ミュールやパンプスを履く春夏辺りから気にする方の多い『かかと』。しかし、この乾燥する時季だってお手入れしておかないと、ストッキングやタイツが何枚あっても足りない事にもなってしまいますし、悪化してからではいざという時には時すでに遅しということにもなりかねません!!中には万年お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?そんな『かかとちゃん』のケアを見直していきたいと思います♡
かかとのガサガサの原因
ガサガサかかとの原因ガサガサの正体は、“本来なら垢となってはがれ落ちるはずの古い角質が堆積した状態”ד乾燥”です。
もともと皮脂腺がないかかとは、油分が不足して乾燥しやすい部分。そこに加齢や血行不良で皮膚細胞の代謝が低下すると、古い角質がはがれにくくなり蓄積され(角質肥厚)、かかとの乾燥がさらに進みます。
刺激が原因のかかとのひび割れ
人間の身体は良く出来ているようで、外からの刺激が続くと、その部分を守ろうとする力が働くようです。
履いている物や歩く距離によって足の裏にはかなりの刺激が加わります。
その結果、足の裏を守ろうと角質自体が厚くなってしまい、厚くなりすぎたかかとに力が加わることでパリッとかかとが割れてしまう…。
そんな荒れてしまった かかとをそのまま放っておくと・・・
このように、ただでさえ乾燥しやすい「かかと」。お手入れを怠っていると、皮膚の乾燥がどんどん加速し、あっという間にガサガサに。するとガサガサになった皮膚が角質化して表面の細胞に水分がより行き渡らなくなり、角質がもろくなってひび割れたり亀裂が入ってしまいます。悪化すると、さらに深く裂けて出血や痛みを伴うひどいひび割れになる恐れも。また角質は水虫など細菌の栄養分にもなりますし、角質がより硬くなってタコになったり、角質の下に芯ができてウオノメになったりもします。こういった足のトラブルを誘発しないためにも日頃のケアをしっかりすることが大切です。
日頃の心がけで(悪化も)予防
靴を見直して、摩擦を避けるサイズの合わないブーツ(底がフラット)+すべりやすいタイツのコーデは、歩くたびに靴の中で足が動き、かかとに刺激が加わるので要注意。
インソールでサイズ調節するか、靴選びを見直しましょう。ソールが硬い靴よりも、ある程度足底やさしいクッション性のある靴がよいでしょう。
靴下は、足首を締め付けないものがよいでしょう。血行不良はターンオーバーの乱れを招きやすくなります。ムレが気になる人は指先のないサポータータイプのものや、5本指のものを選ぶとよいでしょう。
同じ靴を毎日履いたり、1か所に集中して体重がかかってしまう立ち方や歩き方も、足裏の角質が厚くなる原因です。体重がかかるうえに、摩擦などの刺激も受けやすい足の裏やかかとは、そもそも体のなかでいちばん角質が厚くなっています。
かかとが硬くなってしまったら『角質除去』をしてからケア
一番多いのは削るタイプ
清潔な状態で行う。・ 肌の他の部分を傷つけない。
・ 一気に削りすぎない。角質があまりに厚くなっている場合は、何日かに分けて少しずつ削るようにしてください。一気に削ると、必要な角質層まで傷つけるリスクが高くなります。
削りすぎはお肌を刺激し、結果、お肌は防御機能を働かせ、また角質が厚くなります。
目の粗い面と細かい面両方ついているようなものがよいです。
・ 軽石などは、刺激が強すぎて肌を傷つけてしまう可能性が高いので、おすすめできません。
かかとを削る除去の方法が向いていないと思う人には、かかとを磨いてケアする方法をご紹介します。・週3~4日程度で手軽にケア(除去)したい
・皮膚を傷つけずに足裏のガサガサを除去したい――といった人におすすめの除去方法です。
スクラブ入りのクリームを塗って、マッサージして角質を除去します。 週3~4日程度ケアすることにより、少しずつ効果が表れてきます。 ただし多少時間がかかるので、即効性を求める人には不向きです。
お酢をつかってかかとの角質除去!
かかとの角質除去はお酢をつかって簡単にできます。お酢の酸にはピーリング効果があって、家庭にある食酢に豊富に含まれている有機酸が角質を除去してくれるんです。やり方は、両足の入る洗面器などにお酢とお湯を1:3の割合でいれてください。そこに足を30分~1時間浸します。浸し終わったらフットケア用のブラシなどで軽くこするとポロポロと角質がとれますよ。あとは洗い流して拭くだけです。
週に1回くらいを目安に続けてみてくださいね。お酢は角質除去だけではなく、殺菌効果もあるので足の臭いも気にならなくなりますよ。
かかとの状態に合わせての保湿ケアを習慣に♪
ワセリンが有効?かかとのひび割れにはワセリンが効果的です。ワセリンは、肌から水分が蒸発するのを防ぐ働きがあります。また、皮膚を保護するので、菌の侵入を防ぎホコリや衣服の摩擦などの刺激から肌を守ってくれます。特に乾燥が原因でひび割れてしまったかかとには、最適といえます。
ワセリンの効果的な使用方法は、お風呂あがりの水分を含みやわらかくなったかかとに塗るのがおすすめです。
角質に白ヒビ,スジが入っているかかとさんには『尿素』
白いヒビが入っている場合
角化した角層を溶かす尿素配合のハンドクリームを重ね塗りし、かかとにラップを巻き、5分ほど置きます。汗がこもって蒸れるので、寝ている間は避けてください
割れてしまったかかとさんは低刺激の天然保湿剤『はちみつ+オリーブオイル』
簡単な治療方法は
1:お風呂上りに柔らかくなったかかとにハチミツ小さじ1杯を塗ります
2:ハチミツの上からオリーブオイルを重ねて塗ります
3:ラップなどで保護をして、その上から靴下をはいてそのまま寝ます
ガサガサからヒビ割れ、出血にまでいたってしまうと傷口から感染症を起こしてしまうこともあるそうです。なので、ただのボディケアの一貫と考えず、とても大切な体のメンテナンスと思って取り組んだ方が良いかもしれませんね。