髪の毛が広がったり、いつも以上に癖が出たり。いつもと同じケアをしていても髪の毛って変化していますよね。その原因の1つが水分バランスなんです。
私ってくせ毛だから・・・実は水分バランスのせいかも。
髪の内部には大きく分けて、「水分を吸収するタンパク質」と「水分を吸収しないタンパク質」が存在します。この2つのタンパク質がバランス良く1:1で組み合わされていると、その人の髪は素直な直毛となります。
しかし、元々直毛だった方でもこの2つのタンパク質のバランスが崩れ、髪の保湿力が低下することでツヤがなくなり、湿度の影響を受けやすい乾燥したクセ毛になります。
広がる髪の毛は水分バランスが悪いんです。
水分バランスが均一にするためには丁寧なブラッシングが効果的と言われています。髪の毛全体に水分が行きわたるようにブラッシングしてあげると髪の毛は広がりにくくなります。ブラッシングに使う櫛は頭皮や髪の毛に優しいものを選んであげましょう。
適切な水分バランスは・・・
健康な髪の水分量(12~14%)を保てるように!髪への栄養も運ばれるように!
内側からの水分を補給をするということも忘れないでください。
水分ってどうやって髪に入るの?
髪の毛は弱酸性(pH4.5~5.5)で安定する性質で、日本の水道水は平均pH7.8の弱アルカリ性なのです。この水道水が触れると、pHが変化してキューティクルが開き、その隙間から水分が入り髪の毛を膨らませてしまいます。
濡れた髪の毛を自然乾燥すると、内部の水分も同時に蒸発させるので水分量が減っていきます。パサつきの原因です。
なので、水に濡れたりシャンプーした後は、最低でも20分以内にドライヤーで乾かして下さい。水分量を保つコツです。
そんなときは《オイルケア》がお勧めです。
洗い流すトリートメントよりも少し重たい印象ですが、少量を手に伸ばしながら使うと失敗しづらいですよ。
ヘアケア用品で、髪の毛の水分量をととのえる。ヘアケア用品で髪の毛の水分量をととのえて、髪の毛を落ち着かせるのも効果的なよう。…
短くするとなおさら広がることがあります。
広がる髪で悩んでいる人は髪の毛を短くするともっと広がってしまうかもしれません。決して短い髪の毛が悪いのではなく髪の毛自体に問題があるからです。水分バランスが整ってくれば髪の毛が広がる回数が随分減ってきます。傷んでいる箇所を切る程度にしてまずは髪の毛全体の水分バランスが良くなるようにケアをしましょう。それから髪の毛を短くしても遅くはありませんよ。
髪の毛も頭皮の一部。適切な保湿が必要です。
お顔のスキンケアでは、保湿が重要なのはよくご存知と思いますが、頭皮も肌の延長。頭皮が乾燥してくると、髪も乾燥しクセ毛になっていきます。頭皮の一部が変化したものが髪の毛なので、お顔と同じようにスキンケアの発想で頭皮のお手入れをすることが大切です。
最近、クセ毛が気になってきたという方は、肌(頭皮)のコンディションを整え、健康な弱酸性に導くケアを心がけましょう。髪を傷める縮毛矯正に頼らず、毎日のヘアケアで水分補給をしてタンパク質のバランスを整える事で、乾燥から髪をまもり、落ち着きを取り戻した扱いやすい髪質になります。
しっかり汚れを浮かせることができるからです。
水分バランスを整えるのにも有効だなんて。
しっかり毎日のブラッシングを心がけましょう。
ポイントは毛先から丁寧に・・・ですよ。