加湿器なしでもOKな冬の乾燥対策!髪の水分量は10~15%に保とう!

加湿器がなくても、意外と簡単にできる保湿ケアがたくさんありますよ。髪の潤いをしっかり内部に閉じ込めて、乾燥しないように室内を加湿!これで乾燥しがちな季節も乗り切りましょう♡

放っておくと乾燥しちゃう!

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皆さんの髪の毛、ぱさぱさに乾いてしまってはいませんか?
オフィスの中は夏も冬もエアコンがガンガンきいているため、
肌と同じように髪も乾きやすくなります。
水分不足でからからの状態になれば、髪の毛はもろくなってすぐに折れてしまったり、切れたりしてしまいます。
切れた毛先はささくれ状態になってしまうため、枝毛の原因にも……。
空気が乾いた冬は、髪のパサパサ、頭皮のカサカサが気になる季節。髪と頭皮の乾燥は、ダメージがダメージを呼ぶ悪循環につながるので、早めに対処することが大切です。

髪の水分の適正量知ってる?

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(1)キューティクルが整った健康な髪
(2)キューティクルが傷んだダメージヘア
(3)キューティクルがはがれ線維がむき出しになった髪
健康な毛髪は12~13%の水分を保持しており、最大35%まで水分を保持できます。毛髪の水分が7%を下回ると、表面のキューティクルがカラカラになって剥がれ、切れ毛やさけ毛、折れ毛、枝毛となって、髪のダメージが表面化します。
さらに、傷ついた部分からは毛髪の内部の水分まで出ていってしまうのでさらにダメージが進行しちゃうんです……
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水分だけでなく、細い線維状のタンパク質でつくられている毛皮質(毛髪の内部)の中には、NMF(Natural Moisturizing Factor=天然保湿因子)が存在しています。これは毛髪に水分を溜め込む役目を果たしています。
乾燥した状態が続くと、このNMFも流出してしまいます。髪が乾燥すると、ダメージがダメージを呼び、悪循環に陥る、というわけです。

頭皮にもある、適正水分量!

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健康な頭皮(=皮膚)の内部には、30%の水分が含まれています。皮膚表面の角質層は0.02mmという薄さですが、15~20%水分を保持し、外部の刺激を緩和しています。
角質層に20%の水分があると「潤いのあるしっとりと美しい肌」、10%以下になると「乾燥したガサガサの荒れた肌」ということになります。
髪の乾燥よりも、頭皮の乾燥のほうが注意が必要です。髪はダメージした部分をトリートメントで保護したり、カットできますが、頭皮は乾燥することでバリア機能が失われ、かゆみやフケ、炎症などが現れます。その結果、髪を生み出す毛根が損傷し、抜け毛・薄毛につながります。

乾燥に気を付けて!

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ブラッシングで髪が摩擦し、パチパチと毛が逆立ってしまう、という経験はありませんか。静電気が起きるのは、髪の内部まで乾燥している証拠。静電気によって切れ毛になってしまうこともあります。
冬の室内は湿度20%を切ることがあります。エアコンの使用などで空気がカラカラに乾いているので、髪や頭皮の乾燥が進んでしまいます。エアコンの風が直接当たらないように注意する、加湿器を使うなど、適度な湿度を保つ工夫をしてみましょう。
静電気対策として大切なのが、加湿と保湿になります。「マイナスイオンドライヤーを使ったり、部屋に加湿器を置いたりして、髪の水分量を10~15%に保つことが大切です。
乾燥がダメだとわかっていても、自宅にオフィスに加湿器を置いてっていうのはなかなか難しいですよね。
でも、加湿器なしでも大丈夫です!簡単にできちゃう簡単保湿ケアでうるツヤ髪をキープしましょう!

オフィスや自宅でお気軽にケア♡

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髪内部の水分が逃げないよう、表面にオイルをつけるのも良いでしょう」。
休み時間には、髪の毛にミストをつけて保湿したり、
洗い流さないトリートメントを付けるようにするだけでつやつや髪の毛の完成です。
オイルが配合されたものを使えばしっとりとした髪質になります。
このとき、大切なのは潤いを内部に閉じ込めること!
水分を足せばいいというものではないんです!
乾燥する時、髪や顔に水をスプレーする方がいますが、逆効果になることがあります。一時的にはうるおいますが、体温で水分が蒸発する際、内部の水分を一緒に蒸発させてしまうからです。髪や皮膚のうるおいは、内部に閉じ込めることが大切です。
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洗い流さないトリートメントを2種類使うという方法があります!それは、ミスト→オイルという順番で使うという方法☆お顔でいう、化粧水→乳液を同じような感じですね♪これにより、髪の水分や栄養が抜けづらくなります。
その他、髪を結んで静電気を起こりづらくするのもアリ!
頭皮には、セラミド(細胞間脂質の成分で、肌のうるおいを保つ働きを持つ)が配合されている化粧水や乳液などをつけるのがおすすめです。

室内の乾燥を避ける!

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髪は、草木のように頭皮から水分を吸い上げたりしません。髪の水分は、100%が空気中の水、つまり、その空間の湿度によって変わります!
つまり、室内が乾燥しているときは髪も乾いているんです!
加湿器を使わない加湿方法を考えましょう!
鍋にお湯を沸かす

お湯が沸くと水分が蒸発します。そして空気中が加湿されます。誤ってこぼさないように注意しましょう。

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■洗濯物の室内干し&濡れタオル
濡れタオルや洗濯物を部屋で干せば、水分が飛んで部屋の乾燥を和らげます。最近は部屋干し特有の嫌なニオイを防ぐための洗剤や香りのよい柔軟剤が発売されているので試してみてはいかがでしょう。
■フローリングの水拭き
濡れた雑巾で掃除すれば、ホコリも取れるしまさにウイルス対策にも一石二鳥ですね。その他、消臭・除菌スプレーを家具類に使用するなど、清潔に保ちながら湿度を上げる工夫です。
■お風呂上がりにバスルームを開けておく
乾燥しがちなホテルの部屋で実践しているという人も多いのではないでしょうか。シャワーだけという人もバスルームから出たらそのままドアを開けておきましょう。ワンルームに住んでいる人ならさらに効果的に湯気が行きわたります。
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観葉植物を置く

植物は吸収した水分を葉っぱから蒸発させます。観葉植物は天然の加湿器です。葉っぱの大きい植物はその分、蒸発する水分が多いです。しかし、植物なら何でも効果はあります。

どうでしょうか?意外と簡単にできることがたくさんありますよね。
髪の潤いをしっかり内部に閉じ込めて、乾燥しないように室内を加湿!
これで乾燥しがちな季節も乗り切りましょう♡