《雑学・小ネタ》理容室と床屋と美容院の違い♪♪

たいていの女性は美容院にいかれると思うので、普段はそんなに気にならないかと思います。でもある日、フとした瞬間。商店街を歩いていて思いました。「理容室と床屋と美容院の違いって?」

理容室=床屋 美容院は別もの

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床屋は男性が行くところでシャンプーは前かがみ、美容室は女性が行くところでシャンプーは仰向けといったイメージがあるが、性別による区別もなければ、仰向けにシャンプーをする床屋も増えている。

床屋と美容室の違いは、理容師法と美容師法という法律による業務範囲の違いで、理容と美容の定義が異なる。
理容は、頭髪の刈込、顔剃り等の方法により容姿を整えること。
美容は、パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により容姿を美しくすること。

全国理容生活衛生同業組合連合会によると、
「美容と理容の違いは、男女の違いではなく、法律によって業務範囲が示されていて、理容師法によると、理容とは頭髪の刈り込み、カット、シェービングやそれに付随することなどで容姿を整えること。一方、美容は、化粧、結髪、パーマなどにより容姿を美しくすることです」
と広報担当者。
つまり、カットは本来、理容の仕事なのだった。

そもそも、理容の場合、仕事のなりたちは、文明開花の断髪令がしかれたあたりにさかのぼるのに対し、女性は明治時代になっても髪を結うのが普通で、「カットでそろえる」という概念がなかったのだとか。
そのため、最初は理容美容が一緒だった法律「理容師法」が昭和23年1月につくられ、徐々に成熟してきたことによって、昭和32年に、単独の法律「理容師法」「美容師法」に分かれたのだという。

免許が違うということは知っていましたが、その垣根の理由がかなり昔にあるものだったとは初めて知りました。。。
ぶりこ、小学生のときに床屋さんに行ったことあるけどね☆(キラッ)

床屋さん=うつ伏せシャンプー の理由は「はらきり?!」

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諸説あるみたいですが、
江戸時代、男性が洗髪される時に腹を向ける(仰向け)というのは腹を切る=危ないというイメージがあったため、イヤがられてうつ伏せになったという説があります
でもって、美容院は女性のお客さんが多く、そして女性の場合はお湯が顔についてお化粧が落ちてしまわないために、という理由で仰向けのシャンプー台になったんだとか♪
こじつけ感も否めないので諸説のひとつとして語られているそうな(笑)

床屋と美容院の共通点《定休日が主に月曜日》

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なぜ月曜が定休日になったのか。全日本美容業生活衛生同業組合連合会に聞いた。
「ご指摘の通り、全国的には月曜定休が多いんですが、それはずいぶん昔、戦前の電力事情がよくない時代からのようなんです」と言うのは、広報担当者。

かつてはコールドパーマなどがなく、髪に何十本も電極をつける「電髪(でんぱつ)」というパーマが主流だったそうで、美容室=電気を大量に使う場所とみなされていたそうだ。
「そこで、電力の供給にあわせて、休日の後、つまり、月曜には電気をたくさん使うものをストップしようということで、美容院を休みにすることになったと言われています」
ただし、これはあくまで憶測で、本当かどうかは不明とのこと。
さらに、「定休日」がきっちり決められたのは、昭和35年前後。
「『適正化規定』という法律に基づいて、都道府県ごとに、組合が定休日や料金、営業時間などを決めることになったんです」
ただし、これも今では「公正取引委員会」の指導により、完全に自由になっている。つまり、いつ休んでも、休まなくてもいいわけなのだが、それでも月曜定休が多い理由は、
「都道府県ごとに決まっていた頃のなごりでしょうね」とのこと。

関東は火曜定休日が多いのだそうで、理由はほぼ同じらしい

関東の美容室の定休日はなんで火曜日?
全国の理容室、美容院の定休日はほぼ月曜日ですが、なぜか関東は火曜日が定休日の所ばかり。これは、戦時中、電力供給をストップさせる曜日を地域ごとに変えていたことに理由があります。関東は火曜日に電力供給をストップさせていたので、電気を使ってパーマを行う美容院は火曜日を定休日にしました。もちろん、関東以外の地域も同じように定休日がバラバラだったのですが、戦後関東を除いて月曜日に統一してしまったため、関東だけが火曜日定休日になってしまったのです。

床屋さんにある《アレ》

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実はアレ、三色ねじり棒(看板)といいます。このほかにも、三色サインポールなどと呼ばれています。赤・青・白の三色にはきちんと意味があり、赤は「動脈」青は「静脈」白は「包帯」を意味しているそうです。←実は、これはガセネっぽいです(後述)
では、なぜ床屋さんなのに、医療に関する意味が込められているのか?それは、昔ヨーロッパでは外科医が理髪業を行なっていた由来からです。
中世ヨーロッパで行なわれていた‪「瀉血‬(しゃけつ)」と呼ばれる治療法から名がついた説です
瀉血とは、「身体の悪い部分には悪い血が集まる」から、その悪い血を抜き取る治療法です。医学的根拠は無いそうですが、時代は中世ですから致し方ありません。

治療に際しては、患部を切開して血を抜き取る際に、患者に棒を握らせ、腕を固定し、そこを伝って受皿に落ちていくようにしていましたが、術後に血のついた棒をそのままにしておくのは衛生上好ましくないとのことから、その棒を赤く塗って使用するようになりました。
その棒は、barber-surgeon's pole(理容外科医の棒)と呼ばれ、後にbarber's poleつまり理容店の棒と呼称されるようになったといわれています。
治療が終わった後、洗浄したその赤い棒と傷口に巻いた白い包帯を店の軒先に干していたところ、風に吹かれてその白い包帯が赤い瀉血棒にらせん状に巻き付きました。

その模様が、現在のサインポールの原形になったと言われています。

そののち、1700年代にフランスや英国で、理容師と外科医が区別された際、理容師は青を、外科医は赤白にと定められたため、理容店の看板は今日の赤・白・青の3色になったといわれています。

その他色々と諸説はありますが、信頼性が高いこの「瀉血(しゃけつ)」説が有力と『全国理容環境衛生同業組合』では言っています。

現在ではサインポールを置いていないお店も多いそうですが、なんどなくアレって気になっちゃうんですよね(笑)
まさか、そのサインポールにまつわる話がこんなにも深いものだったとわ・・・(笑)
以上が今回の小ネタでした♪
なんとなーく気になっていた方のスッキリになれれば(笑)と、思います♡
雑談雑学が大好きなぶりこです、今後もちょこちょこ小ネタもあげていきたいと思いますので宜しくお願いします♡

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