食材から白髪予防ができるんなら、積極的に摂りたいものですね。しかも身体にもいい食材なら一石二鳥、三鳥・・・。今回は白髪防止に効果があるくるみをまとめてみました。
生活習慣やストレスの度合いでも違ってきますが、食生活である程度髪の老化は防げます。
抜け毛や切れ毛もそうですが、見た目ですぐに老化がわかるのが白髪です。早い人で３０代を迎える事から白髪は出始めます。しかも、生活習慣などの理由でもっと若い世代でも白髪はあっという間に出来て増えてしまうこともあります。見た目で老化・劣化を感じる白髪は出来れば予防したいものです。もちろん遺伝などの要素もあり仕方がない部分や防げない部分もありますが、日常生活の中で予防できる白髪もあります。
くるみはビタミンEを多く含む食品です。髪にとって欠かせない栄養素が豊富なので気軽に取り入れたい食品のひとつです。くるみは種子なので脂肪分が多いのですが、その脂肪分は肝臓で熱に変りやすいオメガ３脂肪酸なので太りにくいと言われています。
悪玉コレステロールを排除してくれる働きがあり、肌に潤いを与えてくれます。老化防止効果も期待出来て、美容と健康には欠かせない食品なのです。
白髪は髪の老化で起こりますから、くるみのアンチエイジング効果を育毛にも活用出来ておすすめです。
アーモンド、カシューナッツ、クルミなどに多く含まれる銅ミネラル。銅はアミノ酸を黒く染めるのに必要な栄養素。銅ミネラルは、白髪の発生を抑えてくれると言われています。ミネラルは外食が多いとなかなか摂りにくい栄養素なので気をつけて摂るようにしましょう。
ただし、注意点としては銅ミネラルは摂りすぎは良くないとされているので、毎日少しずつが基本です。
銅ミネラルが多く含まれる食品は，アーモンド、カシューナッツ、カボチャの種、クルミ、ピスタチオ、ひまわりの種、松の実、アンコウの肝、牡蠣、サクラエビ、牛レバーなどです。
白髪の原因はメラニン量の不足です。白髪であれ、黒髪であれ、生まれたての産毛(うぶ毛)の状態の髪は、 色がついていません。
全ての人の生まれたての髪の毛は白髪です。白髪として生まれた産毛は髪の毛が伸びるに従って、色付け（日本人なら黒色）が行われます。
この白髪に色付けを行う絵の具のような細胞がメラニンです。
白髪の原因はこの髪の毛に色付けを行うメラニン量が少ないことに起因しています。
胡桃は身体を元気にするビオチン、滋養に富んだビタミンE、天然の保湿剤オメガ3脂肪酸を豊富に含んでいる。さらに、髪の色素であるメラニンの産生を助ける銅も微量に含まれている。若白髪の原因の1つは銅不足なのだから、食事に胡桃を加えれば髪の色あせを防いでくれるはずだ。
くるみが髪の毛や抜け毛に効果的とされる一番の理由は、くるみに含まれるオメガ3脂肪酸や抗酸化物質により血行がよくなることです。くるみにはオメガ3脂肪酸であるαリノレン酸が豊富に含まれています。そしてくるみにはビタミンEやエラグ酸、フェルラ酸、ミリセチン、シリング酸、バニリン酸、ペダンクラギンなどのポリフェノール類、そしてルテイン、ゼアキサンチンなどのカロテノイド類といった抗酸化物質も多く含まれています。
これらくるみに含まれるオメガ3脂肪酸や抗酸化物質によって血管内の悪玉コレステロール（LDLコレステロール）が減り、コレステロールのプラーク化を抑制することで血行を促進します。
髪の毛が細くなったり、抜け毛が増える原因の一つは血行不良による髪の毛の栄養不足にあります。くるみを食べることによって血行が良くなり、丈夫で美しい髪の毛や抜け毛を防ぐ効果が期待できます。
また、くるみに含まれる抗酸化物質は血行を良くするだけではなく、活性酸素によるダメージヘアを軽減させる効果もあります。
髪の毛は絶えず紫外線にさらされている状態です。紫外線は頭皮で活性酸素を発生させる原因となっています。頭皮で活性酸素が発生すると皮脂と結びつき過酸化脂質になります。それらが髪の毛を生み出す毛母細胞を傷つけ、ダメージヘアや抜け毛、白髪などの原因となります。
抗酸化物質は発生した活性酸素を除去する作用があるので、活性酸素による毛母細胞の攻撃を抑制します。これがくるみに含まれる抗酸化物質がダメージヘアや抜け毛、白髪などを軽減させる効果の仕組みです。そして、くるみには髪の毛の基本的な栄養となる、たんぱく質（アミノ酸）、ビタミン、ミネラルが多種にわたり多く含まれています。
このように、くるみには髪に必要な栄養素を補充し、また血行をよくすることでその栄養をきちんと髪の毛に届け、さらに紫外線などによる活性酸素の攻撃から守るなどの働きがあることから美髪や抜け毛予防に効果的と考えられます。
尚、くるみに髪の毛の成長を促すビオチン（ビタミンB7)が多く含まれているとの情報が多々ありますが、くるみにビオチンが多く含まれるというデータを見つけることができませんでした。恐らく、これは何かの間違いかと思われますが、くるみには髪の毛に有効な栄養素を含むことは確かです。
更年期女性に多い薄毛と白髪、ダブルの悩みに効く食べ物として、
ぜひ頭に入れておきたいのがナッツ類です。ナッツ類は全般に老化を防ぐビタミン、ミネラル類が豊富なので、
口さびしいときのおやつ代わりに最適なのですが、
なかでもオススメがくるみとアーモンドです。若返りのビタミンといわれるビタミンEが多く含まれているほか、
鉄、銅、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、セレニウムなど
毛髪に関係するミネラル類がナッツ類のなかでもとりわけ豊富に含まれています。
カルシウムは骨を作るのに欠かせないミネラルですが、
マグネシウムやビタミンD類などと一緒にとって初めて骨や歯を作る働きをします。
ですから、骨粗しょう症が気になり始める更年期女性には特にオススメです。またリノール酸、αーリノレン酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸も豊富で、
血液中のコレステロール値を下げる働きがあります。くるみは「貴族の美容食」、アーモンドは「天然のサプリメント」といわれ、
伝統のあるアンチエイジング食材なのです。
古来より中国では「黒い食品」が白髪予防に良いとされ人々の間で親しまれてきました。日本でも昔からひじきや昆布、海苔といった海藻類が髪に良いとされ、食卓に並んできたことからも、黒い食品のパワーが古くから認められてきたことがわかりますね。