日本に古くから伝わる椿油。今一度その汎用性を見直してみては?
椿油とは?
椿油はオレイン酸85%、リノール酸3.8%、ステアリン酸2.5%、パルミチン酸7.9%、その他0.8%でできています。国産物と中国産物とではこのオレイン酸とリノール酸の含有率が違います。
体によいといわれる成分がこのオレイン酸であるためこのオレイン酸の含有率が高いかどうかはとても大事になってきます。
ツバキ油は昔からヘアケアに用いられている油です。なぜツバキ油が髪にいいかというと、人の肌にも多く含まれているオレイン酸が多く含まれているからです。オレイン酸は、人の肌の皮脂のうち、半分弱を占める40%もの割合を占めてます。物にもよりますが、椿油(ツバキ油)85%以上含まれているものもあるので、まさにケアにぴったりという訳です。
椿油は頭皮ケアにも使えます!
椿油は最高のオイルクレンジング剤椿油を使ってオイルクレンジングをすると、毛穴の皮脂汚れがスッキリとれ、頭皮が青白くキレイになります。スタイリングの際には、トップの立ち上がりとツヤが出ます。簡単に例えると、サロンでヘッドスパをした後の状態です。
「頭皮が乾燥してつっぱる」「頭皮が赤く炎症する」
「乾燥してパサパサフケが出る」
「フケで頭皮がしろい粉をふいている」頭皮の乾燥に悩んでいる人。特に冬になるとフケがでやすい人、頭皮がベタベタする人必見
頭皮に椿油を直接つける頭皮をかき分け、しっかり頭皮につけ、全体になじませます。ここで気をつけていただきたいのは、「乾いた」頭皮に使うことです。オイルクレンジングは、頭皮の脂と椿油の油が同じ「あぶら」同士で混ざり合うことで、クレンジング効果を発揮します。すすいだ後は、頭皮に水分が残り、油をはじくので本来の効果が発揮できなくなります。
頭皮をマッサージ
髪の上ではなく、しっかり地肌に指の腹をつけ、円を描くように優しく頭皮全体をマッサージします。この時、汚れをしっかりかき出そうと地肌を強くこすらないよう気をつけて下さい。脂と油が混ざり合えば、自然と毛穴から汚れがとれますので、力は必要ありません。
ぬるま湯で乳化する
オイルマッサージが終わったら、洗面器にぬるま湯を溜め、手で少しずつ頭皮にかけ、また優しく円を描くように頭皮をマッサージします。水と油が混ざり合わない性質を利用して、皮脂と椿油が混ざり合ったものを水で毛穴から浮かび上がらせます(乳化)。
しっかりすすぐ
乳化されて、汚れが頭皮表面に浮かび上がっていています。指をしっかり頭皮に当て、すすぎ残しのないようしっかりすすいで下さい。少なくとも1分はすすぐことをおすすめします。
2回シャンプーをする
すすぎだけで椿油はとれません。髪にもついてしまうので、シャンプーの泡立ちが悪くなります。1回目は軽く泡立ててサッとすすぎ、2回目でしっかり泡立てて、余計な油分を泡で包みとるようにします。
もちろんトリートメントにも!
ーシックな椿油を使ったヘアケア
パサつきを抑え、ツヤのあるしなやかな髪に仕上げます
シャンプーの後に、洗面器に半分ほどのお湯を張ります。
その中に純椿油を3~4滴(※)落とし、よくかき回します。
洗面器のお湯を髪にかけ、全体になじませます。
そのまま洗い流さず、タオルドライやドライヤーで乾かします。
※お使いになる方の髪の量や長さによって、仕上がりや効果が異なります。少しずつお使いになり、ご自分の適量を見つけてください。
ひどいパサつき、傷んだ毛先を集中ケア
ツヤのある美しい髪に仕上げます
洗髪後、タオルドライの後や半乾きの状態で。
純椿油を手のひらに数滴取り、それを伸ばします。
その手で髪の傷みの激しい毛先など、もみ込むようになじませます。 触ってみて、特に傷んでいるところ、乾燥しているところにつけます。
そのまま洗い流さず、ドライヤーでやさしく乾かします。
夏の紫外線対策にも椿油を役立ててくださいね!
髪に椿油をつけるヘアパックや、頭皮の保湿とはまた別のケアとして、行ってくださいね。
瓶入りが最もオーソドックスですが、スプレータイプもありますね。
瓶入りよりも扱いが簡単なのでお勧めです。