あまり聞きなれないビビり毛。髪の毛がチリチリになってしまう深刻な状態の髪を指します。ビビり毛ができてしまう原因と対処法をまとめました。
ビビり毛って?
大変痛んでしまい髪質がまるでホウキの先のようになってしまった状態を「ビビリ毛」と言います。
ビビリ毛とは、パーマ剤、カラー剤が毛髪に過剰反応することで発生するダメージヘアのことです。
ビビリ毛とは、過度に髪の毛が痛んで、髪の毛の状態が維持出来なくなった超ダメージ毛を差します。
髪の毛全体(あるいは毛先だけ)が縮れてチリチリになってしまった…。
ビニールひもが溶けかかったような、見た目も手触りもジリジリした髪。
これはビビリ毛と呼ばれる状態です。
ビビり毛ができる原因
それだけではなく、そもそも髪が傷んでいたために
縮毛矯正やパーマに耐えられなかったことも考えられます。
ビビリ毛の原因の多くは、パーマやカラーの過剰な繰り返し
美容室での薬剤選定のミス
縮毛矯正やデジタルパーマの高熱による熱変性
ホームカラーを使用してハイスペック薬剤を毛先まで何度も染める
毎日コテやストレートアイロンをしようしているなどの原因で発生します。
「ビビリ毛」は、① 1剤をきちんと洗い流せていないのに、アイロンをされる。
② 1剤が効き過ぎているのに、髪が濡れている状態からアイロンをされる。
③ アルカリ処理の履歴のある髪(部位)に、アルカリ性の1剤を使用される。
④ 熱処理の履歴のある髪(部位)に、アルカリ性の1剤を使用される。
⑤ 前髪の内側、もみあげ、襟足に、アルカリ性の1剤を使用される。
などの原因によって、ヘアダメージの限界点を超えると、髪が本来の形状を維持できずに、ビビリ毛になります。
ビビリ毛になってしまう原因とはほぼほぼ美容室での失敗であることがほとんど
そしてその大半は
縮毛矯正 か デジタルパーマ での失敗
ビビリ毛になってしまった原因が過度のパーマやカラーリングといった化学的なダメージや、熱によって髪の組織が壊れてしまった物理的なダメージに起因します。
ビビり毛になってしまったら、どうすべき?
ビビリ毛になったら切るしかありません。ビビリ毛が矯正(修復)できると言われている美容院や美容師さんもいらっしゃいますが、その効果は一時的なものであり、完全にビビリ毛が元に戻るわけではありません。
ビビリ毛を完全に元通りの髪に戻すことはできません。
ある程度は補修できるお店もありますが、どこでもできるわけではありません。
トリートメントでチリチリを落ち着かせながら、ビビリ毛を少しずつカットして
新しい髪が伸びるのを待つのが最善です。
ビビり毛に関していうと修復はほぼ不可能に近いと思います。
一度ビビってしまった髪はタンパク変性を起こしています。例えるならば柔らかい生のお肉を油で揚げたら固く焦げますよね。タンパク質は一度固くなったら元には戻りにくいんです。なのでオススメはカットしてあげるのが一番良いと思います。
一番知って欲しいのは
一度ビビった髪が完全に治る事は無いって事最近ではビビリ修正出来ますなサロンも見かけるようになりましたが、
そういったサロンでの修正のケースは
比較的簡単なカラーダメージメインのアルカリビビリ
パーマでの広がりを伴うビビリなど
比較的簡単なビビリケースを修復して載せている物が多いです。
完全に治せなくても、ビビり毛を改善したい!
ビビリ毛のように強いダメージを受けた髪の毛を少しでも修復するには、馬油などの自然な油分を髪の毛や地肌にプラスするのも一つの方法です。頭皮や髪の毛には、天然成分配合のオイルを使ったケアが効果的です。
ビビリ毛になってしまったら、どのような成分でできているのかをチェックして選びましょう。製薬会社などが販売している刺激成分の少ないものや、無添加にこだわった商品などもおすすめです。ビビリ毛の方は毛根や頭皮にダメージを受けている場合が多いので保湿成分が含まれたものもよいでしょう。シャンプーの洗い残しをしないなど、丁寧な洗髪も心がけてみてくださいね。
ビビり毛を作らないために
ダメージのない健康な髪で、好きなヘアスタイルを楽しみましょう。
パーマやカラーリングを次の時にしたい場合は最低1ヶ月~1ヵ月半空ける。
パーマとカラーリングを同時期にしたい場合は、最低5日~1週間期間を空ける。
アイロンは痛んでいる髪の場合には温度を下げる。
アイロンをする時は、洗い流さないトリートメントで保護してから、ある程度よく乾かしてから使う。
シャンプー後にはトリートメントを行なう。10分から15分放置して髪の毛に補修成分を浸透させる。
しかし残念なことに一度ビビり毛になってしまうと元には戻らないようです。