ロングヘアになりたくて、髪を切らなかったりはNGとか。その他に髪にダメージを与えてしまうNG行動のまとめです。
美容師は絶対ススメない!枝毛が増えるダメ行動!
美容室で、予想以上に短くカットされてしまったり、イメージチェンジで髪を短くしてみたものの、やっばりロングヘアに戻りたくなったり……そんな時、「早く髪を伸ばしたい!」と思いますよね。早く髪を伸ばしたいのであれば、やってはいけない行動があります。その中で今回、最も大事なことをヘアデザイナーの岡元コースケさんに伺ったところ、“枝毛を作らないこと”なのだそう。つまり、ダメージを与えないことが大切なんです。
そこで、意外と知らない!? 枝毛をつくってしまうNG行動4つをご紹介します。
1:一度にカラーリング&パーマをする
時間がないからといって、カラーリングとパーマ、2つのメニューを同日にされる方がいらっしゃいますが、これは髪にかなりのダメージを与えてしまいます。例えるならば、1日にフルマラソンを2回走り切るようなもの。髪へのダメージを少なく、カラーリングとパーマ両方を行いたいのであれば、カラーは根元の伸びた部分のみにした上でパーマを行い、しばらく時間を空けてからカラーリングをすることをオススメします。
2:髪が濡れている状態の“摩擦”
お風呂上がりなど髪の毛が塗れていると、キューティクルは開いている状態にあり、この時が一番刺激を受けやすいのです。この濡れた状態の時に髪の毛をきつく縛ったり、ソファーにもたれかかったりして摩擦を与えてしまうと、枝毛の原因に繋がります。タオルドライをする時も、ゴシゴシするのではなく、あまり摩擦を与えないように心がけてみてください。
3:全くカットしないのはNG!
伸ばしたいと思うあまり、カットをしない方もいますが、これは、もし枝毛がある場合には大きな間違い!毛先に枝毛部分があると、健康な毛に向かって裂けていってしまいます。1cmだった枝毛が、放置していると2~3cmにまでなりうるのです。一度枝毛になってしまったのであれば、健康な毛を保つためにも、定期的に枝毛をカットしていく必要があります。
4:自分のハサミ(文房具)で切らない!
枝毛を見つけたら今すぐ切りたくなってしまいがちですが、市販の工作用のハサミで切ることは、絶対にやめてください。美容師が使っている専門ハサミと文具ハサミでは、切り口が全く違うので、枝毛の原因になってしまいます。必ず美容室で切ってもらうようにしましょう。
上記以外にも、過度なダイエットによる栄養の偏りも、髪に大きく影響します。バランスの良い食生活も心がけるようにしましょう。髪への負担要素を減らすことから始めてみてくださいね。
枝毛の原因について
枝毛ができるまでの流れというのは至極簡単です。髪の毛の中には必要な水分が貯蓄されています。
この水分を保護するのが「キューティクル」と呼ばれる外壁なのですが、髪が傷んでくるとこのキューティクルが剥がれてきます。キューティクルが剥がれてくると、髪の中にある水分が蒸発してしまって、髪の繊維が裂けてしまいます。髪の繊維が裂けた部分が「枝毛」となってしまうのです。
そこで今回は、枝毛になってしまう原因とその解消法について紹介していきます。
枝毛と切れ毛のちがいとは枝毛も切れ毛も髪がダメージを受けた状態の時におこる現象ですが、枝毛は髪の毛が縦にさけている状態、切れ毛は横に切断されている状態を表します。
どちらの場合も、キューティクルが髪を守れない状態になっていると起こる現象です。
キューティクルは、髪の表面を覆っているうろこ状の層で、髪の内部から水分やタンパク質が失われるのを防ぐとともに、紫外線などの刺激が髪の内部に浸透することも防いでいます。
しかし、髪がダメージを受けると、キューティクルが剥がれたり、普段は閉じているウロコ状の部分が開いてしまったりする為、髪の内部から髪に必要な成分が失われてしまいます。
内部から水分やタンパク質が流出してしまうと、髪の毛は非常にもろくなってしまい、縦にさけたり、横に切断されたりと枝毛や切れ毛になってしまうのです。
それらを防ぐ、補修するヘアケア方法
予防方法
髪の毛が受けるダメージは、原因によって様々な症状がありますので、原因に応じた予防法が必要です、
ヘアカラー、パーマなどの化学的な薬品によって受けるダメージは、キューティクルが剥がれて、髪の毛の内部にある栄養分を流出させてしまいます。
その為、枝毛や切れ毛が増えてきている時には、ヘアカラーやパーマを控えることが賢明です。
紫外線によって受けたダメージは、髪の内部のメラニン色素を破壊し髪の色を変色させます。
予防の為には日傘や帽子で紫外線から髪を守る工夫が必要です。
ヘアアイロン、ドライヤーによって受けるダメージは、髪の内部にあるたんぱく質が硬くして髪の毛をもろくさせます。
ヘアアイロン、ドライヤーを使う際には、同じ場所に長くあてないこと、適切な設定温度を守ることが大切です。
強い力でブラッシングやシャンプーをすることによって受けたダメージは、キューティクルを壊してしまいます。
静電気をおこさないブラシを使用すること、ブラッシングもシャンプーも力を入れすぎない事に気をつけましょう。
ヘアカットで受けたダメージは、髪の中にあって、髪の潤いや艶を保っている成分を失わせてしまいます。
自分でヘアカットしないこと、技術力の高い美容師にヘアカットしてもらいましょう。
修復方法
枝毛は、トリートメントをしても治りませんので、避けている部分から3センチ程度上の部分からカットしましょう。
ただし、この時、髪用のはさみを使わないと、カットした部分からさらにダメージを受けてしまうので、ヘアカット用のはさみを使い、切断面を最も小さくする為、斜めにならないよう、真横にカットしましょう。
切れ毛は切れてしまう前に、引っ張ると切れそうになっている部分より少し上からカットしましょう。
キレ毛や枝毛が増えてきたらシャンプー剤を見直し、刺激の少ないシャンプー剤を使い、丁寧にシャンプーしましょう。
シャンプー後、ドライヤーをかける前に毛先にハーブのヘアオイルをつけることで、ダメージを受けた髪を修復し、ドライヤーの熱から髪を守ることができます。