頭皮のかさぶた、どうすべき?

頭皮が何らかの原因で傷つき、かさぶたができてしまった場合の対処法を知っていますか?ブラッシングの時に引っかけたり、何気なく頭を触った時に取ったりしていませんか?

頭が痒くてたまらない、かさぶたをつい触ってはがしてしまう、そういう経験はありませんか?痒くても命に関わることはないし、我慢できずについ掻いてしまいますね。

かさぶたって何?役割は?

かさぶたは、フィブリンという体内で作られる繊維と血小板が固まった物で、新しい皮膚ができるまでの、言わば止血栓です。かさぶたには、傷を保護する役割もあります。
あれ?頭皮にかさぶた・・・

あれ?頭皮にかさぶた・・・

かさぶた(瘡蓋、英: scab, crust)は、外傷の経過した形状の一種。性質上、大きく深い裂傷などよりも擦り傷などに生じたものの方が、出血面積が広いため目立ちやすい。動物の生体保護現象の一つで、主に傷口の出血を止める目的の過程で発現する。
皮膚が出血すると、血管が収縮して出血を最小限に抑えようとします。そしてその傷口に血栓というフタを作って傷口を塞ぎます。

そこで血小板からフィブリンというタンパク質が分泌され、血液を固めます。こうすることで、傷口からの出血を最小限に抑えることができます。

かさぶたは、怪我をしたときにできます。
怪我から細菌などが侵入することを防ぐ目的があり、生体防御機構の1つです。

かさぶたは痒くなる・・・

痒い!無意識に掻いてしまってる!

痒い!無意識に掻いてしまってる!

瘡蓋のかゆみの正体とは痛みの神経が弱まっておきる感覚の変化です。傷が出来たばかりの頃は当然痛みを感じますが、時間が経って痛みが弱まっていくにつれ痛いがかゆいに変化していきます。

痛みとかゆみの働きが同じというわけではないのですが、これは痛みとかゆみの神経細胞が同じだから起きる現象だそうですよ。

なので、瘡蓋が痒くなるのはもうすぐ傷がなおる前兆とも言えますね。

傷ができた時、その傷口は痛いですね。その傷口を塞ぎ、新しい皮膚を形成してくると、その痛みは段々と弱まります。

この痛みの感覚の弱さがかゆみなのです。かゆみが出てきたということは、傷が治りかけている証なのです。

かさぶたがかゆくなる理由は、かさぶたの下で新しい皮膚が出来ていこうとする際の炎症反応が、かゆみの神経を刺激するからなのだそうです。けがをしたときは、「痛い!」といった感覚が、しだいにキズが治るに従って、「かゆい!」という感覚に変化していくから、という説もあります。

頭皮にかさぶたができる原因

頭皮のかさぶた1日でも早く治したい!様々な原因と対処法 (21495)
不規則、不摂生な食生活をしている。
不定期に就寝している。
最近運動をしていない。
帽子をいつも被っている。
ストレスが溜まっている。
シャンプー剤の洗浄成分が強すぎる。
シャンプー剤を手の平に取り、泡立てずにそのまま頭皮へ着ける。
洗髪時に爪が頭皮に当たっている。
洗髪後のすすぎ洗いで、シャンプー剤が頭皮に残っている。
風呂上りに頭皮と髪の毛が濡れている。
ドライヤーで頭皮を過度に乾燥させている。
クシで頭皮を傷つけている。
帽子や枕カバーを変えていない。
様々な要因で頭皮にかさぶたができてしまうんですね。
その中でも代表的な2つについてまとめてみましょう。
シャンプーなどの洗髪料が合っていない
シャンプーの詰め替え 「細菌の宝庫」になりかねない危険性 | ガールズちゃんねる - Girls Channel - (21510)
使用しているシャンプーによって接触性皮膚炎が発生し、かぶれている可能性も考えられます。この場合、刺激の少ないシャンプに変えたり、シャンプーやリンスをよくすすぐようにするとと落ち着くことがあります。
直接的に影響しているものはシャンプーとコンディショナーです。

・使っているシャンプーが肌に合っていない。
・シャンプーがしっかり洗い流せてない
・コンディショナーが頭皮についたままでいる

頭皮が脂漏性皮膚炎になっている
マラセチア菌繁殖による薄毛への影響 | 発毛効果の高い自己発毛方法や育毛剤を紹介!AGAアンサー (21511)
頭皮のかさぶたの正体はこの脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)である事が多いとされています。
この脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多く、湿気の多いジメジメした環境(梅雨など)で特に多く見られる皮膚炎です。脂漏性皮膚炎は発症すると頭皮が赤くなり、かゆみを伴います。このかゆみから頭皮を掻き、かさぶたやフケが発生してしまうものです。
脂漏性皮膚炎とは脂漏性湿疹とも言い、脂(あぶら)の分泌が盛んな顔や頭皮などに湿疹が出る病気です。
この脂漏性皮膚炎にはマラセチア菌というカビ(真菌)の一種が関与していると考えられています。
皮脂が過剰分泌されると、この菌が増えて皮脂を分解する際に頭皮を刺激し炎症が起こります。これを脂漏性皮膚炎を言い、フケやかゆみが出ます。痒いからといってガリガリ掻いているとかさぶたとなるのです。

できてしまった頭皮のかさぶた、どうすればいい?

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一番の注意点は、頭皮にかさぶたを発見しても、爪などで掻き壊さないことです。他のかさぶた同様に、自然に脱落するのに任せましょう。
かさぶたは、傷口を治そうと血液が固まりカバーしている状態。痒いからといって掻いてしまうとかさぶたが剥がれ、なかなか治らなくなってしまいます。どうしても痒い場合は医師の診察を受け、治してもらいましょう。
かさぶたのかゆみは「治ってきたこと」を示しているようです。
せっかく治ってきた箇所を掻いてしまわないようにしましょう。

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