シャンプーは”これから生えてくる髪のため”に頭皮をケアする大切なヘアケアです。ヘアケアの基本なのに意外と間違っている人が多いんです。基本を間違うとそのあとのケアは効果も半減・・・正しいシャンプー方法をマスターし、未来の髪の為の頭皮をケアを行いましょう。
シャンプー=洗髪は間違い!!
シャンプーすることを『洗髪』といいますが、この言葉がいけないのです。洗髪ではなく『洗頭』と言った方が解りやすいと思います。
シャンプーの基本の中の基本は、髪の毛を洗うのではなく、頭皮を洗うこと。
こう考えれば、シャンプーの仕方も自然と変わってくるのではないでしょうか。
頭皮のトラブルは多種多様で、それぞれに様々な原因が考えられます。その中でも、肌トラブルが起こる原因の中で意外にも多いのが間違ったシャンプーのやり方による頭皮への刺激です。
シャンプーは日常生活の中で当たり前に行う行為なので、頭皮に与える影響はとても大きいです。
シャンプー前に髪をブラッシングがポイント!!
浴室に入る前に行うブラッシングには、シャンプーの泡立ちを良くし髪の毛の汚れを落としやすくする効果があります。泡立ちやすくすることで、頭皮に泡が行き届きやすくなり汚れをしっかり落とすことができます。
目的
・髪のホコリ・汚れなどをとっておく。
・”からみ”をほぐし、シャンプー時の髪の負担や脱毛を防ぐ。
・ブラッシングにより頭皮の皮脂やフケが浮き、汚れが流しやすくなる。
お湯の温度に注意しましょう。
熱くて強いシャワーは厳禁!お湯は体温に近い38℃くらいが正解
シャンプーの時熱いお湯や強いシャワー圧はタブーです。熱いお湯を浴びるとキューティクルが立ち上がり、髪の毛がボワッと膨らんでしまいます。髪の毛にとってベストなお湯の温度は38℃。シャワーの時には、シャワーを体温に近いぬるめの温度に調節して使ってください。
シャワー圧も程ほどに。浴室の壁に当たったとき、しぶきがいっぱい飛ぶようなら、勢いが強すぎます。
頭皮の乾燥・痒みやフケが気になる場合は、お湯の温度にも注意。40℃以上の熱すぎる温度設定は、一時的に痒みを抑える効果がありますが、
頭皮の乾燥につながりやすく、痒みの原因にもなります。特に、シャワーでの熱湯は水圧も加わり刺激が増えるので要注意。
お風呂に入ってシャンプー前にもうひと工夫。
シャンプーを使う前に、シャワーのお湯で髪と頭皮を流します。「髪を濡らす」程度ではなく、お湯で頭皮と髪を洗うくらいの気持ちでしっかりと時間をかけます。
お湯で予洗いをしていると、頭皮の皮脂や汚れが流れ落ちて、サッパリとしてくる感じが分かると思います。
ほとんどの皮脂やホコリ、汚れはこの段階で落とせます。整髪料をつけている場合も、丁寧に洗い流します。
(シャンプーで2度洗いする人もいますが、2度洗いは頭皮にとって洗浄力が強すぎたり、負担を与えることがあるので、まずは予洗いを入念に。
髪の毛にお湯を含ませるように濡らします
シャンプーのファーストステップは、先ず髪の毛を適温のお湯でよく濡らすこと。シャワーの下に頭を差し出して濡れるにまかせるのではなく、手を使って、髪の毛にお湯を含ませるような感じで濡らしてください。
目的
・皮脂・ホコリを落とし、その後のシャンプーの泡立ちが良くなる。
・整髪料・スタイリング剤の汚れを落としておく。
・余計な汚れが落ちるので、シャンプーの効果が最大限に発揮される。
さいごはすすぎがポイントです。
フケや痒みの意外な原因として「シャンプーの洗い残し」があります。
シャンプー後にはしっかりとしたすすぎ洗いが必要です。1.髪を洗うときと同じような手つきで、髪をかき分けながら流す。
2.シャワーの水圧は高めで、頭皮もしっかりと。
3.指の腹で髪や頭皮にぬめりが残ってないか確認。
4.肩や胸などに流れたシャンプーも洗い流す。
(肌に残ったシャンプー剤は肌荒れ・ニキビの原因となります。)
さらさらヘアにブラッシングはかかせません。