赤ちゃんでも使えるオススメのシャンプー

赤ちゃんは産まれたてで敏感な肌をしています。だからこそ、毎日使うシャンプー選びは大切なものとなっていきます。どんなところに注目して選べば良いでしょうか。紹介していきたいと思います。

とにかく肌が敏感

 (6599)

赤ちゃんの皮ふの厚さは大人の1/2しかありません

赤ちゃんの皮ふの厚さは約1mm、大人の約1/2しかありません。生後4ヶ月ころまでは、ママの黄体ホルモンの働きで多く分泌されていた皮脂量も、4ヶ月を過ぎると急に少なくなって、大人(20代のママ)の約1/3に。皮脂が少ないと肌のバリア機能が十分に働かないので、外からの刺激などを受けやすい状態になってしまいます。

乳児の肌は大人の肌と構造は同じですが、構成比が異なり、働きも万全ではありません。皮膚は大きく分けると外側から順に「表皮」、「真皮」、「皮下組織」から成り立っています。乳児では肌を構成する細胞自体がまだ小さい状態です。そのため乳児の表皮、真皮はその層が大変薄く、特に真皮の厚さは大人の半分から3分の1程しかありません。

表皮はタンパク質と脂質からなり、肌を外的刺激から守るバリアの役割を果たしますが、乳児ではこの働きが不十分です。乾燥したり、ちょっとした外的刺激によって傷ついたりかぶれたりしやすいのです。紫外線に対する保護機能も不十分です。

そして、乳児の肌は水分量が多いと言いますが、角質層に多く保持されている水分量も生後3か月頃を境に減少に転じ、1歳くらいでは大人と同じくらいにまで減少します。また、赤ちゃん特有のむちむちの体躯は皮下組織に蓄えられた脂肪によるところが大きく、外部の圧力から保護する役割を果たしますが、生後1歳を過ぎると減少していきます。

頭皮を含めて肌がとっても弱いのです!

シャンプーを選ぶコツ

 (6607)

天然素材・無添加の低刺激シャンプー

大人用のシャンプーは、香料などの添加物が含まれているものが多いので、1才の子供には刺激が強すぎることもあります。家族で同じものを使用の際は、できるだけ刺激の少ないシャンプーを選ぶようにしましょう。

大人用で一緒に洗うのが楽に感じてしまう事もありますが、赤ちゃんだけは特別に刺激がないシャンプーを選ぶ事が大切です。
シャンプーは、石けんよりも洗浄力が強い商品なので、その分だけ肌の刺激にもなり
やすいから、石けんよりもさらにこだわって、良心的な商品を選んで使って欲しいなと思います。

 我が家で使用しているのは、やはり石けんが主成分の石けんシャンプーです。

 乳幼児さんには、まずはここらから試してみてはいかがでしょうか。赤ちゃんの場合は、
体を洗う石けんをそのまま洗髪にも使えばいいと思います。

 リンスにもぜひ、安心できる素材で製造された商品を選んでね。石けんシャンプーとペア
になっている商品を使用するのが一番ですが、我が家では、酢を薄めて使用し、石けん成分を中和しています。

 ちなみに、容器をプッシュすると、泡で出てくるタイプのシャンプーを使えば、お子さんが
自分で洗うときでも、濃い液を頭皮に付けすぎることなく、上手に洗えることと思います。

 ただし、ある程度大きくなると、皮膚の脂汚れが激しくなるので、石けんシャンプーでは
汚れが落ちなくて、洗った気がしないと言う場合もあると思います。

 合成のシャンプーにも、肌や環境に優しい質の良い物はありますので、表示を確認しな
がら、出来るだけ肌に優しい商品を選んでみてくださいね。

石鹸シャンプーを選ぶのもオススメ!

赤ちゃんのシャンプーをするコツ

 (6621)

「シャンプーが目にしみた」体験は、お風呂嫌いになる大要因に

赤ちゃんがお風呂嫌いになる原因の1つが、「洗浄料が目にしみて痛かった」という経験。大人でも洗浄料が目に入るとイヤなもの。赤ちゃんにとっては恐怖の体験といっても過言ではないでしょう。しかも繰り返し目に刺激を与えることは赤ちゃんが嫌がるばかりでなく、角膜そのものを傷つけることにもなります。赤ちゃんは、まばたきの数が大人よりも少なく、目に異物が入るのを防いだり、目に入った異物を取り除いたりするのが苦手です。目に異物が入らないように注意するだけでなく、万一入った時を想定して刺激やダメージの少ない物を選ぶようにしましょう。また、もしも目に入ってしまった時には、すぐに洗い流してあげてください。

目にシャンプーを入れないように洗うのも、コツになってきます。
・爪を立てない。
・表面の汚れを取りのぞく。

赤ちゃんの頭皮を洗う時、かさぶたに塗布したベビーオイルで膜の張った頭皮や髪は泡立ちません。だから最初は頭皮ではなく、ベビーオイルや皮脂汚れ、ほこりを表面から取りのぞく必要があります。

先ずはお湯で頭皮を優しく流して、少しのベビーシャンプーやベビー石鹸でクルクルと表面を撫でてください。あまり泡立たなくても、力を入れずに優しく洗い流します。

脂漏性湿疹のかさぶたがふやけて、指にあたるかもしれませんが、はがさずにそっとしておきます。お風呂で頭皮が柔らかくなっているので、かさぶたをはがすと頭皮が傷つく恐れがあります。

まずプレシャンプーを行います!
・指の腹で頭皮をクルクル。
・泡が足りないと力を入れやすいので注意。

表面の汚れを洗い流したら、もう一度ベビーシャンプーやベビー石鹸をとって泡立てます。今度は頭皮を洗いましょう。

指の腹でゆっくり円を描くように移動します。シャンプーや石鹸が足りないと、頭皮を痛めてしまうのでたっぷり使用するように心掛けます。

脂漏性湿疹の部分は、かさぶたが取れなくても大丈夫です。シャンプーで余分な皮脂や汚れを取り除くことが完治への近道です。かさぶたをはがさないように、指の爪ではなく、腹で洗うこともポイントです。

2回目は優しく丁寧に洗います♪
1回にシャンプーを終わらせようとしないで、まずはプレで軽く汚れを落としてから2回目でじっくり丁寧に洗ってあげると汚れも落としやすくなります。
よく産まれたての赤ちゃんがなってしまう脂漏性湿疹になってしまった時も、この方法で洗ってあげましょう。
 (6627)

あなたにオススメのコンテンツ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする