冬になると、髪のパサつきに悩まされる事が多くなりますね。寒さが厳しいこの季節は、髪の健やかな成長を妨げる悪条件がいっぱいです!
冬のパサパサ髪の原因
一番の原因は、湿度が低下し、室内でも暖房を使う機会が多くなるからです。これらによって引き起こされた乾燥によって髪のキューティクルが剥がれやすくなり、その隙間から潤いが逃げて行くことで髪はパサつき、広がり、まとまりにくくなってしまうのです。潤いが無くなった髪は切れ毛や枝毛が発生しやすくなってしまうので、潤いを逃さないような対策をする必要があります。
例えば、寒いからといっていつもよりも熱いお湯で洗髪をしていませんか。必要以上に熱いお湯は髪の油分や潤いを洗い流しすぎてしまうので注意が必要です。
寒い季節は髪にとって最悪な環境
12月〜2月は、一年の中で最も乾燥がひどくなる時期。湿度が著しく低下する上に暖房もガンガン! 肌と同様に、髪も水分がどんどん奪われてしまう最悪な環境なんです。また、寒さによって頭皮が血行不良となるので、皮脂の分泌も低下し進んでしまいます。水分バランスが崩れたダメージヘアは、髪を保護するトリートメントで集中的に保湿ケアをする必要があります。
冬の髪、どんなときにダメージを受ける?
暖房の温風暖房による温風でも髪はダメージを受けています。冷房と同じで、直接あたると体も乾燥した空気でのどを痛めやすいです。
暖房の風が髪に直接あたり続けると、髪の毛の持っている水分がジワジワ失われていきます。ドライヤーの温風を延々とあてているようなものです。
暖房くらいでそこまで髪の水分がなくなるのかと思うかもしれませんが、暖房をつけた部屋に濡れたタオルを干していると、だんだん乾いていきますね。それだけ水分よりも温風のほうが強いというわけです。
冷たい北風冷たい北風は、髪や頭皮の熱を奪います。冷えた頭皮は、硬くなって血行が悪くなります。
血行が悪くなるということは、頭皮に新鮮な酸素や栄養分が行き渡らなくなるということです。そんな状態が続くと、髪の毛は栄養不足で抜けやすくなったり、細くなってしまいます。
静電気による髪表面の損傷
乾燥しているところでブラッシングすると、摩擦で髪が静電気を起こしてしまいます。静電気が起きると、2万ボルトもの電流が流れることがあり、髪の表面のキューティクルに悪影響を与え、ダメージヘアが進行する恐れがあります。
冬のパサパサ髪にはあの栄養素が必要だった!
プルプル頭皮を目指すにはコラーゲンがおすすめ。なぜなら、髪はコラーゲンを含む真皮層に毛根があり、そこから栄養分を吸収しているから! つまり、その部分のコラーゲンが減少すると頭皮が硬くなり髪へ栄養を送れず、髪がパサパサにつながるのです。コラーゲンを食べるとお肌プルプル! というフレーズ、一度は耳にしたことがあるはず。髪も肌の一部と考え、髪の乾燥対策にはコラーゲンは必須なのです。鶏手羽、鮭、うなぎ、カレイ、豚足、ゼラチンなどに多く含まれているので要チェックです!
雪焼け
雪焼けは、雪の積もっている場所でおこります。なぜか雪山で日焼けをすることがありますが、これが雪焼けです。スノーボードなどウィンタースポーツが好きな人は気をつけてください。冬も紫外線はありますが少ないのが常識です。しかし雪に反射した太陽光は、通常よりもたくさん私たちにあたります。だから真夏と同じくらい紫外線をあびている日もあるのです。
髪の毛も同じように紫外線を浴びています。雪の多い場所でも、髪へのダメージはあるのです。
冬のパサパサ髪の改善方法
普段よりも念入りに、なおかつ優しくマッサージをすることで頭皮の血行を良くし、栄養が行き渡るようにしましょう。普段はシャワーにしか入らない方が湯船につかるようにしたり、全身をマッサージすることで基礎代謝を上げることも効果的です。これに加え、ヘアオイルやヘアクリームを髪につけることもオススメです。これらのアイテムは髪の不足している油分を補い、表面をコーティングすることで水分が外に逃げていくのを防ぐ効果があります。
パサつき知らずの美髪になる方法
(1)シャンプー前のブラッシングを習慣に
(2)予備洗いは念入りに
(3)地肌をやさしく“指の腹”で洗う!
(4)トリートメントやヘアパックでうるおいケア
(5)ドライヤーで乾かしてから寝る!これはどれも重要です。(1)のシャンプー前のブラッシングや、(2)のシャンプーを塗布する前の予備洗いはつい忘れがちなプロセスですが、ここでひと手間かけるだけで髪のケアには効果的ですよ。