薬局屋さんなどにちょこんとあって安価で手に入りやすい《ワセリン》。一度は購入したものの、わりと量もあっていつの間にかお薬箱の番人と化してしまっていませんか?キラキラ光る小瓶に入った美容液や、いい香りのするトリートメントなどについ心を奪われてしまいがちですが、この《ワセリン》実はとても機能的でお財布にも肌にも優しいヒーローだったのですよ♡
『ワセリン』は全部で3種類あります
雑貨屋さんやドラッグストアなど幅広く売られている『黄色ワセリン』
黄色(おうしょく)ワセリン比較的精製度が低く、不純物の含有量が多いのが黄色ワセリンで、色も黄色っぽいことが特徴です。主な販売区分としては「雑貨品」であり、医薬品や医薬部外品などには該当しません。
メリットとしては安価なことと、比較的どこでも手に入りやすいことですが、アトピー性皮膚炎の方、赤ちゃん、敏感肌の方は刺激を生じることがあります。
もっとも安価でポピュラーな『白色ワセリン』
日本薬局方の基準に合格したワセリンです。
値段、品質、感触、どの点においても平均したワセリンです。白色ワセリンは、原料の石油から精製されたワセリンから不純物を取り除いた皮膚の保護剤です。
ただし、白色ワセリンは微量ですがベンゼン等の不純物がまだ少量残っています。
眼科や皮膚科でも使用されているワセリンは『プロペト』
『プロペト』は眼科用としても使える精製度のもの
『プロペト』も白色ワセリンであり、有効成分は同じものです。しかし、『プロペト』は眼科用としても使えるよう高い精製度で作られたものです。そのため、眼科用として白色ワセリンを使用する場合は『プロペト』を選ぶ必要があります。
ワセリンの特徴**
ワセリンは皮膚に塗る保護剤の役割をする物質です。常温では軟膏やクリーム状の半固形状態で、薄く伸びる性質があります。
水にほとんど溶けません。
色は半透明の白や黄色をしてますが、におい、味はありません。
効能はバリア機能の回復を助けることワセリンの良いところは、角質層へほとんど浸透しないこと。クリームや乳液のように肌の奥深くへ染み込まず、表面に留まります。効能とは思えないかもしれませんが、皮膚のバリア機能を回復させるには最も優れた性質です。
バリア機能とは、外気に漂うゴミやホコリ、化学物質が体内に侵入するのを防ぐ役割のことです。皮膚表面にある角質層と、その下にある表皮が一体となって、強固なバリアを作り上げています。
それがこのバリア機能を屈指したものなのですが。
ぶりこは以前、靴擦れで大きな水膨れができ歩行が困難なことになりました。。。
靴擦れとはなんともおバカな理由かもしれませんが、当時はかなり苦痛でした(汗)
痛みを感じる理由はザックリいうと「神経がむき出しになり空気に触れることで刺激を受けるから」なのだそうです。なので、ワセリンを傷口に塗り神経を保護すると痛みを感じなくなるのです♡
なんとなくワセリンの事がわかってきたらLet’s実践♪
普段のスキンケアにも
夜のワセリン・ケア洗顔後に化粧水を塗ったあと、ヴァセリン、ワセリンを頬や口元など乾燥が気になるところに塗ります。皮脂分泌が活発な小鼻のまわりなどは、少量でOK!翌朝はモチモチ肌に。
朝のメイクに!ワセリンで日中も保湿ヴァセリン、ワセリンを厚く塗りすぎると化粧崩れの原因になるので、量の加減には注意!
化粧水すらしみてしまう人にでも
ひどい肌荒れにはワセリンが◎赤ちゃんから大人まで多くの人に人気のワセリンは、乾燥などによるひどい肌荒れにも効果的。
全身に使えて肌の水分をキープし、カサカサやかゆみを防いでくれる、とっても便利なアイテムなんです。
冷気やホコリ、衣服の擦れによる摩擦といった外部刺激から肌を守るワセリンは、肌荒れに悩んでいる人の救世主とも言えるでしょう。
ぶりこはなってから使ったけど!『靴擦れ予防』にも♪
マメ・靴擦れ予防
靴との摩擦が起こりやすいかかとにワセリンを塗っておくことで、靴擦れの防止になりますし、特にランニングをする際などに足の指に塗り込めば、マメの防止にもなります。また、たっぷり塗っておくことでワセリンが潤滑油となり、疲労も軽減してくれるので、結婚式等で慣れないヒール靴を履く日などに使用しましょう。
これからの時期には『花粉対策』にも
粘膜の保護
鼻の中にワセリンを塗ることで、鼻の粘膜を保護して、花粉の接触を防ぎます。花粉をキャッチ
鼻や目に入ってくる花粉は、皮膚に当たってから入ってくることが多いので、鼻や目の周りにワセリンを塗っておくことで、花粉をキャッチして体内への侵入を防ぎます。保湿効果
花粉症の症状とは直接は関係ありませんが、鼻水などで鼻の下などが赤くなるのを防ぐ効果があります。
ちなみに、ワセリンの安全性は高く、口など粘膜にはいってもの問題はないのだそうです♪
それなら、赤ちゃんや幼いお子様にも安心して使用できますね♪♪
安全性は高いですが、注意点アリ
オイリー肌、ニキビ肌の方は塗り過ぎに注意する元々皮脂が多い部分やニキビ部分は塗り過ぎない、または避けるようにしましょう。
ワセリンを塗りすぎると、肌表面の脂の割合が高くなり、余計に皮脂が目立ったりニキビが悪化してしまう可能性があります。
ただし、オイリー肌・ニキビ肌の方でも保湿はとても大切なので、塗る場所と量だけ気をつければ使っていただいて問題ありません。
白色ワセリンの副作用】
・皮膚のほてり
・油焼け症状として、皮膚の変色、黒ずみ、シミ。この他の注意点としては、紫外線を浴びる日には使用を避けるべきです。
なぜなら、日焼けによる油焼けを起こし、上記のような副作用が起こる可能性があるからです。
ぶりこの経験としては、かなりオススメです♪
「傷口を水洗いし、患部に白色ワセリンを厚めに塗り、ラップで覆うだけ」です。
指先や関節など動かす箇所は固定が難しいかもしれませんが、ぜひお試しください♡
お家にあるワセリンを使用する際は、酸化していないかキチンと確かめてくださいね♪