古代ローマ人はこのペパーミントの解毒作用を信じて、宴会の際にはペパーミントで編んだ冠をかぶっていたといわれています。精油は、非常に強いメントールの香りがします。
ペパーミントとは?
脂性肌にも向いており、ニキビケアをしたり、頭皮の脂っぽさを解消したりするのにも有効です。炎症やかゆみを鎮める働きがあるだけでなく、軽い麻酔作用や冷却作用もあります。特に日焼け後のケアや、虫刺され後のケアにも効果を発揮します。
ペパーミントの起源・由来
ペパーミントは1700年後半頃にイギリスで大人気となり、大量に栽培されるようになりました。なお、ペパーミントと同じくハーブティーに利用されるスペアミントは、ペパーミントより長い歴史を持っています。ギリシャ神話はミントについて次のように伝えています。
「冥府の王ハデスが妖精ミンテに心奪われていることを知った女王は、嫉妬に狂い、妖精ミンテに呪いをかけて甘い香りの植物にしてしまいました。こうしてハーブのミントが生まれたのです。」
ペパーミントオイル
ペパーミントオイルを直接頭皮に垂らすことで、育毛促進効果が期待できます。また小さじ3杯のペパーミントオイルを冷水に混ぜ、頭皮のマッサージに使うのもオススメ。ペパーミントには血流を促し皮脂の分泌を抑える作用があります。
ハッカ油を使ったトニックシャンプーの作り方
用意するのはハッカ油のみです。
ペパーミントオイルを使ったスッキリ系のシャンプーを作る方法もありますが、ここではハッカ油にこだわります。なぜペパーミントではなくハッカ油なのかというと、それはメントールの含有量にあります。用意するのはハッカ油とシャンプー液です。
シャンプーする時にハッカ油を1~2滴入れるだけです。多くても3滴までにしておいた方が無難です。
入れすぎると頭皮に刺激が強く感じられますので、1~2滴くらいだと気持ち良い感じです。
ベースとなるシャンプー液は普段使っているもので良いと思いますが、
ハッカ油の効果を存分に活かすのであれば、無添加の石鹸シャンプーが良いでしょう。
これだけでトニックシャンプーや冷やしシャンプーのような爽快感が得られます。
スペアミントとペパーミントの違い
スペアミント(オランダハッカ)
エッセンシャルオイル(精油)は、ペパーミントよりやや甘みのあるマイルドな香り。葉の先端が尖っていることから「槍」という意味の「スペア」の名が付きました。 主成分のカルボン(約60%)が、スペアミントの甘みのあるスーッとした香りのもと。
古代ギリシャでは浴槽に入れて沐浴したり 中世には口臭や歯を白くするケアに使われペパーミントより歴史の古いハーブです。 ペパーミントより作用が穏やかで欧米で好まれています。
ペパーミント(セイヨウハッカ)
ペパーミントは、スペアミントとウォーターミントの交配種であり スペアミントより小ぶりな葉とスペアミントのようなしわがないのが特徴。お馴染みの強い爽快感ある香りのメンソール系の代表です。 刺激の強い香りは、頭と心をはっきりとさせる作用があり 集中力を高めたい時、神経を鎮めたい時、眠気覚ましなどに役立ちます。