘアサイクル」といい、平均して4~6年の期間があります。
この周期がきちんと守られ、正常なヘアサイクルが営まれることによって、 髪の総数は常に一定に保たれているのです。
では、それぞれのサイクルについて見てみましょう!
■毛がどんどん伸びている「成長期」
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細胞分列をしながら髪をどんどん伸ばしていく時期。生えている髪の90%くらいが成長期だと言われています。この間が2~6年。
成長期が長ければ、髪はその分長く成長し、また、太くなる傾向があります。
成長期の長さ、つまり髪の毛の寿命は、一般的に男性が2~5年、女性が4~6年。
また、成長期にある髪の毛の比率は、年齢は高いとその割合が低いといわれています。
■成長が止まる「退行期」
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毛球が「髪の毛を作りなさい」という指令を出さなくなるので、毛母細胞は分裂を止めて、毛の成長が止まります。この期間が約2週間。
■自然に抜けるのを待っている「休止期」
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成長の止まった髪は、自然にぬけ落ちるのを待ちます。そしてその下では、新しい髪を作る準備が始まっています。この間が3~4ヶ月。
「休止期」(数カ月)になると、毛根の位置が浅くなり、その毛穴の奥で新たに成長を始めた髪に押し出されるようにして自然に抜け落ちます。
■抜け毛があって当たり前!
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日本人の髪は平均で約10万本あります。ヘアサイクルから計算すると、1日あたり50~100本程度の髪が抜けることになります。
毛髪は1本1本ヘアサイクルが異なり、脱毛の時期がずれるため、通常は一度にまとめて抜けることはありません。
ただし、通常とは異なる抜け毛には注意が必要です!
短く細い抜け毛が増えてきたら、薄毛になりかけている可能性があります。
正常なヘアサイクルが営まれていると、成長期の期間や成長速度に大きな変化はありません。ところが、さまざまな原因によって、成長期が短くなったり、休止期が長くなったりするとヘアサイクルが乱れ、生える毛よりも抜け落ちる毛の方が多くなります。
正常なヘアサイクルのもとでも、髪が頭皮に出てくるまでには3カ月はかかります。
さらに、年齢を重ねた人や、髪によくない生活習慣を送っている人はヘアサイクルが乱れがちなので、通常よりも髪の成長に時間がかかることでしょう。
規則正しい生活を送って、頭皮に悪影響が出ないように気をつけましょう!