《実は漢方薬の原料》秋に傷んだ髪の毛を生き返らせる。みかんで育毛効果。

中国では、熟したみかんの皮を干して、漢方薬の原料として用いられている
くらいですから、みかんの皮は栄養価が高い。

みかんの皮は、リモネンやテルピネンなどを主成分とする精油が含まれています。
この精油には、毛細血管を広げて血行促進作用があると言われていますから、
とうぜん頭皮の血行促進や頭皮温度を高めることが期待できる。
その効果は、みかんの皮を干すことによって更に高まるそうです。

また、みかんの皮には抗酸化作用のあるポリフェノールの一種の
ヘスペリジンが含まれているので、毛母細胞を活性化してしなやかで
ハリのある髪を育てる効果が期待できる。

みかんの皮には、育毛効果のあることが分かっています。
柑橘系の植物から作られた薬用育毛剤「柑気楼（かんきろう）」も販売されているので、ご存知の方も多いでしょう。
みかんの精油成分「d-リモネン」は、脱毛の原因となる「5α-ジヒドロテストステロン」を抑え、毛母細胞を支える線維細胞を増やし、頭皮の血流を良くする効果があります。
また、みかんの皮に含まれているアミノ酸の一種「アスパラギン酸」は、髪の毛の根元の細胞に栄養を与えて、活性化してくれます。

みかんで育毛剤を作る、いわゆる柑橘系の果実の皮を使う方法です。
みかんには男性型脱毛症の大敵である、
５αリダクターゼを抑制する働きがあると言われます。
また、みかんの皮の部分には毛乳頭細胞を増やす効果があると言われており、
育毛が期待できます。

さらに、みかんの皮は頭皮を柔らかくする作用もあり、潤いを与えます。
これらの効能を利用して、育毛剤を作るのですが、当然副作用もありません。

リモネンは、みかんの皮に含まれている成分ですから、皮ごと食べないと
残念ながら摂取できません。

しかし、リモネンと同様に毛細血管を広げて、血行促進作用もある
ヘスペリジンは、みかんの袋やスジに多く含まれています。

ですから、スジをきれいにとって果肉だけを食べるのは、栄養を捨てて
いるようなもの。
そうは言っても、美味しくないものを無理に食べたくないですから、
育毛のためにスジをとるのは適度にするのが良い。

水溶性のビタミンCは、過剰摂取しても尿として排出されるので問題ないですが、
その分、体に蓄えることが出来ない栄養素。
なので、一度にたくさん食べても育毛には効果が薄いですから、水と一緒で
コマメに食べることが育毛に繋がります。

みかんを焼いて食べる効果はなかなか優れています。
中国医学では、焼いたり、温かくしたみかんを食べると血行の循環が促されるとされているのですが、
それにより冷え性の改善、風邪の予防、腰痛の改善に効果を発揮するみたいです。

特に注目したいのが血行の促進作用による育毛・抜け毛の予防効果ですね。
これは、みかんなどの柑橘系果実に含まれる「リモネン」にその効果があるのですが、
「リモネン」が髪の成長を邪魔をする悪い酵素、リダクターゼの働きを止めてくれます。

みかんの皮に含まれている橙皮油の95%がリモネンによって組成されていることから、
ヘアケアとしてのオイルまたは育毛剤として成分に含まれている訳です。

焼きみかんの作り方は簡単です。
個体をそのまま魚焼きグリルに入れて、5分ほど焼いてから裏返してまた5分焼きます。
オーブントースターなら少し長めに10分くらい焼くと良い感じに焼けます。
皮を食べる場合、黒く焦げる部分がありますのでその部分は取り除いた方が良いでしょう。

「リモネン」が多く含まれるみかんを主成分とするシャンプーや育毛剤は多くありますが、
それらを使わなくても、直接食べてしまった方が効果が得やすいのではないでしょうか。

①基本的にみかんの皮でも良いのですが、
使用する皮は某育毛剤を真似て
甘夏・いよかん・夏みかんを用意します。
kankitu AGAにも効果あり　柑橘系の皮で育毛剤を作る方法
綺麗に洗った後皮をむきます。（内側の白い部分はできるだけ無いようにする。）
ここで皮の総量を確認。

２～3日程度乾かします。

②35度の焼酎も用意します。（乾燥前の生皮の3倍量）
乾燥した皮を焼酎漬けにし、1週間冷蔵庫で保存します。

③焼酎漬けした皮を取り除き更に2週間冷蔵庫で保存します。

④色が濃くなってれば出来上がり。
2ヶ月以内に使い終わること。