よく耳にする「デジタルパーマ」という言葉。それって、今までのパーマと何が違うの?仕上がりが違うの?今さら聞けない、そんな疑問をまとめてみました!
デジタルパーマとは……
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デジタルパーマは、パーマ剤を使う一般のパーマの作業工程に、更に熱加工も加えたホットパーマの一種です。
なるほど。熱加工をプラスしたものがデジタルパーマなんですね。
そして、実はこんな事実も……
そして、実はこんな事実も……
実は登録商標です。ですから本当は「デジタルパーマです」と名乗るためには商標元の機械であるデジタルフリーという機械を使ってかけたものでなければデジタルパーマとは呼べないことになっているんですね。
デジタルパーマという言葉が急速に一般に浸透する速度が早すぎて、いまでは正式名称である形状記憶パーマよりも呼び名が普及してしまいました。
デジタルパーマの定義もあいまいだったので、こんな事実があるなんて全く知りませんでした。ちょっとびっくり。
デジタルパーマの施術工程は、同じホットパーマの「縮毛矯正」に良く似ています。矯正力や髪の痛み具合に違いはありますが、デジタルパーマはくせ毛を直毛に変える縮毛矯正の「ウェーブ・カール版」とイメージしてもらえれば良いでしょう。
具体的にはどう施術する?
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熱を出すロッドを巻き込んでパーマ液をかけるという熱+薬液の併用パターンです。熱を併用すると、髪の毛が乾いたときに元の形に戻ろうとする力が強まるのですね。ですから形状記憶パーマと呼ばれるわけです。
見た目には、機械を使うかどうかが大きな違いでしょうね。ただし、デジタルといっても実際の作業はアナログです。
どんなメリットがあるの?
『ホット系』でかけるパーマのメリットとして、
・コテで巻いたような質感のカール感を再現しやすい
・髪が細くてパーマがかかりにくい方でもカールをだしやすい
・ワックスやムースなど髪にスタイリング剤をたくさんつけたくない方でもスタイリングがしやすい
・従来のパーマと比べてカールの保ちが良い
などが挙げられます。
【髪の質感、仕上がり】デジタルパーマの質感・仕上がり
髪にツヤとコシが出て、立体的で弾力性のあるウェーブやカールが形成されます
リッジ感の強い(形がはっきりした)ウェーブやカールになり、だれません
ゆるい大きなカールや巻き髪のようなカールも作れます
→ 女性の巻き髪スタイルにもよく利用されます
ふんわりとした自然な仕上がりではなく、少し硬めの仕上がりになります
昔のホットパーマでは頭皮を焼いちゃうような短めの髪にもかけることができます。これは昔と違って低温で、デジタルで細かい温度調整が制御できるからです。
じゃあ、デメリットは?
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『ホット系』のデメリットですが
・熱をつかってかけるため髪が乾燥しやすいこと
・髪にカールをつけるロッド自体が発熱するものが多いのでショート、ベリーショートなどヘアスタイルによってはかけられない場合もある
ということが挙げられます。
短めの髪にも当てられるとは言え、極端に短すぎるとやっぱり難しいようですね。
通常のパーマに比べて時間がかかる上に、ホットパーマから見れば軽減されたとはいえ熱くて重いのも事実です。
形状記憶力が強いため、ブローをしてもウェーブが残りやすく、ストレートヘアも楽しみたい方には不向き
傷んだ毛先、シャギーなどで細くなった毛先、猫毛などでは大きいカールがかかりにくく、チリチリになりやすい
仕上がりについておさらいです!
普通のパーマの場合は、しっとりとやわらかな束感のあるカールがでます。デジタルパーマは、ふんわりとしたドライな質感の、コテやアイロンで巻いたようなカールがでます。ウェーブの質感には結構違いが出るので、なりたいスタイルによって向き不向きがあります。
デジタルパーマは乾いた時にウェーブが出るので、ドライヤーで乾かすだけでウェーブが出ます。ハンドブローで簡単にウェーブがでるので、スタイリングはかなり楽になります。朝にしっかりとカールを出しておけば、カールが崩れた場合も指に巻きつけるだけで再現できます。