タバコは体に悪い、肺がんのリスクが〇倍なんてよく聞きますが、髪への影響も最悪なんです。自分が吸わなくても、副流煙を吸うだけで髪も体もボロボロに・・・。
最近、健康のために禁煙が推奨されています。
しかし、まだまだ多い愛煙家。
健康へのリスクが大きく取り上げられていますが、
体に対してはもちろん髪に対してもタバコは悪影響しかありません。
タバコを吸い続けていると、明らかに老化現象が起こります。
顔に現れるだけではなく、髪にも悪影響が出ます。
タバコを吸っていると皮膚のハリがなくなってきて、目じり・口周りなどのしわが増えます。
そのため、実際の年齢よりも老けて見えます。
このような喫煙者に特有の顔を「スモーカーズ フェイス」といい、しわに加え、歯や歯ぐきの着色、口臭、白髪、頭髪の脱毛なども伴います。
タバコを吸っていると、顔のシワが増えたり、たるんだり、顔の色がくすんだりしがちです。こうした老け顔現象が起こるのは、タバコにふくまれる多くの有害物質(ニコチンやタール)が、女性ホルモンの働きをさまたげるため。すると活性酸素が大量に発生し、細胞を傷つけ、老化を速めてしまいます
特に男性はこの約10年で15%ポイント近い下げ幅を示している。他方女性は元々値が低いのも一因だが、あまり変化が見られない。
成人女性の平均喫煙率は9.8%であり、ピーク時(昭和41年)より漸減しているものの、ほぼ横ばいといった状況です。 平成26年の喫煙率が一番高い年代は40歳代の14.8%、最低は60歳以上の6.3%です。
男性は全年代で喫煙率が低下しているのに対し、女性は40代・50代が横ばいで推移している傾向がある。1990年代から2000年代前半にかけて20代で喫煙を始めた女性が、その後も喫煙を続けていることも考えられる。
女性の喫煙者がなかなか減っていない現状ですが、
タバコは髪にどんな影響を及ぼすのか知っておきましょう。
ニコチンが血管・血行に及ぼす影響
・血管収縮の作用。血管が細くなり、栄養を運ぶ効率が低下。
・動脈硬化(血流が遮断され、必要な栄養が運べなくなる症状)の危険。
血管が細くなるという事は、頭皮や髪に栄養を運ぶルート(血管)が細くなるという事。
タバコを1本吸うと体温は2℃低下すると言われていますが、問題は血流が悪くなるところにあります。
血流が悪くなれば、身体の末端にまで充分に血液が行き渡らず、本来必要な栄養や酸素が届かなくなってしまいます。必要な栄養や酸素が減れば、細胞は死滅し、毛髪を作っている細胞も弱まっていき、結果として薄毛・抜け毛につながっていくわけです。
タバコの煙には大量の一酸化炭素が含まれていますので、本来、酸素を運ぶはずの赤血球内のヘモグロビンに強力に結合するため、慢性的な酸素不足となりますので、毛母細胞の代謝が落ち、充分な毛根の肥育ができなくなってしまいます。
煙草が髪や肌に及ぼす悪影響として、真っ先に心配なのがビタミン類の大量消費。煙草を1本吸うたびにビタミン類が消費されていきます。
タバコがビタミンCを大量に消費(タバコ1本で約25mg消費。1箱で500mgも消費!)してしまうのは有名な話ですが、実はビタミンCだけではなく、ビタミンB群やビタミンEまで消費されます。
ビタミンCももちろん大切ですが、ビタミンB群、ビタミンEは健康な髪の育成に特に大切な栄養素。
髪にとって重要と言われるビタミンB、C、Eなどが失われると、髪そのものをつくるたんぱく質が充分に頭皮に届かなくなります。
タバコを吸っている人は、頭皮が硬いと言われており、タバコを吸うと血管が収縮して頭皮の血行が悪くなりますので、ハゲたくないのならタバコはあまり吸わないほうが良いでしょう。
タバコを吸う量が多い場合は、皮膚の水分量が少なくなるので、肌もかさつき、ハリも失われますから、頭皮の状況も悪くなりがちです。
タバコは髪にとって良いことはありません。
抜け毛や薄毛の原因になるうえ、新しい髪を育成する力も奪ってしまいます。
健康のためにも、髪のためにも禁煙を考えてみましょう。
左の方が約20年間タバコを吸い続けている。