知ることがエイジングケアの始まり。肌の老化を促してしまう『糖化』と『酸化』の意味はご存知ですか?

よく『抗酸化作用』だとか『糖化は老化に拍車をかける悪因』といった言葉を雑誌などでみますが、実際なにが原因でどういった現象が起き、結果どのようなコトになるのか。。。ぶりこは「イコール老化」という漠然としたイメージしか知らないので、今回はコレ等のお話にフォーカスをあててみたいと思いました。

老化を早める「酸化」とはなんなのか。。。

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イメージは切ったリンゴ

わかりやすい例を挙げると、切ったリンゴは、時間が経つと茶色くなります。それが酸化です。空気中の酸素と反応して、変色してしまうのです。ボロボロにさびた鉄、黒ずんで臭いが変化した油なども酸化が原因です。

酸素を吸って生きている人間もまた、リンゴや鉄、油同様に酸化します。呼吸するたびに人間の身体は酸化しているとも言えるでしょう。

「酸化」を引き起こす活性酸素

酸化の原因と考えられる活性酸素。呼吸で体内に取り入れられた酸素のうち約2%は、身体をサビつかせる活性酸素に変わるといわれています。また、ストレスや紫外線、タバコ、激しい運動、偏った生活習慣なども体内の活性酸素を増やす引き金に。
活性酸素は本来は体にとって必要な物質で、白血球から放出され、その強い殺菌力で体内の細菌やウイルスを撃退する役目を担っているようです。活性酸素は過剰に蓄積されると、正常な細胞や遺伝子をも攻撃(酸化させ)するようになってしまい。結果、骨や内臓、皮膚(肌も)の組織細胞にまでダメージがいきてしまうのだそうです。

『糖化』は酸化よりも危険因子

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糖化=たんぱく質+糖質+加熱

たんぱく質が糖化すると、もともとは透明だったコラーゲンや角質のケラチンが、黄色もしくは茶褐色に変色します。こうした色の変化が肌に起こり、くすみなどにつながります。また、肌の弾力を生むコラーゲンが劣化することで、たるみやしわが発生します。
「糖化」とは、私たちの体内にある大切なたんぱく質と、食事によって摂取した「糖」とが結びつく

ことで、糖化したたんぱく質が生成され、体内に蓄積してしまうことです。
この化学反応をグリケーションと言います。
「糖化」が進んでいくと、肌を老化させるばかりか、糖尿病などにつながることもあるというのです。

酸化はリンゴを用いて例えられていますが『糖化』の場合はホットケーキをイメージすると分かりやすいようです。ホットケーキには、糖質とたんぱく質が多く含まれていますよね?卵や牛乳など、これらが加熱されることによって、ホットケーキにこんがりとした焼き色がつきます。この焼き色こそが、糖化現象というわけなのだそうです。

酸化と糖化の違い

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美容と健康に悪影響を与える酸化と糖化。その違いを一言で表現すると、「酸化=身体のサビ」「糖化=身体のコゲ」といったところ でしょうか。

酸化も糖化も老化を促進させる現象ですが、近年の研究で酸化よりも糖化の方が老化のスピードが速めることが判明したそうです。アンチエイジングや健康のために、酸化も糖化も同時にケアしたいですね。

『酸化』
原因物質 体内の活性酸素が原因です。
お肌への影響 シミやシワなどの原因に。
『糖化』
原因物質  余分な糖分の摂取が原因です。
お肌への影響 ゆるみ、黄ばみ、シワなどの原因に。
どちらも肌を老化させるという意味では同じですが、その影響の仕方には大きく違いがあるようですね。。。いくら頑張っても『顔のくすみ』がとれない方の中には『糖化』原因の方もいらっしゃるかもしれませんし、実際にそういった例は多くあるそうです。

酸化と糖化に対抗するために

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《抗酸化》活性酸素を抑制するには

抗酸化作用のある栄養成分を摂る
同じ条件で紫外線を浴びても、活性酸素のダメージを受けやすい人もいます。
これは、その人の抗酸化力の違いによるものです。
もともと体質もありますが、食物や健康補助食品などで 強化することも可能です。
その代表的なものがビタミンです。
ビタミンB群、C、Eやカロチンです。またミネラルも抗酸化物質を補助する重要な栄養です。
ここ最近話題になっているフラボノイドにも、強力な抗酸化作用があります。
フラボノイドは、にんじんやトマト、ブロッコリーなどの野菜や緑茶にもふくまれています。

《抗糖化》食事やサプリメントを取り入れ実践する

・食前に食物繊維で糖の吸収をゆっくりするようにする
・抗酸化には必須栄養素、マルチビタミン、マルチミネラルを補給する
・オールプラント(大豆100%)プロテインを補給する
・ミトコンドリアの栄養であるCoQ10を加えることにより、糖を限りなく完全燃焼してくれて細胞やたんぱく質の糖化に対しての効果を高める
・ビタミンB群を補給することで抗糖化に効果を高める(ビタミンB群は水溶性なのでこまめにたくさん)

《抗糖化》血糖値への配慮が大切な鍵

1.適度な運動
食後すぐに10分程度歩き、血糖値の急上昇を防ぎましょう。

2.脱・甘いもの依存
疲れた時に甘いものを召し上がる方も多いかと思います。
甘いもの依存症になっていませんか?

空腹時に甘いものを食べると、一時的に血糖値が急上昇して脳が「シュガーハイ」状態になり、
さらに甘いものが欲しくなります。これは、一種の中毒、依存症と言えます。
糖分を過剰に摂取する習慣は、からだの中の糖化=老化をどんどん促進する原因となります。

《抗酸化》《抗糖化》いずれにも大切なことは『紫外線対策』

紫外線に浴びると、肌の内部でも活性酸素が生成されてしまい、シミやシワができる原因となってしまいます。外出時は日焼け止めを塗り、帽子をかぶる、日光に長時間当たりすぎないなど注意しましょう。
エイジングを促進してしまう原因には『酸化』と『糖化』。更には紫外線による『光老化』という原因もあり。いわゆる、エイジングの3大要因というものが存在します。糖化は酸化よりも速いスピードで老化を助長させるようですが、毎日のように浴びる紫外線も厄介な存在ですね。。。いずれも、全く遮ってしまうのは大変だと思います。なので、できる限りの外部からと内部からの対抗策を講じましょう♪
高価な基礎化粧品などに頼るものもちろん良いと思いますが、内部からのアプローチが雑だと効果も減少してしまいかねませんからね♡

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