ヘアケアにはお風呂が一番！お風呂は頭皮マッサージより効果的なんです。ご存知でしたか？

お風呂につかると体が赤くなり温まりますよね。これはもちろんお風呂の温度で体温が上昇するためです。 体温が上昇するとどんな効果がありますか？血液の流れが良くなり、汗をかきます。汗をかくという事は新陳代謝がよくなるという事です。

これらの働きが体全体の皮膚のみならず頭皮にも起こっているのです。

頭皮の血液循環が良くなり血行が促進されます。そして汗をかくので毛根の汚れが浮き出てきます。 その後シャンプーをすると毛穴の汚れまですっきり除去することができます。また頭皮全体の新陳代謝が活発になり細胞がイキイキしてきます。これらはすべて抜け毛を防ぎ薄毛改善につながります。

頭皮マッサージで部分的な血行を促すよりも、全身の血行促進をした方がずっと効果的です。

食べた栄養は内臓→全身→頭皮→髪へと伝わっていくので、頭皮だけでなく全身の血行促進が大切だからです。 全身の血行が促進されれば当然、頭皮の血行も促進されます。さらに頭皮の血行を一時的に促進した場合より、効果は長く続きます。

簡単にはじめられる全身の血行促進といえばずばり、お風呂であたたまること。 もし鏡の前でせっせと頭皮マッサージを行っているなら、ゆっくり湯船に浸かりながらマッサージをした方が効果的です。

血行が悪くなると、老廃物が蓄積し、頭皮にもコリが生じます。この状態になると髪の細胞への栄養供給が妨げられてしまい、髪の育毛に悪影響を与えます。

健康的な育毛や発毛のため、必要な栄養素を運ぶためにも血行を促進することが重要となります。

出来るだけ毎日湯船に浸かる。
30分以上湯船に浸かる。
熱すぎる温度ではなく、ぬるめのお湯でじっくりと温まる。
頭皮マッサージを行うなら湯船の中か、一度湯に入り体が温まった後。

はじめは30分以上もお風呂に入ると退屈を感じますが、本を読んだり携帯いじったりなどしていれば30分はあっという間ですよ！

お風呂は体をきれいにするだけでなく、体を温めて血液のめぐりをよくしたり新陳代謝を高めて肌の調子を整える効果もあります。

◇入浴前後の注意
入浴前、入浴後に水分補給をしましょう。お風呂ではたっぷり汗をかくので、入浴前とあとには必ず水分を多く取りましょう。ミネラルウォーターやハーブティーなど、体に優しい飲みものがお勧めです。

食後は３０分～１時間置いてから
食後、時間をおかずに入浴してしまうと、胃が消化不良を起こしてしまいます。これは、入浴により血流がよくなった分、胃に充分な血液が回らなくなるからです。

背中の拭き残しに注意
背中はくぼみがあるので水分を拭き残しやすいところです。内臓に近いところに水分が残ってると、細かい水滴が蒸発するときに体の熱を奪ってしまいます。しっかりと水分をふき取るように気をつけましょう。

シャワーとお風呂の大きな違いは汚れを取り除くだけでなく、じっくり体を温めることにあります。湯船につかるときはじっくり体を温めるように心がけましょう。暑い温度のお湯にサッとつかるのではなく、３９度から４０度の湯にゆっくりつかることで効果が上がります。

体を効果的に温るためには入浴剤や半身浴も効果的です。すきな香りを選ぶことでリラックス効果も得る事ができます。重要なのは続ける事。お風呂は体を温めるのに効果的ですが、1回の入浴ですぐに効果が出るわけではありません。色々な入浴剤を選んで楽しむことが続けるコツです。

育毛剤を毎日使うよりも、毎日気持ちよくお風呂に入るほうが育毛効果がある場合もあります。お風呂でリラックスしストレスを解消することも育毛に効果的です。

◇お湯の温度
シャキッとしたいときは42℃くらいのやや熱めのお湯に、5分ほどつかります。
またはやや熱めのシャワーを使います。熱いお湯は血圧や心拍数が上昇し、新陳代謝が活発になります。朝すっきり目覚めたいときや、スポーツの後などに効果的です。

リラックスしたいときは３８度前後のややぬるめのお湯に、２０分～３０分くらいゆっくりつかります。汗ばむ程度が目安です。ぬるいお湯は心身をリラックスさせます。特に就寝前など、ゆっくり休みたいときや、心身の疲れをとりたいときに効果的です。

入浴前に頭皮を充分に濡らす
抜け毛は頭皮に詰まった皮脂が原因であり、育毛の妨げにもなります。頭皮は皮脂の分泌が盛んな場所であり、シャンプーする直前に髪を濡らして洗っても、皮脂でこびりついた汚れを洗い落とすのは難しくなります。入浴前に頭皮にもお湯をかけて濡らしておくことで、皮脂を浮かせて毛穴に詰まった汚れを落とすことができます。

20分ほどの半身浴で血行促進
半身浴には『ゆっくりと体を温めてくれる』『リラックスして、全身の血流を促進してくれる』などの効果があります。熱い夏はシャワーで済ませたくなりますが、血行促進のために湯船につかりましょう。

体温より少し温かめ38度のお湯を、みぞおちの辺りが浸かるくらい湯船にためます。入浴時間は、20分くらいで十分体の芯から温まります。