毛根の数は、お母さんのお腹の中にいるときから決まっています。薄毛の人も生まれたときから毛根の数はずーっと同じなんです。
毛は表皮から上の部分を「毛幹」。表皮より下の部分を「毛根」 と呼びます。毛根部の一番下のふくらんだ部分は「毛球」といい、 この先端部にある毛乳頭が毛細血管から栄養を取り込んで、毛を 成長させます。
毛根は「皮膚の内部に存在する髪の毛の根元部分」として定義されています。
毛髪が抜けたときに根元部分に見られる白く丸いのを毛根と見なしていますが、この丸い部分は「毛球(もうきゅう)」と呼ばれています。
毛根の数は生まれたときから変わらない
毛根の数は赤ちゃんというか胎児の時に既に決まっているのです。
ですから、生まれつき髪が少なかったり、子供の頃から薄かったりすると毛根の数が少ない可能性があります。
毛根の数は、胎児の段階ですでに決まっていて、
生まれた後に、増えることはないそうです。
実は毛根の数は生まれてから死ぬまで変わることがありません。つまり、赤ちゃんの時も、フサフサの時も、ハゲてしまった時も、毛根は約10万個あります。
毛根は、胎児のときにつくられ、その数は生まれてから基本的に一生変わりません。
毛根の数が一生変わらなくても、
栄養が届かなかったり、毛根を作る細胞の数が減ったりすれば薄毛になる。
ハゲている人に髪の毛が少ないのは、毛根自体がなくなったのではなく、毛根から正常に発毛がされなくなったためです。
正常な毛乳頭と比較して、毛乳頭内の細胞はその種類が少なくなっており、毛髪繊維の生成がスムーズでなくなっています。またその形も小型になり、細胞の分裂も衰えています。
毛根部分を取り巻く毛細血管網の分布は粗く、少なくなっていることが多く、生長期の毛根でも髪の毛の素になる栄養の供給が充分でなくなるので、太毛でハリのある丈夫な髪の毛の生成は望めなくなってしまいます。
毛根に栄養を運ぶ毛細血管が委縮すれば、
複数の毛根を形成する力がなくなり、結果として薄毛になる。
1つの毛穴から1本しか髪の毛が生えていないって思っている方いらっしゃいませんか?
1つの毛穴から1本ではなく、2~4本ほど、数本の髪の毛が生えているんです。
髪が健康であれば、1つの毛穴から2~3本髪が生えているのですが、不健康になると1つの毛穴から2本、もしくは1本しか生えてこなくなってしまいます。
しかもその髪はせっかく生えてきても数ヶ月しかもたずすぐに抜けてしまい、それもいずれ産毛のような髪しか生えてこなくなります。
人の毛根は一生を通じて同じ数。
しかし薄毛で悩む人がいるのは、毛根に髪の毛を生やす力がないため。
もちろん1つの毛穴から複数本も生やすことなんてできない。