朝はさらさらだったはずの髪が、夕方になるとベタついてぺたんこ。髪は毎日きれいに洗っているのにどうして?なんて経験ありませんか?
シャンプー後に髪を乾かし、指の腹で頭皮を軽く押してみましょう。この時の指の腹のテカリ具合を覚えておいて下さい。そして10分後と1時間後に再度チェック。1
10分後に皮脂で指の腹がテカると「オイリー頭皮」、1時間後に皮脂が出ていれば「正常」です。わかりにくい場合、あぶらとり紙を使うとわかりやすくチェックできます。
朝シャンはNG!ある程度の皮脂は頭皮に必要なものです。「ベタつきが嫌だから」と朝も夜も髪を洗うと必要な皮脂まで流れてしまいます。その結果、不足を補うため皮脂が過剰分泌になりベタつきがでることも。1日の汚れを流せる夜だけで十分。
ホルモンバランスが崩れることにより、皮脂が過剰分泌されてしまうこともあります。正しい生活リズム、バランスを意識した食生活で内蔵器官を正常化し、ホルモンバランスを整えましょう。
油っぽい食事や炭水化物、お菓子やジュースなどが皮脂の材料になって皮脂量を増加させてしまいます。バランスよく野菜も摂取し、不足しがちなビタミンとミネラルを補うと改善されてきますよ。
ストレスや睡眠不足も、自律神経とホルモンバランスを乱してしまい皮脂を増やしてしまう原因です。ストレスをこまめに発散し、質の良い睡眠で心の健康も意識したいところ。
手のばい菌を除去するハンドサニタイザーのジェルも、瞬間的にオイリーヘアを解消してくれる優れもの。手に少量のサニタイザーを取り、頭皮に刷り込みましょう。嫌なにおいの原因になる雑菌も殺菌してくれるので、髪の匂いが気になるときにも有効です。
もしペーパータオルもハンドサニタイザーもなければ、香水を頭に振りかけましょう。香水にもサニタイザーと同じくアルコールが含まれているので、頭皮の油を分解する作用があります。けれど同じく頭皮や髪を乾燥させる働きもあるので、これも日常的には使わないようにした方がいいでしょう。
シャンプーをしてぬるま湯できれいに洗い流したら、リンスをつけますね。このリンスはさらにぬるいお湯かお水で洗い流しましょう。 熱いお湯は髪と頭皮を乾燥させ、更なる皮脂分泌を招きます。お水で洗い流せば刺激が少ないうえ、毛穴を閉じて皮脂の産出をある程度抑えることができます。