身近な話題ですが、以外と知られているようでしられていないのが、リンスとトリートメントとコンディショナーの違いです。最近は、リンスより「コンディショナー」っていう名前をよく聞きますが、どんなものかなあ?って疑問に思っている人は多いと思います。
まず、リンスとトリートメントの基本的な違いについてまとめてみましょう。
毛髪の断面イメージ リンスとトリートメントの違い
リンス・・・・
髪の表面を油分でカバーし、シャンプーの後の髪のきしみを防いで、手ざわりをよくすることができる。
また、髪の水分の蒸発をおさえることができる。しかし、毛髪の内部には作用しない。
トリートメント・・・・
リンスと同じ効果があるが、毛髪の内部にまで、タンパク質成分が浸透できるので、ダメージ部分に栄養を補給する事ができる。
そしてコンディショナーは、髪の表面をカバーするという点では、リンスに近いけど、リンスよりも髪の表面のコンディションを整える力が強いものと考えて下さい。
昔はリンスというと、洗浄力の強いシャンプーしかなかったので、洗い上がりがゴワゴワしている髪を、しっとりさせるためにリンスが必要でした。
しかし現在では、シャンプーもマイルド成分を含んでいるものが多くなって、リンスが本来持っていた働きは、だんだん必要ではなくなってきたようです。
そしてそのかわりに、リンスのように髪の表面を保護しつつも、それにプラスして、洗い上がりの髪に、しなやかさやコシを加える力などをも合わせて持っているコンディショナーが、リンスのかわりに使われるようになりました。
ただ、そうはいってもコンディショナーはリンスと同様、髪の中にまで作用する力を持っていないので、ダメージが気になる人はトリートメントを使うことをお勧めします。