髪の1本1本がコイル状に捻じれていて、太さも揃っていない…それは、捻転毛(ねんてんもう)というくせ毛かもしれません。比較的日本人には少ないと言われていますが、矯正パーマも効果が薄く、厄介な種類のくせ毛です。捻転毛の特長と、主な原因をまとめてみました。
捻転毛の特長
捻転毛とはあまり聞きなれないくせ毛の種類ですが、漢字の通り髪の毛が捻じれている髪質と言えます。 くせ毛には波状毛、縮毛、連球毛とありますが、その中では一番少ないタイプのくせ毛と言えるようです。どちらかというと波状毛に近いタイプのくせ毛で、髪の毛の太さが一本一本違うというのが捻転毛の特徴です。
多少ではなく、1本1本が捻じれている状態なので、
髪全体に、統一感がありません。
なので、1本1本の太さがバラバラになってしまい、
太さに見て分かるほど均等感がなくなってしまいます。
髪のA面、B面がくるくると反転している。
波状タイプのようなウェーブでないので、一瞬クセが無いようにも見える。
毛根部分を手で固定し、もう片方の手の親指と人差し指で髪を挟み、
その手をすっと毛先へ移動させるとプチプチとした音が出るのも捻転タイプの特徴。
髪の表面はツルツルしたものが多い。
太さもバラバラであることです。
うまくクセが出ればソバージュパーマのように見えなくもないですが、
まとまりがないのは否めないでしょう。
サラサラのストレートヘアに憧れる女性としては、
何とか克服したいコンプレックスとなってしまう場合も少なくありません。
矯正パーマも効果なし?!
くせ毛をストレートにする為にはストレートパーマや縮毛矯正パーマが一般的なのですが、波状毛に似ているとはいえ、この捻転毛はあまり向いていないのです。
その理由として、捻転毛は一本一本髪の太さが違うため、薬剤の刺激とヘアアイロンで高熱を使用する縮毛矯正・ストレートパーマにより細い髪の毛が切れてしまうということがあるのです。
捻転毛は、1本1本の太さがバラバラなのと、
細かく捻じれている毛質なので、縮毛矯正のように強い薬でも、
薬剤が毛の中に染み込まないことが多くあります。なので、縮毛矯正をしてもあまり意味が無かったということが
あるかもしれないですね。
とても厄介な特徴だと言えますね。
縮毛矯正パーマを試しても、満足いく結果が得られなかったという経験をお持ちの方も多いようです。
しかし、最近では捻転毛の矯正に長けた美容室も増えていますので、
ネットで検索してみると良いでしょう♪
捻転毛の原因①遺伝によるもの
捻転毛の原因とは一体どのようなものなのでしょうか?捻転毛の最も大きな原因の一つが、遺伝的な影響です。くせ毛は優性遺伝のため、親から子へと引き継がれることが多いのです。捻転毛は、思春期以降に自然に治ることもあると言われていますが、個人差があるため一概には言えません。
子供の頃にだけ強くクセが出ることもあれば、
加齢によってくせ毛に悩まされる人もいるなど、まさに千差万別!
自分だけだなんて悩む必要はないんですよ♡
捻転毛の原因②毛穴の詰まり
毎日しっかりシャンプーをしているつもりでも、実は頭皮をしっかりと洗えてなく、頭皮の毛穴に皮脂が詰まっている場合があります。毛穴が歪むことで、髪のくせが強くなってしまうことがありますので、捻転毛の方は特に注意して頭皮を洗う必要があります。
また、毛穴に詰まった皮脂がフタとなり、髪に必要な油分が行き渡らずに、髪のパサつきが進行して、くせが強くなってしまうことも…。「シャンプー=頭皮を洗う」という意識を持って、毎日のケアを行っていきましょう。
髪と地肌のことを考えるなら、アミノ酸シャンプーを選ぶのが正解です!
頭皮を清潔に洗いつつ、髪の水分量は守ってシャンプーできますよ♡
捻転毛の改善には、髪の水分量がとても大切!
シャンプー選びにはこだわりましょう♪
捻転毛の原因③乱れた生活スタイル
睡眠不足や食生活の乱れ、過度なダイエットによって髪質が悪化してしまうこともあります。必要な栄養が不足すると、髪や爪など体の末端まで栄養が行き渡らず、太さの不均一な弱い髪が生えてくることがあります。また、ホルモンバランスが乱れ、一時的に髪質が変化することもあります。
これらは日々の生活習慣が原因になっています。もしも髪だけでなく、他の部分にも何らかの不調がある場合は、生活習慣を見直した方が良いと言えるでしょう。
髪の毛も自分が食べた物で作られていることを忘れずに、
3食きちんと、バランス良く食べましょう!
また、ストレスや睡眠不足も良くありません。
早寝早起き、適度な運動を心がけ、身体の中から改善していくことも大切です♪