エクステには様々な装着方法がありますが、取り付けや取り外しの時間、地毛へのダメージなどに違いが見られます。ここでは、取り付け方法別に、それぞれのメリットとデメリットをご紹介していきます。ご自身の髪型や髪質、毛量をはじめ、目的や用途、ライフスタイルなどに合わせて、適切なエクステを選びましょう!
編みこみ
多くのサロンが採用している、もっともスタンダードな施術で、三つ編みと 四つ編みの2種類に大別され、店舗によっては、オリジナルの編みこみを行っているところもあります。
メリットは、しっかり取り付けているため持ちがよく、毛束の量の調節やカラーのブレンドができること。取り付け部分を表面に見せながらのスタイルも可能であること。三つ編みよりも四つ編みのほうがより持ちはよくなります。
デメリットは取り付けに時間がかかること、ほぼスタイリストさんが二人がかりで担当になるので比較的高くなりやすい。また、取り外しに時間がかかり、毛束が絡むことも。
金属チップ
毛の束が少ないと抜けてしまい、多すぎても圧着の際に切れてしまうので、 チップに通す毛量の調整に経験が必要です。また、チップに通す毛量が制限されるため、一本あたりの太さは細くなります。
メリットは比較的簡単に取り付ける事ができます。そのため時間も短く費用も安くすみます。デメリットは金属が頭皮や地毛に接触し違和感や痛みを感じる事もあります。またすぐに取れてしまう事も多いようです。
熱収縮チューブ
毛束にグルー(接着剤)が付いているタイプと、チューブの内側に塗られているものがあり、取り外しは専用のリムーバーで行います。接続部分が小さく目立ちにくいことが、熱収縮チューブの最大の特徴となっています。
メリットは一人で施術でき比較的短時間で取り付けできること、デメリットはグルーを使うために、髪のダメージが出やすいことや取り外しに時間がかかることです。
シリコンキャップ
メリットは簡単にでき時間もかかりません。また装着時の違和感もなく目立ちにくく、髪への負担も少ないです。
デメリットは持ちが悪い事、数を付けないとボリュームが出ない事が挙げられます。
超音波式
毛束の1つ1つが細いため数多く取り付ける必要はありますが、地毛と馴染みやすく自然な感じに仕上がります。また、チップやチューブ、キャップなどの異物がないため、違和感なく洗髪できることも特徴です。
メリットは地毛と一体化した仕上がりになり装着部分が目立ちません。また地毛と同じようにブラッシングしたりシャンプーしたりできます。
デメリットは施術が難しいため導入店が少ない事、また時間と費用がかかる事です。
シール・テープ
価格はやや高めに設定されていることが多いですが、シールを貼り替えたり、重ね貼りすることで繰り返し使用することができます。最近では、シール部分をより薄く・柔らかくした商品や、長期使用できるものも出てきています。
<メリット>●地毛にシールを貼り合わせてつけていくので、編み込みのようにボコボコしません。
●ボコボコしないので、地毛が細い方や、前髪エクステをするのにもむいています。
●取り付けの時間がとても早いです。
<デメリット>●シャンプーなどに含まれる界面活性剤や、トリートメント・地肌から発生する油分の影響で接着力が弱くなりとれやすくなることもあります。
●毛の色を混ぜることができないので既存の色のみでの取り付けになります。
●1枚1枚が平面的なのでボリュームをだすにはあまり向いていません。