白髪染め、やめるタイミングは？

毛細血管や神経がある毛乳頭のまわりには、毛母細胞があります。毛母細胞の間には、髪の色を作るメラニン色素を生成するメラノサイト（色素形成細胞）があり、そこでメラニン色素を生成、コルテックスに行き渡り、髪に色をつけているのです。加齢や病気などにより、メラノサイトが徐々に減少、それに比例してメラニン色素も減少します。その結果、髪の色素が薄くなり、白髪になる、というわけです。

毛乳頭のまわりにある毛母細胞の間には、メラノサイトという色素形成細胞があり、ここで、髪の色を作るメラニン色素が作られます。
しかし、このメラノサイトは、一生の間ずっとメラニン色素を作り続ける訳ではありません。メラノサイトの数が徐々に減少し、チロシナーゼと呼ばれるメラニン生成に必要な酵素の働きが弱ってくると、髪の色素が薄れて白髪になるのです。これが白髪の原因となります。

白髪になる原因は、加齢が一番だと思います。親や親類に白髪の多い人がたくさんいると、白髪になりやすいことから、遺伝も大きな要因のひとつといえます

美容院で白髪染めをすると、カットとは別に都内では3000～5000円くらいかかります。
　2回目以降は伸びてきた部分のリタッチのみで済む場合もありますが、美容院に行くとその他にもカットやトリートメントを勧められたりするので、結局のところ6000円～1万円程度かかってしまうという場合も多いですね。
これに対し、市販のカラートリートメントは自宅でできるだけあってグンとお手頃価格です。
　商品によっても異なりますが、1カ月当たりの費用は1500円から高くて3000円程度。
さらに髪を傷めないタイプのカラートリートメントはなら、別にトリートメントを購入する必要もありません。

美容院のカラーリング剤は使い続けると髪の毛から水分と栄養分が抜けてしまうので、注意が必要です。
自宅で染める場合は、費用が美容院ほどかかりません。自分で染められるので、美容師さんたちとの関りもなく
気軽に染められます。

しかし、自分でするカラーリングは思いのほか難しいものです。見えない部分などは塗りにくいですし、自宅なので床や壁が汚れないかなど他の事にも気を使います。

いきなり白髪染めをやめると、根元部分のみが白くみっともない印象になってしまいます。 そのため、髪の毛の色の境界になっている部分をぼかす感じで染めるのがおすすめです。 そして、これと同時に伸びた毛先をチョットずつ切っていくのです。

この方法をとると、白髪になった根元部分が際立たず、スムーズに白髪染めをやめることが可能となります。 自分でやるのは難しいでしょうから、美容院で話をして行ってもらうのが確実ですね。

白髪染めで染めた部分の髪は、髪の内部にまで色素が浸透していて、
染めた色が多少落ちることはあっても白髪にまで戻ることはなく、
白髪にするには、染めた部分の髪は、伸ばしていって切るしかありません。
白髪染めをした部分の髪が伸びて切れるようになるまでの間は、
白髪染めにヘアカラーだけを使うようにします。
ヘアカラーを使った部分は、髪の表面は色がついていますが、
髪の内部深くにまでは色素が届いておらず、白髪のままなので、
ヘアカラーの使用をやめるとだんだんと表面の染料が落ちていき、
自然と髪全体が白髪になっていきます。